思っているより怖くない!南仏観光の拠点マルセイユはベターチェンジが加速中

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思っているより怖くない!南仏観光の拠点マルセイユはベターチェンジが加速中

思っているより怖くない!南仏観光の拠点マルセイユはベターチェンジが加速中

更新日:2015/05/18 10:51

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

マルセイユと聞くと、治安の悪さを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?しかし、近年の湾岸地区再開発の影響で、モダンなショッピングモールなど、明るい雰囲気の施設が増えました。なにより、町全体で観光に力を入れるようになり、独特の雰囲気も良い意味で和らいでいます。マルセイユを拠点にすれば、南仏観光の幅が広がります。ぜひ立ち寄ってみてください。

マルセイユ到着!待っているのは名物の大階段?

マルセイユ到着!待っているのは名物の大階段?

写真:小谷 雅緒

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鉄道で到着にしろ、空路で到着にしろ、ヨーロッパ内の移動であれば、マルセイユの玄関口はサン・シャルル駅です。陸路ならパリやシャルル・ド・ゴール空港からリヨン経由のTGV便が頻繁にあり、空路ではパリ以外からもヨーロッパの大都市からダイレクトに来ることができます。空港からのシャトルバスも、このサン・シャルル駅に到着します。

駅外観は堂々たる雰囲気ですが、構内はモダンなつくりで明るく清潔、飲食店を含むショップも多く、不安になるような雰囲気ではありません。ここで最大の問題は、大きな荷物を持っている場合です!駅は高台にあり、構内(隣接のバスターミナル含む)を出るとそこには大階段が!これをどう攻略するか・・・。

眺めは良いのです。遠く海まで、そしてマルセイユのメジャー観光スポット、バジリカまでもが見渡せます。荷物がなければぜひ自身の足で降りたいところ。

荷物がある場合は、エスカレーターで地下鉄駅まで下りて、そこから再びエスカレーターで地上に上がります。多少の段差もあり、上ったり下りたりで面倒ですが、大階段を上り下りするよりは楽でしょう。

マルセイユ名物といえば魚市!

マルセイユ名物といえば魚市!

写真:小谷 雅緒

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駅からマルセイユ有数のメジャースポットである旧港までは、徒歩10分強の道のり。実際に歩いて、町の雰囲気を感じてください。大通りを通りますので、迷う心配も治安の心配もないでしょう。

マルセイユの旧港は天然の良港です。コの字型になっており、今は個人所有のボートが並ぶマリーナ、そして遊覧船の発着所になっています。イフ島行きの船もここから出航します。

この旧港では毎朝、魚市が立ちます。漁師さんたちは自身の船で漁の後、そのまま旧港へやってきます。なので、各スタンドの後ろには、彼らの船が停泊しています。

魚市自体は決して大きいとはいえませんが、魚の種類はなかなか多く、タコやイカ、時には立派なロブスターなどの甲殻類、貝を専門に売るスタンドもあります。観光客も多いですが、買い物する地元民も多く、たいへんに雰囲気があります。

営業時間は各店まかせですが、さすがに正午には終わります。9時台に行っても、十分に魚も残っており、楽しく見学することができます。

眺め抜群のバジリカ聖堂

眺め抜群のバジリカ聖堂

写真:小谷 雅緒

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旧港からもその姿を確認することができるノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ[Basilique Notre-Dome de la Garde])は、ぜひ行ってみたい場所です。船乗りたちを見守り続けた聖堂は、ロマネスク・ビザンツ様式の建物で、内部は金色であふれています。

ずばりこの聖堂自体よりも、ここからの眺めを楽しむことをおすすめします。マルセイユの町が360度眺められ、地中海の向こうのアフリカを意識せざるを得ません。

さて、眺めが良いということは、それなりの高台にあるというわけですが・・・。マルセイユは全体的に坂道が多く、距離と実際に歩く時間が比例しません。聖堂に行くためには、観光用のプチトラン(列車型の乗り物)や公共バス60番を利用すると楽です(終点が大聖堂)。少なくとも、往路(上り)は利用したいですね。

プチトランも公共バス60番も旧港から出発します。60番バスは小型で、混雑で乗り切れないこともあるので、始発から乗ることをおすすめします。始発のバス停は旧港正面向かって右側、有名レストランのミラマールを過ぎたあたりにあります。

下町地区パニエ[La Panie]をぶらり

下町地区パニエ[La Panie]をぶらり

写真:小谷 雅緒

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確かに、マルセイユには港町独特の雰囲気があり、アフリカ系の住人も多く、フランス田舎町との違いを感じます。もちろん、どこであっても日本以上に安全な国はほとんどなく、用心するに越したことはありません。しかし取って食われるような町ではないので、常識的な範囲を意識していれば大丈夫。

さあ、ここまで来て、ちょっとマルセイユの町歩きに余裕ができたら、下町地区パニエにも足を延ばしてみましょう。名所ヴィエイユ・シャリテ[Vieille Charité]はここにあります。無理やり英語読みすると「チャリティー」、ここはかつての「救済院」です。18世紀はじめに建てられた立派な建物は、ギャラリーや博物館、雰囲気の良いカフェがテナントとして入っています。

パニエ地区は元々漁師たちの居住区。今も洗濯物がたなびく庶民的な雰囲気が見られます。かつてはくすんだイメージの街並みも、今はおしゃれな雑貨店や地元の人がくつろぐ飲食店などが建ち並びます。

フランス最大港湾都市としてのマルセイユ

フランス最大港湾都市としてのマルセイユ

写真:小谷 雅緒

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数的にも決して多くなく、広範囲というほどでもないマルセイユの観光スポット。一般的な観光であれば、いわゆる低所得者の居住地区に行くことはないでしょう。

ファストファッションからブランド服まで、小さい店からデパートのギャラリー・ラファイエットなどの大型店舗もあり、マルセイユはまぎれもなく都会です。海の向こうはアフリカ大陸、マルセイユ港からは日に何便もの船が地中海を渡ります。その感覚は、日本に例えれば東京〜大阪程度。ビジネスマンたちは日帰りでヨーロッパとアフリカを行き来しているのです。

さまざまな人種が行き交うこの町には、ありとあらゆる料理の店を発見できます。アフリカ系といっても、その多くはムスリムで、彼らのオリジンは極めて複雑。それこそ、さまざまなアラブ系飲食店を発見できます。
むしろ、ベトナム料理店や中華料理店の方が見つけにくいです。

*写真はショッピングストリートであるサン・フェレオール通り

何せ前評判が悪すぎて、それでもビビッている方へ・・・

夏時間の頃は日も長く、明るいうちは海の影響もあってか、極めて開放的な雰囲気です。観光スポットや繁華街を歩く分には、さほど緊張することもないでしょう。パリの人混みを思えば、マルセイユの方がずいぶん安全な気もしますよ。

強いて言えば、日曜日は避けても良いかもしれません。商店が休みのため、せっかくの大都会の雰囲気も感じられにくいです。また、出歩く人が少ない分、不安が高まってしまうかもしれませんので。

マルセイユに限らず、夜になればどこの町でも危険度・不安度は増すものです。マルセイユは夜のおすすめスポットがあるわけでもなく、無駄に出歩く必要はありません。例えば、夕食を外のレストランで取ったとしても、6〜8月ならば夜9時くらいまで外は明るいです。もし、夜遅くマルセイユに到着した場合も、駅周辺にはチェーン店を含めた大小のホテルも多く、最低限の移動ですみます。

マルセイユは鉄道移動で西にトゥールーズ、東にニースへ向かうにも便利です。また、プロヴァンスの数ある観光スポットの中には、マルセイユからのアクセスが便利な場合もあります。鉄道の乗り換えを利用して、駅に荷物を預け、ざっと街を見るのも良いでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/02−2015/04/08 訪問

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