写真:Hiroko Oji
地図を見る長さ204キロメートル、水深は最深部で1308メートルもあるというソグネフィヨルドは、ベルゲンの町から簡単にアクセスできます。
世界遺産に指定されているブリッゲンのあるベルゲンから鉄道でミュールダールへ向かい、そこでフロム鉄道という登山列車に乗り換えます。
途中には落差93メートルのショースの滝があり、ここで停車し10分間ほどフォトタイム。
音楽と共に滝の流れ落ちる大きな岩の上から妖精が姿を現し、しばしダンスを披露するというショーも見られます。
その後、急勾配の全長20キロメートルを1時間近くかけて、フロムという小さな町へ到着。フロムでは、ハイキングやカヤック、ミニトレイン乗車などのアクティビティも用意されています。
フロムからは、フェリーに乗りグドヴァンケンに向かいましょう。
この区間が、フィヨルド観光最大の目玉となるのです。
枝分かれした細い先端部分の女性的な景観のネーロイフィヨルドとアウルランフィヨルドを合わせて観光できるコースです。
グドヴァンケンからはバスに乗り換え、途中スタルハイムから谷を見下ろす風景を眺めてヴォスの町へ向かいます。
唯一冬でも(冬季は減便もありますが)同じルートの観光が楽しめるソグネフィヨルド。
登山鉄道とフェリー、バス、鉄道と違った乗り物を体験できるコースですので、ぜひいらっしゃってください。
写真:Hiroko Oji
地図を見るノルウェー第4の都市で、町の中心には、17世紀からの古い白い板壁の家並みが建ち並ぶのがスタヴァンゲルです。
スタヴァンゲルには鉄道駅もありますが、港町なので、フェリーも発着する大きな港や漁船の出入りする船着き場もあり、魚市場や野菜市場が開かれ、とても活気のある様子が見られます。
一筋海から離れた路地に入って行くと、そこは、白壁に映えるように、色とりどりのお花がお庭に植えられ、歴史を感じさせる石畳の両側を白い家並みが飾っている旧市街。
家々の合間から、お花でいっぱいの庭の向こうに港の風景も見え、当てもなく散策するのが楽しくさえなってきます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る次にご紹介するのが、五大フィヨルドの中では一番南に位置するリーセフィヨルド。「教会の説教壇」という意味を持つそのプレーケストーレンは、フィヨルドからそそり立つ600メートルの高さを誇る垂直な巨大岩壁なのです。
ここへはひとつ、船とは違った方法でアクセスしてみましょう。ちょっとしんどい目にあいますが、その価値がある絶景ポイントがあるのです。
スタヴァンゲルの港→(フェリーで約30分)→タウ
タウの船着き場→(バスで約35分)→プレーケストール・ヒュッテ
プレーケストール・ヒュッテは、プレーケストーレンへのハイキングの拠点、宿泊施設と土産物屋や観光案内所が設けられています。目的地までと目的地にはトイレがありませんので、是非ここでトイレを済ませてハイキングに出発しましょう。
あとは、自力で山道を上るだけ!登山道は片道約2時間、基本的にほぼ整備され歩きやすい道ですが、途中は大きな岩場を上る場面もあり、しっかりしたシューズを用意されることをお勧めします。
最後に上り下りを繰り返し、輝くような水色のフィヨルドがちょこっと見えればもうしめたもの、その先に待っているのがプレーケストーレン!
プレーケストーレン自体も大きな一枚岩の岸壁で、てっぺんは広く平らな休憩場所。が、その淵に近づいて行って600メートルの切り立った崖下を覗き込むと吸い込まれて行ってしまいそう!
眺めを堪能したら、帰りはのんびりと、来た道を下って行きましょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見るガイランゲルフィヨルドへは、オスロから列車でドンボスまで行き、そこでラウマ鉄道に乗り換えてオンダルスネスまで移動。この間は険しい山々とラウマ川の美しい渓谷風景で人気が高いルートです。
その後はバスに乗って「トロールスティーゲン」(トロルの梯子段といういう意味で、トロルとはノルウェーの民話に出てくる妖精のこと)というこれまた絶景ルートをバスで進みます。九十九折になっていて、どんどん高度を上げていくその眺めが感動そのもの!途中リンゲからエインスダールの区間をフェリーで移動します。バスの運転手さんは眺めの良い所で「フォトストップ!」と叫び、何か所かで乗客にお楽しみのひとときを与えてくれます。
ガイランゲルは山の斜面に開かれたガイランゲルフィヨルド観光の拠点となる小さな町。ホテル数軒とお土産物屋さん、観光案内所レストランなどが船着き場のそばにあります。
この町から山道に入りハイキングをしてフィヨルドを見下ろすのもよし、フェリーに乗ってヘルシルトという村までお出かけし、落差は低いけれど迫力あるヘルシルトフォッセンを眺めに行くのもよし。
もちろんガイランゲルでぼんやり過ごすのもこの上ない幸せを感じられることでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見るハダンゲルフィヨルドはベルゲンかヴォスの町を拠点にして日帰りで訪れられます。コースの途中にはウトネやロストフースといった美しい風景に囲まれたリゾート地もあって、このあたりで宿泊することも可能です。
ここでは、コースの一例 「ヴォスからベルゲン」をご紹介します。まず、ヴォスの鉄道駅前から出るバスに乗ってウルヴィックへ移動。ウルヴィックからはフェリーに乗り換えてフィヨルドクルーズに出発し、アイフィヨルドへ向かいます。このアイフィヨルドでいったん下船してバスに乗り換えハダンゲルヴィッダ高原の奥にあるヴォーリングフォッセンを見に行きましょう。
ヴォーリングフォッセンは、ハダンゲルヴィッダ高原の西の端にある落差182メートルの滝。滝壺を見下ろす地点に上って行っていくと、周辺の長閑でピンクのお花が咲き乱れる風景や、滝の源流方面および下流方面を楽しめる開放感あふれる眺めが待っています。
滝の風景を楽しんだら、再びバスに乗って、途中ビジターセンターで一休みし、フェリーに戻りましょう。
フェリーで再びクルーズ!今度は、山々や丘陵地帯に点在する色鮮やかな民家の点在する長閑で牧歌的な風景を眺めながら、シンサルヴィークやロストフース、ウーレンスヴァンクなどと言った素敵なホテルのある寄港地に寄って行きます。
最後、フェリーをノールハイムスンで下船し、バスに乗り換えてベルゲンに向かいます。
このコースは、ほとんど歩く所はなく、のんびり風景を楽しみたい方にもお薦めです。
今回ご紹介したフィヨルド地区、この他には、ヨーロッパ最大の氷河であるヨステダール氷河やその支流になるブリクスダール氷河、ヨーロッパ最深のホーニンダルヴァトネ湖など見どころは満載です。
観光シーズンが始まるのは5月中旬ころで、ベストシーズンは6〜8月と言われています。この時期には交通機関も乗り継ぎがスムースにいくように便数もたくさんありますので、途中で、下船・下車して次の便で先に進むこともしやすいですが、とにかく世界中から観光客が押し寄せてきます。
その時の状況に合わせて、フィヨルド観光を楽しんでくださいね。
お役に立つようにいくつかのHPを張り付けておきますので、どうぞご利用ください。
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(2023/12/1更新)
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