写真:Hiroko Oji
地図を見るスイス観光のハイライトのひとつ、ユングフラウを源とするアレッチ氷河は、世界的人気の観光地ユングフラウヨッホから見渡すことができますが、氷河の下流に位置するアレッチ地域からも間近に氷河の眺めが楽しめます。
アレッチ地域にはいくつもの展望台がありますが、中でも最高地点にあるエッギスホルン展望台に行くには、スイスの3大急行の一つ、サンモリッツとツェルマットを結ぶ氷河急行が走る路線上のフィーシュという駅で下車するのがお薦め。駅周辺にはホテル街や住宅街が続き、奥に教会が見えています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る目印となる教会を越えて駅から10分ほど歩くと山頂へ導いてくれるロープウェイ乗り場に辿り着きます。
アレッチ地域には、メレル、ベッテン、フィーシュと3つの鉄道駅があり、それぞれの駅からは山上へ運び上げてくれるロープウェイやゴンドラが設置されています。メレルとベッテンでは駅前からすぐに乗り継げますが、このフィーシュだけ駅から少し離れているので頑張って歩いてみてください。といっても美しいスイスならではの町並みなので苦にはならず、むしろ歩く楽しさが味わえると思います。
写真:Hiroko Oji
地図を見るエッギスホルン展望台行きのロープウェイは麓駅から中間駅まで10分、中間駅から山頂駅までは5分ほどの行程になります。
アルプスの山々ではお天気が変わりやすく、できれば朝早い方が比較的空いておりお天気に恵まれることが多いです。またこの辺りでは早朝には雲海が発生し、幻想的な山の風景が楽しめますので、ぜひ早起きをしてみてくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る中間駅はかつては「キューボーデン」と呼ばれていた「フィーシュアルプ」。レストランやホテルも完備された建物となっています。標高2200メートルを超える山腹にあり、ここからさらにロープウェイに乗って向かうのはエッギスホルン展望台です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る中間駅周辺にはスイスならではのシャレースタイルの家屋が並びます。アレッチ地域のリーダーアルプ、ベットマーアルプ、フィーシュアルプの3つの中では、一番ホテルの数も少なくこぢんまりしていますが、バルコニーには色とりどりのお花が飾られ目を楽しませてくれます。気楽にお散歩できるハイキングコースから少しハードなトレッキングコースまで多種多様な楽しみ方ができるようになっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る3つのアルプの中でも一番高所にあるフィーシュアルプからは隣のベットマーアルプへ向かうハイキングコースはとてもなだらかな下り。ローヌ谷を挟んだ山並みやベットマーホルンのず〜と奥の方にはヴァイスミスやフレッチホルン、ミシャベル山群、マッターホルン、ヴァイスホルンなどを眺めながらの清々しいお散歩が楽しめます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る中間駅からは赤いロープウェイに乗り急峻な岩山を横目に見ながら、前方にはそそり立つようなエッギスホルン展望台のある厳つい岩山、背後にはローヌ谷、遠くはマッターホルンまでも見渡せる眺めを楽しみながらの空中散歩!窓の外の風景に感動しっぱなしとなるでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見る到着する標高2869メートルの山頂駅前からは、ユングフラウから流れ出す雄大なアレッチ氷河が一望のもと。全長24キロメートル、幅1.6キロメートル、面積171平方キロメートルという規模を誇り、ヨーロッパ最大かつ最長の氷河です。奥には左からユングフラウ、窪みにユングフラウヨッホ展望台、右へメンヒ、手前の白いとんがった雪山の右奥には黒っぽく見えるアイガーと、ベルナー・オーバーランドの名峰が並びます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る山頂駅周辺にはレストランの山小屋があるだけで、あとは大小の岩がゴロゴロとした展望台があるだけ。夏でも雪渓が残り、足を取られる部分もありますので要注意です。この辺りでも十分氷河を見渡せるのですが、さらに約30分ほど稜線伝いに岩山を上っていくと本当のエッギスホルン山頂に辿り着くことができます。
山頂へのトレイルはガレ場が続き、おまけに浮石があったりどこを歩けばよいか迷ってしまう箇所もいくつかあるかもしれませんが、目指すのは十字架のあるてっぺん!とにかく上を目指して上ってみてください。
写真:Hiroko Oji
地図を見るやがて標高2927メートルの山頂に到着しますと、そこはゴツゴツした岩に囲まれた別天地。360度のパノラマが広がります。
写真:Hiroko Oji
地図を見るそして本当の山頂からの眺めがこれ!ちょうど氷河が正面で左へと90度に流れる方向を変える地点に近いこともあり、その迫力というか絶景は言葉も出ないほど。
写真:Hiroko Oji
地図を見る氷河部分をアップしてもモコモコとした部分や炸裂したような表面が確認できます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るさて、エッギスホルン山頂から山頂駅に戻ってきて、時間と体力に余裕があればその奥、山頂駅の西側にあるもう一つの山頂にも上ってみてください。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこちらもかなり急な岩場が続きますが、エッギスホルン山頂までよりは楽に10分もかからずに到着できます。振り返ると山頂駅、山小屋レストラン、その奥にエッギスホルン山頂・・・といった眺めが。
写真:Hiroko Oji
地図を見るそして北側に広がるこの眺望!雄大な氷河の右奥に広がるのはベルナーオーバーラントの3名山。目の前に聳える標高4195メートルのアレッチホルン(写真の左端の山)や中央の黒っぽいオルメンホルンなどの眺望がより近くに楽しめます。さらにベットマーホルン方面の遥か奥にはミシャベル山群やマッターホルン、ヴァイスホルンなど4000メートル級の名峰の数々!エッギスホルン山頂からにも引けを取らない眺めです。
たっぷりここで眺めを堪能したら、ロープウェイに乗って下山するもよし、エッギスホルンの麓からフィーシュアルプへのハイキングコースやベットマーアルプへ続くトレッキングコースを下ってもよし。どうぞご自分にあった過ごし方を選んでみてくださいね。
アレッチ地域ではロープウェイやゴンドラ・リフトを利用する際に、お得な方法があります。それはハイキングパスの存在。アレッチ地域でのロープウェイやゴンドラ・リフト&鉄道に使える1日券や3日券といったお得になるカードで、期間内、区域内であれば何度も同じ乗り物にも利用でき、いちいちお財布からお金を取り出し切符を購入する手間も省け大変お得です。
また、山腹ホテルで宿泊予約すると、鉄道駅からホテル近くのロープウェイ駅まで到着時に利用できる無料チケットがメールで送られてきます。これもありがたいサービスの一つですので、どうぞご活用くださいね。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索