桜を見に出かけたのですが、この大きな木に惹き寄せられました。
中立売通門(なかだちうりどおりもん)から入って左手にあります。10m近くあるでしょうか。何度も通っている京都御苑で、モクレンは初めて見つけました。
桜は遠くから眺める方がいいと言いますが、モクレンは近づいて見ることをおすすめします。こぶし大以上の大きな花は見応えたっぷり。
「木蓮」と書いて、アジアにしか育たない花だと思っていましたが、アメリカにもたくさんの品種があるそうです。何かに似ているなぁ・・・・と思っていたら、そう、「マグノリア」の仲間でした。
ここで見つけたモクレンは紫。桜とはまったく違う存在感と華麗さがなんともいえず魅力的です。
もっとモクレンが見たくて御苑内を歩いていたら、枝を周囲に広げ、頭を垂れて咲く白いモクレンを見つけました。
こちらは「猿が辻」と呼ばれる御所の北東角の横にある森の中です。
見事な枝振り、そして、ここにはなんとも不思議な空気感が漂っています。桜のようにたくさんの人に囲まれてはいないのですが、この美しさに惹かれた人がまばらに・・・。
モクレンの別名は「コンパス・フラワー」。蕾が必ず北を向くからだそうです。植物が方向を示してくれるなんて、不思議ですね。
大輪の花を咲かせ、咲き終わった後の姿はなんとなく、クチナシの花に似ている気がします。モダンな花ですが、化石からも発掘される歴史の古い花です。花言葉は「自然への愛」。
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(2023/12/5更新)
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