大歩危峡といえば「祖谷のかずら橋」が有名です。趣ある建物が立ち並ぶお土産街もあったりと、毎日多くの観光客が訪れています。
しかし、意外と知られていない「奥祖谷二重かずら橋」こそが、ぜひ行って欲しいスポットなのです。
この「奥祖谷二重かずら橋」は穴場スポットなので「祖谷のかずら橋」と違い、じっくりと楽しむことができます。
「男橋」と「女橋」の二本の橋がかかっており、「祖谷のかずら橋」と同じ入場料(550円)で二本のかずら橋を楽しめます!
かずら橋の足場から垣間見える川の流れにドキドキしながらわたる……大歩危を訪れたならばぜひ体験してみて下さい!
「奥祖谷二重かずら橋」をおススメするもう一つの理由として挙げられるのは、「野猿」(やえん)というものに乗ることができること。
この「野猿」とは、いわば”人力のロープウェー”といえるもので「屋形」と呼ばれるゴンドラに乗り込み、ロープを自分で手繰って対岸に向かいます。
この様子が猿に似ているから「野猿」と呼ばれるようになりました。
30年前までは交通手段として実際に使われていたそうです。
浮遊しているかのようにじっくりと大歩危峡の自然を体感できるのはここだけです!ぜひ、乗ってみてください!
「奥祖谷二重かずら橋」のすぐそばに「祖谷かかし村」という大きな看板が目に入ります。
そこを訪れると真っ先にたくさんの村人に出迎えられます。正確には、たくさんのかかし達です。
最初は害獣除けのかかしだったのですが、そのユーモアラスな風貌が話題を呼びどんどん増えていきました。
現在では、村人よりもかかしの方が多いのだとか。
最初はドキッとする光景ですが、見るうちに動かないはずのかかしが活き活きとして見えるのは決して気のせいではないはずです。
かかし達に出迎えられる感覚をぜひ、味わってみてください!
大歩危峡は子泣き爺の生まれた地(諸説あります)と言われており、「児啼爺の石像」があります。
またそれだけでなくこの付近では数多くの妖怪の伝承が残っており、妖怪マニアには見逃せない妖怪スポットとして知られています。
「児啼爺の石像」へ向かう、県道272号線沿いには地元の方が作られた妖怪の木像が立ち並んでおり、たくさんの妖怪と触れ合うことができます。
不思議なことに、児啼爺だけではなく大歩危峡出身の妖怪というのは数多くいるそうです。
大歩危峡の雄大な自然が、昔の人々の想像や空想をかき立てていたのかもしれません。
クリエイティブなお仕事をされている方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
道案内に「妖怪の里」という山の上にある場所に向かう看板がありますが、そこへは余裕があればぜひ行ってみてください。
驚くべきものがあなたを待っているかも……しれません!
大歩危峡に訪れたのならぜひ注目してほしいものがあります。それは民家です。
ものすごく独特の建築をなされています。
かずら橋はその昔、自然の中で生きていく術として生まれてきたものです。
とすると、民家の独特の建築法もかずら橋に通ずるものがあるのではないでしょうか?
また違った視点での大歩危観光を楽しんでください!
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(2024/10/15更新)
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