写真:万葉 りえ
地図を見るイスタンブールは、ボスフォラス海峡を挟んでヨーロッパ地区とアジア地区とに分かれています。ここはまさに、西洋と東洋との接点。そのヨーロッパ地区の新市街とアジア側とをつなぐのが1973年に開通したボスフォラス大橋です。全長約1000メートル。
ヨーロッパサイトのボスフォラス大橋のたもとにあるオルタキョイ地区へは、新市街のタクシム広場から車で15分ほどです。
オルタキョイのシンボルは白く美しいモスク、オルタキョイ・ジャーミー。このモスクは、オスマン帝国のスルタンの住まいであったドルマバフチェ宮殿と同じニコゴス・バリアンが設計し、1854年に完成したものです。バロック様式のこのモスクが海峡にたたずむ姿はとても優美で、ボスフォラス海峡クルーズの見どころにもなっているんですよ。
近くでは地元の人や観光客が海峡を眺めながら、おしゃべりしたり、鳩と戯れたり。なごやかな時を過ごしているのが見られます。
写真:万葉 りえ
地図を見る幹線道路の一つであるムアリム・ナジ通りから道を入っていきましょう。オルタキョイ・ジャーミーがある海峡沿いへと向かう途中の路地には、両側にたくさんの店が並びます。アクセサリーや画材店、いろいろな雑貨を取り扱う店は興味をそそり、平日でも人々の足を止めさせます。
広く商品を並べた路面店があるかと思えば、狭い路地の間には、1種類だけを、しかもそれを数個だけ売っているという、「本当に店なのか?」と思うところまで様々。扱う商品がそれぞれ違っているように、売り方も様々なようです。掘り出し物が見つかるといいですね。
写真:万葉 りえ
地図を見るこのオルタキョイ地区は通りのブティックや露店にお洒落な品々があるので平日でも人が多く集まってくるのですが、週末になるとアクセサリーや雑貨の露店がもっと増えて、夜遅くまでにぎやか。
手芸などの手仕事は女性のたしなみと言われて、「オヤ」とよばれる伝統の手芸品があるトルコです。「オヤ」とはスカーフの端につける小さな飾りのことで、かぎ針で編んだものや、ビーズを編み込んでいくもの、縫ったものやフェルトなど、本当にたくさんのかわいい「オヤ」があり、買うこともできます。そんなトルコだから、ビーズやシルバーの手作り感いっぱいのアクセサリーも、デザイン性や完成度がとても高いのです!
伝統工芸品から創作作家の作品まで、そぞろ歩きの中でどんなものに出会えるか楽しみですね。
写真:万葉 りえ
地図を見るおなかがすいたら、一番のおすすめは「クムピル」。
ベイクドポテトの上に好きな具材をたっぷりのせていただく、オルタキョイの名物です。手前のクムピルの店にトッピングの食材がたくさん並んでいるのが、写真でもお分かりいただけるのではないでしょうか。じゃがいもだけでもかなりの量があり、その上にこの中から好きな具材をあれこれのせてもらったらけっこうな量になりますよね。ボリュームたっぷりで、少食の方ならこれだけで一食分になりそうですよ。
クレープなどの店もあって、若い女の子たちにも人気。どの店で何を食べようか、迷ってしまいそうですね。
写真:万葉 りえ
地図を見るボスフォラス海峡沿いにカフェも並んでいるので、露店めぐりに疲れたらカフェで一息つきませんか。海やボスフォラス大橋を眺めながら、購入を迷っている商品について考えてみるのもよさそうです。ふと、素敵なお土産のアイデアを思いつくかもしれません。
夕暮れに行かれた時は、オルタキョイ・ジャーミーがライトに浮かび上がる景色を堪能してくださいね。窓枠やミレットの細かい細工が光と影で昼間よりも浮かんで見えるし、ボスフォラス海峡からの海風に吹かれていると旅情もあふれてくることでしょう。
オルタキョイ地区は新市街の景勝地で、若者が集まり、注目されているエリアです。
イスタンブールでは歴史あるものを観光することが多いのですが、ここはトルコのおしゃれな物や面白い物など、新しいものも楽しめる街です。こじんまりとした街ですが、くつろいだ空気に包まれ心地よい場所なので、そぞろ歩きを楽しんでくださいね。
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(2023/12/1更新)
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