写真:古都の U助
地図を見る京都市下京区にある佛光寺は、「仏光寺」の表記もよくされていますが正式には「佛光寺」といいます。浄土真宗佛光寺派の本山で、京の通り名の1つ「仏光寺通り」はこのお寺の北側を通ることからの由来とされています。
佛光寺の境内には京都市区民誇りの木に選定されているイチョウをはじめ、立派なイチョウの木があり、秋に黄色く色づく姿は大変見ごたえがあります。
また写真の御影堂門の他佛光寺には、東側の高倉通りに面して阿弥陀堂門(本堂門)、勅使門 、玄関門と4つの門があり、塀と門が並び続く様も特徴的な景観となっています。
写真:古都の U助
地図を見る佛光寺は秋のイチョウも素晴らしいですが、春の桜も見逃せません。
境内にはソメイヨシノも咲きますが、特に美しいのが阿弥陀堂と大師堂(御影堂)の間に咲く3本の枝垂れ桜です。
これは昭和47年に秩父宮、高松宮、三笠宮によってお手植えされた由緒正しいもので、少し濃い目のピンクに目を奪われます。
写真左側の建築は、明治37年に再建された阿弥陀堂で正面が約16メートル、側面が約21メートルもの大きさがありますが、さらに隣にはもう一回り大きい大師堂が並び立ち、真宗独特の伽藍形式となっています。
阿弥陀堂と大師堂は、参拝時間内は靴を脱いで、自由にお参りする事ができます。
写真:古都の U助
地図を見る佛光寺の境内には、2014年11月にオープンした素敵な和の空間を生かした「d食堂」と、京都セレクトをテーマに地場産業や工芸品、雑貨等を扱う「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」があります。
それらの店舗は「D&DEPARTMENT」、「佛光寺」、「京都造形芸術大学」との協議によって誕生した店舗です。
「D&DEPARTMENT」はロングライフデザインをテーマに暮らしや観光をデザインし、家具や雑貨を販売する店舗とカフェを展開しており、佛光寺内のショップは全国10店舗目としてオープンしています。
食堂内は座敷を生かしたワンフロアで、座卓とチェアがとてもモダンな空間となっており、座り心地も他にはなかなか無い物でとても快適です。
この「d食堂」は、以前は朝の説法や地域の行事などに使用されていた茶所を利用したもの。写真左側の窓ガラスの向こうに阿弥陀堂や大師堂があるので、席からの光景も四季折々に大変見ごたえがあります。
写真:古都の U助
地図を見る手前は焼きおむすびの出し茶漬け(1000円)、奥は季節ごとの食材を生かした一汁三菜の定食、京都定食(1200円)です。
「焼きおむすびの出し茶漬け」に使用されている、京都市上京区にある澤井醤油の醤油や、右京区の鳴海屋のぶぶあられ(お茶漬け用の小さいあられ)等は、「D&DEPARTMENTKYOTO by 京都造形芸術大学」のショップで販売されているので、気に入れば購入することも可能です。
また、食堂とはいってもぜんざいや黒ごまプリン、抹茶クリームあんみつなどの甘いものもあるのでカフェ使いにもおススメです。
好立地にもかかわらず、京都・佛光寺は町中にあるオアシス的な境内が魅力の寺院です。
他の寺社と比べればピーク時の人出でも少ない方で、日常から離れた空間が広がります。ぜひ一度お訪ね下さい。
「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」のショップ内の紹介は、下記の「佛光寺境内にデザインショップがオープン!京都の名品が一堂に集結」に詳しくまとめられているので、MEMO欄よりぜひ合わせてご覧下さい。
※「d食堂」と「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」は水曜定休
この記事を書いたナビゲーター
古都の U助
旅とお出かけ、グルメとにゃんこが大好物です!目下の悩みは愛猫の出かけないでアピールと、食べ歩きでいつも嫁が勝手に好きなものを注文してしまうこと。。京都を中心に、様々な情報を発信できたら良いなと思ってお…
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