毎年風景が変わるアートな街!モロッコの港町アシラ

毎年風景が変わるアートな街!モロッコの港町アシラ

更新日:2015/05/03 19:32

モロッコの北に位置するアシラは日本人観光客もまだまだ少ない、小さな港町。

ヨーロッパから休暇中、長期滞在して絵を描きにくる人も多いこの街は、毎年8月に芸術祭が開催され、世界中から集まったアーティストが街の壁に絵を描きます。

今日は毎年塗り替えられてしまうことから1年後、数年度に足を運んでも違った表情が楽しめるアシラのアートな壁画をご紹介しましょう。

海沿いの風を感じながらアートを楽しむことができる街

海沿いの風を感じながらアートを楽しむことができる街
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スペインからも船でアクセスできる港町タンジェから、バスで1時間の場所にあるアシラ。静かなビーチもあるアシラでは、毎年8月に「アシラ アート フェスティバル」と呼ばれる芸術祭が開催されています。

この芸術祭、世界各国からアーティストが集まり、白塗りの家の壁に自由に壁画を描くことで有名です。芸術祭は毎年開催されているため、翌年に訪れても同じ壁画を目にすることはできません。

明るい陽射しに照らされ、海から吹く風を感じながらメディナを歩くと、カラフルな色彩に彩られたアートと出会えるはず。お気に入りの作品を探してみるのもおススメの過ごし方。

散策に疲れたら、メディナの外にはオープンカフェも沢山あり港町ならではの魚料理を堪能できます。

静かな港町なのに、メディナの壁はポップな雰囲気

静かな港町なのに、メディナの壁はポップな雰囲気
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壁画アートは、アフリカ文化を感じさせるものから前衛的なものなど様々。

その始まりは1978年。自らがアーティストでありキュレーターでもあったMohammed Melehi氏と写真家として活動する傍ら政治家としても活躍していたMohamed Benaïssa氏がメディナの壁の塗装が落ちてしまい、景観が悪くなってしまっている事態を解決しようと、壁に絵を描くアーティストたちを呼んだのがきっかけです。

その活動は徐々に広がりを見せ、今やアシラは毎年8月には10万人もの観光客が足を運ぶ街となったのです。

8月の芸術祭期間中は、実際に壁画を創作するところが見られたり、コンサートやデザイン教室などの様々なイベントが開催されます。静かなアシラの街を楽しむもよし、1年に1度盛り上がる芸術祭の賑やかさを楽しむもよし。どんな過ごし方をしたいかによって、訪れる季節を選んでみてはいかがでしょうか?

日本国内でも瀬戸内など地域全体が美術館となるアートフェスティバルが開催されていますが、オープンエアな美術館として街全体が盛り上がるアシラは、メディナ美しい街並と海の風を感じながら芸術を楽しめますのでおすすめです。

もちろん、アート以外の街並も素敵

もちろん、アート以外の街並も素敵
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モロッコの他の街に行ったあとにアシラに訪れると、多くの方がその穏やかな静けさに驚くかもしれません。

多くのフランス人などヨーロッパの人々が別荘を建て、バカンスに訪れるこの街は、普段はとても静かな街。マラケシュやフェズの喧噪からは想像もつかない穏やかな雰囲気がとても心地よく感じられます。客引きの声に気を散らすこともなく、のんびりと散歩ができますので、アート作品をじっくりと堪能するのに最適です。

長期滞在でも日帰りでも、旅のスタイルに合わせて

タンジェやシャウエンからもバスで気軽にアクセスできるアシラは、居心地のいいホテルも数多くあり、モロッコの他の地域と違ってフランス語の他に英語やスペイン語も通じます。

ゆっくりと旅の疲れを癒すには最適な街ですから、数日滞在し、1日目はメディナのアート、2日目はビーチでのんびりと過ごしてみるのもいいかもしれません。

治安も比較的いいエリアですので、是非アート好きの方は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/04/28−2012/04/30 訪問

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