写真:Hiroko Oji
地図を見るインスブルックから日帰りできる範囲にあるシュトゥーバイタールへは、駅前のバスターミナルから出るトラムやバスで簡単にアクセスできます。その谷の最奥には標高3165メートルにあるトップ・オブ・チロルが控えています。
途中には雄大な岩山の麓にそれぞれ可愛らしい村が広がり、お花で溢れた民家が軒を並べています。各村には赤や緑のとんがり屋根や玉ねぎ型の屋根を持つ教区教会が村を見守るように佇んでいて、周りの長閑な風景に溶け込んでいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る夏でも滑れる氷河スキー場があるのはトップ・オブ・チロル。
インスブルック駅前のバスターミナルから出るバスで1時間半で到着するムッターベルクアルムからは、トップ・オブ・チロルまで3本のゴンドラを乗り継いでいくことができます。
標高3165メートルの所にはレストランの建物があり、スキーやスノーボードのレンタルもできる設備が用意されています。雄大な風景をバックに優雅に滑り降りてくるととても気持ちいいことでしょう。滑ることが目的でなく、ただただ風景を眺めるだけでも十分訪れる価値のある所です。
帰りには途中駅からハイキングをしながら下るコースも用意されていて、小さいお子様から年配の方までそれぞれの体力に応じて楽しめるようになっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る谷の中にある村の一つフルプメスは村自体がお花であふれる民家で埋め尽くされ、村の中を歩くだけでも目を楽しませてくれます。
その村の端っこにあるゴンドラを乗り継いで上ったところがシュレック2000!山上から少しインスブルック方面へ戻る方向にあるのが、ガラス張りの通路が突き出た展望台で、ここからシュトゥーバイタールの谷が一望のもと。
眺めを楽しんだら、来た道を戻り、山上駅を通り越して四方八方に広がるハイキングルートを歩いてみましょう。その一つ、センヨッホの頂上へ向かうルートにもお花が溢れ、山の雄大な風景と可憐なお花が競演しています。センヨッホの頂上には可愛い素朴な十字架がたっていて、もの足りなければ先に進むのもよし、引き返しても、ぐるりと迂回するルートを選ぶのもよし。ご自分の体力に合わせてこの風景を楽しんでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこのシュトゥーバイタールの谷の中心になるのはフルプメスやノイシュティフトで、スキーヤーやハイカーのためのお宿もたくさん用意されています。
バルコニーや窓辺をお花で埋め尽くし、壁絵が美しい建物を利用しており、どのお宿にも泊まってみたくなるような魅力が溢れています。
他にもテルフェス、ミーダース、シェーンベルクなどと言った村があり、それぞれが教区教会のもとにまとまった集落として、魅力を振りまいています。また、インスブルックからフルプメスを結ぶトラムのシュトゥーバイタール鉄道で訪れることのできるムッタースやナッタースなども、素晴らしい景観を誇る村ですので、お時間が許せば是非、お立ち寄りくださいね。
どの村の教会も天に向かってまっすぐ伸びるとんがり屋根や玉ねぎ頭の屋根を持ち、中の天井画が大変素晴らしく、美しい壁絵や装飾画で埋め尽くされているので、これも必見と言えることでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見るシュトゥーバイタールの各村のお家はどこも、バルコニーや窓辺やお庭は色とりどりのお花で溢れています。
華やかな色どりであったりシックな組み合わせであったり、それはオーナーさんの腕の見せ所なのでしょう。
またお花だけではなく、壁絵の素晴らしさも各村どうし競い合うようで見応えがあります。
同じ色合いや組み合わせがほとんどなく、どれも美しい町並みを作りあげる一コマになっています。
背後に広がる山の風景や牧草地、教会の建物もマッチした眺めは、心和むばかりです。
このようなバルコニーで読書をして時を過ごすのもいいかもしれませんね。
シュトゥーバイタールの村、どこを訪れても、素敵な村にちがいありません。
トップ・オブ・チロルから戻るときには、ムッターベルクアルムから乗車し次のバス停で降り、15分ほど山間の川沿いに入って行くと、グラヴァ滝という豪快な滝の眺めも楽しめます。
こういったハイキングコースも多種多様で、それぞれの方の好きな過ごし方で長閑な谷、雄大な自然の風景を楽しんでくださいね。
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(2024/4/19更新)
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