なにげに「がばい(スゴイ)」!! 佐賀の魅力!

なにげに「がばい(スゴイ)」!! 佐賀の魅力!

更新日:2013/04/15 16:35

何もない、何もないと県民自ら言う佐賀。はなわ、島田洋七の『がばいばあちゃん』、県立佐賀北高校の甲子園優勝(07年夏)など、一時脚光を浴びるも、「いったい何があるの?」と聞かれたら、「うーん」と考えてしまう。しかししかし、今回訪ねてみてなかなかにがばい♀Xだと知って、佐賀が好きになりました。佐賀の魅力を少しばかりご紹介します!

重要文化財にも指定された筑後川昇開橋

重要文化財にも指定された筑後川昇開橋
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九州最大の筑後川の水面に美しくかかるのは、佐賀市諸富町と福岡市大川を結ぶ、全長507mの筑後川昇開橋。昭和10年に開通した旧国鉄佐賀線の鉄橋です。読んで字のごとく、この橋は中央の可動部が垂直に23m引き上げられ、800tの大型船舶の船行にも対応。水陸両方に対応したこの鉄橋は東洋一と言われ、話題になりました。

現在は残念ながら、6月30日まで滑車の補修工事のため閉鎖していますが、一時間に一回、上昇、降下し、遊歩道として通行も可能でした。周辺は、公園として整備もされており、家族やカップルで過ごすのもよさそうです。夏には花火大会も開かれ、諸富町、大川市ともにシンボルとして愛されています。

<アクセス>
西鉄柳川駅下車、筑後川昇開橋行バス(下車1分)
JR佐賀駅下車、柳川行バス(諸富橋下車10分)
*ライトアップは22:00まで

佐賀が誇るB級グルメ、シシリアンライス

佐賀が誇るB級グルメ、シシリアンライス
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ひらたくいえば、サラダごはん。一枚のプレートにライスを敷き、その上にレタス、トマト、キュウリなどのサラダを散らし、甘辛く炒めたお肉を乗せます。その上からマヨネーズをかけて完成!シャキシャキのサラダの食感と甘辛味のお肉をマヨネーズがうまい具合に引き合わせて、ごはんがすすむ!

お店によって、お肉が豚だったり、佐賀牛だったり、猪だったりバリエーションがあるよう。佐賀市内には喫茶店が多く、実に40店舗以上ものお店でシシリアンライスが食べられます。自分の好みのお店を見つけるのも楽しいかも。

そもそもの起源も諸説あるそうですが、有力なのは昭和50年頃からシェフのまかない料理として出されたというもの。ただ、私が食べたお店で聞いた「マヨネーズメーカーのビジネス戦略では?」という説にも妙に納得してしまう。。。

潟がもたらした恩み

潟がもたらした恩み
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佐賀は農業県でもあります。有明海に面した土地のほとんどが軟弱な潟で、農業に適さない土地だったそうです。それを江戸時代から埋め立て続け、現在の佐賀平野が出来上がったそう。
そのおかげでたまねぎは収穫量が北海道に次ぎ全国2位、レンコンも全国3位!お米の栽培もさかんです。

「道路が波打っているだろう、地盤が柔らかすぎて沈下しちまってるんだよ」

空港までのタクシーの運転手さんが教えてくれました。確かに、上下にうねうね波打っています。

先人たちの大変な苦労はあったものの、現代の佐賀は潟の恩恵も受けています。毎年5月〜6月に鹿島市で行われる、潟の上の運動会の鹿島ガタリンピック≠竅A稲刈りが終わった頃に行われる気球の世界大会佐賀インターナショナルバルーンフェスタ≠ヘメディアでも取り上げられ注目のイベントになっています。

広大な農地は関東ではなかなか見れない光景です。夏には青々とした稲が風にそよぎ、秋には黄金色に色づいた稲が穂を垂らしていることでしょう。

短い滞在でしたが、とても見所が詰まった佐賀でした!
バルーンフェスタはきっと見に行こう、搭乗口が一つしかない佐賀空港で、ビターチョコ味のブラックモンブラン(九州ではおなじみのアイス。製造元の竹下製菓は佐賀県小城が本社!!)を齧りながら思いました。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/04/06−2013/04/07 訪問

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