鹿児島は、本土に加え26もの有人離島からなる九州南部に位置する県です。県庁所在地の鹿児島市と桜島を含む薩摩・大隅地方と離島の薩南諸島からなり、離島は屋久島と種子島を含む大隅諸島、トカラ列島、奄美群島に分けられます。最南端は沖縄に近い与論島。離島が多い為、鹿児島空港をはじめ、奄美空港、徳之島空港など空港も全部で8つあり、本土と離島間を結んでいます。世界遺産に登録されている屋久島をはじめ、多くの雄大な自然が残る鹿児島には、人気の観光スポットがたくさん。鹿児島のシンボルでもある活火山の桜島、温泉で有名な霧島、指宿、開聞岳、そして美しい海が魅力の種子島、奄美大島、与論島などの離島も見逃せません。また、黒豚、鰹、キビナゴなど、豊かな自然に育まれた鹿児島ならではの美味しい食材も多く、薩摩揚げ、鹿児島ラーメン、王道スイーツの白熊なども人気です。
鹿児島は温帯から亜熱帯に亘る南北約600kmもの広大な県域で、南部と北部では気候が異なりますが、全般的には平均気温が高い温暖な地域です。また、夏から秋にかけては台風の影響を受けやすく、台風の上陸数は全国一。6月の梅雨時期は東京の2倍以上もの雨が降ります。そこで旅行に適したベストシーズンは、台風時期の夏を避け、雨も少なく穏やかな気候の春になります。鹿児島最大級のイベントであるかごしま春祭大ハンヤも4月下旬に開催。秋は紅葉が美しく食べ物が美味しい季節。冬は比較的で雪が降るのはまれ。亜熱帯に属する離島の中でも屋久島は年間降水量が東京の約3倍と、とても雨が多い島。旅行時は雨具は必携です。
鹿児島市は錦江湾(鹿児島湾)に浮かぶ活火山の桜島を望む薩摩半島に位置。市内には、西郷隆盛像、世界遺産に登録の反射炉跡がある仙巌園、繁華街の天文館などの観光スポットが。鹿児島空港から近い霧島は神話の地でキリシマツツジも有名です。鹿児島市の南に足を延ばせば有名な指宿温泉があり、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳も外せません。大隅半島最南端の佐多岬は種子島や屋久島が眺められる絶景スポット。
鹿児島空港から鹿児島中央駅まではバスで約40分、霧島温泉郷までは約30分。
鹿児島市内からフェリーで行ける「桜島」には、噴煙を上げる様子を眺められる展望所があり、自然の神秘を感じる絶景が楽しめます。日本最大級の足湯がある桜島溶岩なぎさ公園も人気。
九州最大級の花火大会が「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」。鹿児島港本港区で8月に開催され、迫力ある大玉花火や創作花火など、約15,000発が優雅に鹿児島の夜空を彩ります。
黒豚や鰹なども有名ですが、今や全国のスーパーやコンビニでも売られている鹿児島発祥のスイーツと言えば「白熊」。氷に練乳をかけ、フルーツや豆類をのせたもので、その本家が天文館むじゃきというお店。
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1993年に世界自然遺産に登録された屋久島。亜熱帯にある離島でありながら、2千メートル級の山々が連なり、亜寒帯にまで及ぶ多様な自然が魅力。中央部には日本百名山の一つで九州最高峰の宮之浦岳が聳え、もののけ姫のモデルとなったとされる苔むす森の白谷雲水峡、千尋の滝、大川の滝、ヤクスギランド、西部林道などの人気観光スポットが点在。縄文杉を見に行く登山コースも人気です。
屋久島空港から集落がある宮之浦まではバスで約15分、安房まではバスで約10分。
屋久島の中でも一二を争う人気の観光名所が「白谷雲水峡」。苔むす森(通称もののけ姫の森)と太鼓岩は『もののけ姫』のモデルとしても有名。湿度が高い渓谷ならではの美しい苔の世界が広がっています。
離島でありながら海ではなく山が観光のメインである屋久島では、海開きならぬ「森・水開き」を毎年春に開催。観光客の安全を祈願する神事で、白谷雲水峡の清流を前に祈りが捧げられます。
島の周りを黒潮が流れる屋久島は、黒潮にのって移動する回遊魚のトビウオがよく穫れるところ。国内で水揚げされるトビウオの約2割が鹿児島産でそのうちの約7割が屋久島産。「トビウオの唐揚げ」が名物。
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鉄砲伝来の地として知られる種子島は、鹿児島の離島の中では最も東に位置し、面積は奄美大島、屋久島に次いで3番目の大きさ。日本で唯一の実用衛星打ち上げ基地「種子島宇宙センター」があり、ロケット打ち上げ時には全国から大勢の見物客が詰めかけます。古式銃を展示している鉄砲館、犬城海岸、喜鹿崎灯台、千座の岩屋、門倉岬などの観光スポットがあり、サーフィンやダイビングなどのマリンアクティビティも盛んです。
種子島空港から西之表市街地まではバスで約30分。
“日本で一番宇宙に近い島”とも呼ばれる種子島で一番の人気観光スポットが「種子島宇宙センター」。敷地内には、大型ロケットの発射台や宇宙科学技術館などが設けられていて、宇宙への興味がかきたてられます。
鉄砲伝来を記念して毎年8月に開催されるお祭りが「種子島鉄砲まつり」。豪快な火縄銃の試射は迫力満点。南蛮行列や団体手踊り、演芸大会、花火大会などが行われ、西之表市一帯が祭り一色に染まります。
種子島の最南端、南種子町の特産地鶏が「インギー鶏」。そのインギー鶏を使ったインギー鶏の刺身、インギー汁が名物で、島にはインギー鶏専門店もあります。安納芋を飼料に育てられ、その濃厚な味わいが人気。
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奄美大島は、佐渡島に次ぎ3番目(北方領土除く)に大きな島。奄美群島国立公園に指定されている自然豊かな鹿児島の離島です。東洋のガラパゴスとも呼ばれ、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギ、県鳥のルリカケスなどが生息。広大なマングローブ原生林が広がり、貴重な動植物の宝庫になっています。黒潮の森マングローブパーク,大浜海浜公園、奄美フォレストポリスなど自然を生かした観光スポットが人気。
奄美空港から島内最大の市街地がある名瀬まではバスで約50分。
丸い石が打ち寄せられた光景が特徴の「ホノホシ海岸」。太平洋の外海に面しているため、荒波にもまれて丸みを帯びたもので、波が引くときには石が擦れる太鼓のような音が聞こえます。
8月には島内最大のイベント「奄美まつり」が奄美市の名瀬で開催されます。花火大会や舟こぎ競争、相撲大会、パレードなど多彩な行事が4日間にも亘って開催され、島内は祭り一色に。
奄美大島の郷土料理と言えば「鶏飯(けいはん)」が有名。丸鶏をじっくり煮出したスープに鶏のほぐし身、しいたけ、錦糸卵、柑橘類の皮、パパイヤの漬物、ネギなどの島素材の具がたくさん添えられ奥深い味わい。
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徳之島は奄美大島の南にある奄美群島の一つ。 手つかずの大自然が残る離島で、素朴な南の島の文化が味わえるのが魅力。海底洞窟のウンブギ(陸の海)、景勝地の金見崎、犬田布岬、大瀬川の滝、美しいビーチの瀬田海海浜公園、ムシロ瀬、熱帯植物とポニーやヤギとの触れ合いが楽しめる徳之島フルーツガーデンなどの観光スポットがあります。闘牛大会やトライアスロン大会も人気。
徳之島空港から集落がある亀津周辺まではバスで約50分。
奇勝「犬の門蓋(いんのじょうふた)」は、数多の絶景が見られる徳之島の中でも突出したユニークさを誇る観光スポット。隆起したサンゴが季節風や荒波に浸食され、断崖奇岩の光景を作り出しています。
徳之島では闘牛大会が盛んで5つの闘牛場があります。牛同士がぶつかりあう激しい技の攻防に、勢子や応援団、観客が一体となり盛り上げるその熱い光景は南国ならではの迫力。徳之島なくさみ館では映像で楽しめます。
徳之島の名物は鶏飯、油そうめんなど色々ありますが、最近注目されているのが、徳之島産の「徳之島コーヒー」。試行錯誤の上約20年の歳月をかけて完成したその味は、コーヒー大手の「AGF」にも認められるほど。
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喜界島は、奄美大島の東約25kmに位置する周囲約48kmの小さな島です。島の殆どが石灰岩で出来ており、手つかずの自然が多く残されています。透明度の高い海が魅力で、スギラビーチ、池治海水浴場、小野津海岸などでは美しい熱帯魚やサンゴを間近で見ることが出来ます。また、トンビ崎海岸周辺 、荒木海岸、百之台、阿伝集落・嘉鈍集落が国立公園に指定。源平関連の史跡など歴史にまつわるスポットも多数。
喜界空港から集落まではバスで約5分。
喜界空港のすぐ裏手にある「スギラビーチ」は島屈指の絶景ビーチで、振り返れば喜界空港の滑走路という不思議なロケーション。また、喜界島の最北端には「ハワイビーチ」という名のビーチも。
毎年4月下旬にはスギラビーチにて「海開き」が行われます。神事だけでなく海難救助訓練や子供たちによる宝探し、シーカヤック教室なども開催。
喜界島では車エビの養殖が盛んです。アメリカのオバマ前大統領の来日時、安倍首相と会食した銀座の名店すきやばし次郎で食べたお寿司のネタのひとつが、喜界島で育った車海老で、その美味しさはお墨付き。
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沖永良部島は、鹿児島市から南へ552kmのところに浮かぶ周囲55.8kmの島で、隆起サンゴ礁で出来ています。平均気温は22℃。四季を通じて熱帯や亜熱帯の花々が咲き、また東洋一の昇竜洞をはじめ300近くもの大鍾乳洞群を有することから“花と鍾乳洞の島”とも言われています。フーシャ(潮吹き洞窟)、後蘭孫八の城跡、田皆岬、日本一のガジュマルなどの観光スポットがあり、ハブがいない島としても知られています。
沖永良部空港から最大の集落である和泊までバスで約20分。
沖永良部島の西南部にある「昇竜洞」は、昭和38年に発見された鍾乳洞で、全長3,500mのうち一部の600mのみが一般公開。鍾乳石・石筍・石灰華などが随所に発達し幻想的な世界を作り出しています。
毎年3月、花が咲き乱れる笠石海浜公園で開催されるのが「花の島 沖えらぶジョギング大会」。全国から2千名以上もの参加者が来島する沖永良部島の名物イベントです。フラワーフェスティバルも同時開催。
ちんすこうと言えば沖縄が有名ですが、沖永良部島にもちんすこうがあります。中でも人気なのが「沖永良部島型ちんすこう」。サクッとした食感ながらキメの細かい仕上がりで沖永良部島のお土産に最適。
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鹿児島県最南端の島が「与論島」。沖縄本島最北端の辺戸岬まではわずか約22km。サンゴ礁に囲まれた温暖な島で“東洋の真珠”とも言われています。薩摩と琉球を融合した独自文化も魅力で、サーターアンダギーやもずくそばなどの名物も。百合ヶ浜、大金久海岸などの美しい海はもちろんのこと、与論民俗村、ユンヌ楽園、赤崎鍾乳洞、サザンクロスセンターなど見どころもいっぱい。
与論空港から集落がある茶花まではバスで約10分。
大潮の干潮時に姿を現す砂だけの島「百合ヶ浜」は与論島一の人気観光スポット。その奇跡のような美しさを一目見ようと、夏場のハイシーズンは観光客で浜があふれかえるほど。
与論島最大のイベントが毎年3月に開催される「ヨロンマラソン」。島民が一丸となって盛り上げる大会で、前夜祭のウェルカムパーティから大盛り上がり。絶景を見ながら走れるのも魅力。
与論島の名物グルメと言えば「モリンガ麺」。モリンガとはハーブの一種で、栄養豊富な食品として最近注目されています。コシとモチモチ感が特徴的な麺で、与論島内の食堂で食べられます。
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