写真:藤田 聡
地図を見るホタル観賞は20時前後が見頃なので、通常は夜に現地に到着すれば十分です。しかし、箱島には昼間に到着して、観光名所でもある日本名水百選の箱島湧水を見学しましょう!
箱島湧水へは、高台の駐車場から徒歩10分弱です。最初に滝のような名水の流れが見えますが、源流部は一番奥にあります。水質保護の柵の中で、杉木立の根本から大量の水が湧いています。この美しい名水により、天然のホタルが育ちます。
写真:藤田 聡
地図を見る箱島には緑豊かな田園風景の中に、名水を利用したホタル保護地が3つあります。箱島湧水に一番近い、箱島ホタル第一保護地は草むらに見えますが、細かい水路に名水が流れるビオトープになっています。柳の木が特徴的ですが、ホタルも柳の周辺に多く居るので、この付近が特等席です。
箱島湧水見学の際に、駐車場の下見もしましょう。第一駐車場は満車の場合もあるので、第二駐車場も下見しておくと安心です。第二保護地と第三保護地は県道35号線の北側にあり、駐車場も別にありますが徒歩でも行ける距離です。
群馬県には温泉が多く、周辺にも日帰り温泉施設が沢山あるので、温泉に浸かって夜を待つのがおすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る箱島では「蛍祭り」のようなイベント期間は設定されず、自然のホタルを自然のまま楽しみます。ホタルの見頃は6月中旬からですが、6月下旬が一番のおすすめ。最初は大型のゲンジボタルが発生しますが、遅れて小型のヘイケボタルも発生し、6月下旬には両者を同時に見られます!
強くて太い横一直線の光がゲンジボタルで、周辺の細い点線がヘイケボタルです。淡い光を写真に収める為に、感度を上げると夜でも明るく写ります。今回の写真は合成は一切行っておらず、シャッター速度30秒での撮影です。30秒という短い時間でも、これだけのホタルを実際に見る事が出来ます!
箱島では三脚も使用可能で、ホタル撮影にも向きます。しかし、フラッシュ禁止はもちろん、AF補助光も事前に塞いでおく必要があります。詳細は別記事「ホタルと清流の絶景!熱海梅園「ほたる観賞の夕べ」写真撮影法」で紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後にリンクあり)
写真:藤田 聡
地図を見る一般的なホタルの名所では、幼虫を養殖・放流して育てますが、箱島のホタルは天然です。厳しい自然環境の中で、自然発生するホタルは元気が違います。箱島では「高飛び蛍」が名物で、木を飛び越えるような高度までホタルが飛ぶ事で知られます。
ホタルは写真のように柳の周辺に多く居るので、第一保護地では柳付近が特等席です。箱島ではホタルの光で川が分かる「川なり蛍」も名物で、箱島湧水下流の第二保護地で見る事が出来ます。
写真:藤田 聡
地図を見る蛍の写真撮影が目的の場合、強い光で明確に写るゲンジボタルに魅力を感じます。写真は目前をゲンジボタルが上昇して行き、「高飛び蛍」になった時の様子。ゲンジボタルは7月に入ると減少するので、6月中がおすすめです。
ヘイケボタルは7月に入るとさらに増加するので、肉眼で鑑賞するなら7月もおすすめ。宝石箱をひっくり返したように、草むらの中でヘイケボタルが沢山光り輝いている様子にも、独特な魅力があります!
群馬県には、他にもホタル鑑賞スポットは沢山ありますが、やはり日本名水百選の箱島が断然おすすめです!
他におすすめのホタル名所が、志賀高原の石の湯ロッジと「ほたる温泉」です。6月から8月までホタル観賞出来ますが、最盛期は7月下旬。群馬県側の温泉旅館からも送迎バスが出る、大人気の観賞スポットです。詳細は別記事で紹介しましたので、併せてご覧下さい。
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(2024/11/11更新)
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