京阪電鉄「出町柳」駅より、路面電車が走る叡山電車に乗り換えて、一駅。「元田中」駅の程近くに、田中神社はあります。方面としては、貴船神社や鞍馬寺と同じです。叡山電車では一日乗車券が販売されているので、そちらを購入して途中下車するのが良いでしょう。
「元田中」駅周辺は、いかにも住宅街といった様相です。また、南に下ると京都大学があります。その中でどっしりと存在感を示しているのが、『田中神社』なのです。
田中神社は全国の「田中」姓の祖であると、言われています。
田中神社では、主祭神としては大国主命が、摂社には稲田姫大神・事代主大神・倉稲魂大神・猿田彦大神が祀られています。
駅からも徒歩数分と訪れやすいわりに観光客は少なく、主に参拝されているのは地元の方々のようでした。古くからこの地域の産土神(うぶすながみ)として、親しまれているのでしょう。人が溢れかえる観光地を抜けて、ほっと一息つくことが可能です。
ちなみに京都にはもうひとつ田中神社があり、そちらは伏見区にあります。訪れる際はご注意ください。
初めてこの神社を訪れた方は、きっとビックリするかもしれません。実はこちらの神社では、境内に入ると1匹の孔雀がお出迎えをしてくれるのです!
神社の方がおっしゃるには、神社と孔雀の間に何か謂れがあったというわけではないそうなのですが、あるサーカスがこちらの神社に寄進してくださったといいます。
最初は白い孔雀と2匹で暮らしていたのですが、片方が亡くなってしまいました。現在は1匹で、参拝客を迎える「看板鳥」の役目を果たしています。
これ、何だかわかりますか?実は卵型のケースには入ったおみくじ、その名も『くじゃくみくじ』なんです!
おみくじがひける神社は日本中に数あれど、こんなユニークなおみくじがあるのは、『田中神社』だけではないでしょうか?もちろん先ほどご紹介させて頂いた、看板鳥である孔雀にあやかったものです。
自分の好きな卵を選び、サイドをプッシュするとケースが開きます。
卵形ケースの中から登場したのは、くるくると巻かれたおみくじ。そして、折り紙で折られた「孔雀」です。
実は中に入っているこの孔雀なのですが、いろんな色のものがあるようです。大吉・中吉…なども気になるところですが、何色の孔雀が入っているかも楽しみのひとつでしょう。お友達同士で訪れるのであれば、ぜひみんなでひいて、見せ合いっこしてみてくださいね。
ちなみにこの卵型ケースも、お持ち帰りが出来ます。きっと良い旅の思い出になるはずです。
孔雀がお出迎えしてくれたり、卵形のおみくじがひけたりと、とってもユニークな体験が出来る、隠れ観光スポット『田中神社』をご紹介させて頂きました。
叡山電車では、途中下車にも便利な一日乗車券などが販売されていますので、他の名所と合わせて訪れるのがおすすめです。詳しくは関連メモより、叡山電車の公式サイトをご覧ください。
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