牧歌的な富良野を満喫!田園に囲まれたJR富良野線「学田駅」

牧歌的な富良野を満喫!田園に囲まれたJR富良野線「学田駅」

更新日:2015/05/01 13:35

北海道の中央地帯にある「富良野」。
ゆるやかな大地に田園風景が広がる、のどかな場所です。その北海道らしい景観に、虜になってしまう方はたくさんいるでしょう。

そんな田園風景の中にポツンとたたずむ、JR富良野線の「学田駅(がくでんえき)」。見ていて、ホッと一息つきたくなる鉄道風景です。富良野ならではの空気を味わうのにピッタリ。

ぜひ富良野に訪れ、ちょっと足を伸ばしてこの駅に立ち寄ってみましょう!

市街地の間近にある、ローカル線の牧歌的な駅

市街地の間近にある、ローカル線の牧歌的な駅
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「学田駅」があるのは、富良野の市街地から北へ、およそ3キロ移動した場所。富良野駅から向かった場合、鉄道でわずか2分、自動車でも6分〜7分ほどでたどり着けます。徒歩でもかかる時間は35分前後。

そんな学田駅の周囲に広がるのは、のどかな田畑の風景。そして、バックに連なる防風林。
この防風林のお陰で、どことなく見守られている感じがして、物寂しさがやわらぎます。

鉄道でおとずれる場合ですが、JR富良野線のダイヤは通常1〜2時間に1本という少なさ。
時間帯によっては、学田駅に停まる便の間隔が4時間も空きます。旭川方面への便は7時台〜11時台、富良野方面への便は10時台〜14時台といった具合。あらかじめダイヤを調べておくのは必須と言えるでしょう。

自動車でアクセスする場合、国道237号線や道々759号線からになりますが、その際に注意が必要です。駅舎やホームの構造はとてもシンプルなもの。そのため、周囲の景色に溶け込んでおり、走りながらだと駅の姿を見落としやすいです。

簡素な駅舎と板張りのホーム

簡素な駅舎と板張りのホーム
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駅舎はとても簡素なつくりで、まるで道路脇にあるバス停のような外見です。ホームの構造も、板張りで出来たシンプルなもの。あえて工夫を挙げるとしたら、申し訳程度に緑色のペンキが塗られているくらいです。

ホームの長さは、列車1両分というわずかなもの。あまりに短いため、2両編成の列車が停まると、片方の車両が駅からはみ出してしまいます。そのため停車中には、列車が踏切をまたぐことに。

これらの光景は、まさにローカル線らしさを体現しています。

富良野方面の景色は見応えあり

富良野方面の景色は見応えあり
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学田駅から富良野方面に目を向けると、そこには雄大な山々が連なっています。奥に見えるのは、北海道百名山に数えられる芦別岳。高い山らしく、暖かくなってきてもしばらく雪が残り、6月を迎えても積雪が見られます。

芦別岳より手前には、比較的なだらかな山があります。その山の斜面に見える、新富良野プリンスホテル。緑の中にそびえ立つその姿には、どこか気品があふれています。

ちなみに、新富良野プリンスホテルの周辺には、「風のガーデン」や「富良野ロープウェー」などの観光の目玉があります。
学田駅というローカル線の風景以外で、もっと富良野を満喫したいという方は、そちらにも行ってみるといいでしょう。

走り去る列車の撮影は、ぜひ望遠レンズで!

走り去る列車の撮影は、ぜひ望遠レンズで!
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ローカル線を走るワンマン列車。そのコンパクトな姿は、写真の枠内へ収めるにはもってこい!ぜひカメラで構えて、その姿を旅の記録として残しましょう。

一眼レフやミラーレスなど、レンズ交換型カメラを持っているなら、撮影は望遠レンズがオススメ。列車とまわりの風景が、とても雰囲気良く仕上がります。
注意点としては、望遠レンズを使用すると写真がブレやすいということ。列車は動いているので、狙い通りの構図で撮るのも一苦労。

撮影に失敗しないためには、構図にあまりこだわらず、連写機能を使ってひたすら写真を撮りましょう。その際、撮影モードをシャッタースピード優先にし、必ず露出時間を短くしてください。

そうすると、たくさん撮った写真の中から、ベストショットを得ることができます。

おわりに

富良野らしい牧歌的な風景を味わえる学田駅。素朴なホームには味わいがあり、駅から走り去るワンマン列車は情緒にあふれています。

北の大地を、穏やかな気分で満喫するひととき。ぜひ富良野に訪れ、そしてこのローカル線の駅に立ち寄ってみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/25 訪問

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