「来遠橋」の名称は、「遠くはるかの日本からホイアンに来た」という意味が込められています。
ホイアンに行くには、空路で東京/成田 - ダナン間の定期直行便、またはハノイ(ノイバイ国際空港)、ホーチミン市(タンソンニャット国際空港)から、2011年にオープンしたばかりのダナン空港行国内線への乗換で、まずダナン空港に行きます。日本からハノイ、ホーチミンまでおよそ6〜7時間、ダナンまで国内線でおよそ1時間程度です。
ダナン空港からタクシーで40分程度、料金は約50万ドン(2500円)ほどでホイアンに入ります。ダナン市内から、ホイアン行のバスが出ているので、空港から約2Kmのダナン市内に移動してからバスで行くのもよいでしょう。
ホイアンは、トゥボン川の河口に位置する古い港町で、歴史保存地区はノスタルジックな雰囲気の町並みです。日本橋(来遠橋)は日本とホイアンとの交易が栄えていた16世紀に日本人により架けられたと言われています。日本人とベトナム人の友好関係の象徴として、今も残されていて、現在のベトナム紙幣の2万ドン札の裏にも印刷されている橋です。多くの観光客がこの橋で記念写真を撮っています。
世界遺産ホイアンの歴史保存地区の町並みは、東西に走る3つの通り、北から「チャンフー通り」、「グエンタイホック通り」、「バクダン通り」沿いにあります。観光スポットのほとんどはこれらの通り沿いのおよそ東西1Km、南北数百mの範囲内にあります。日本橋(来遠橋)は「チャンフー通り」の基点でもあり、川沿いの「バクダン通り」と交差する場所でもあります。
チャンフー通りはホイアンの歴史保存地区の中心と言える目抜き通りです、人の往来が多いです。チャンフー通りとバクダン通りに挟まれたグエンタイホック通りは、やや狭く、もっともノスタルジックな雰囲気を残す通りです。歴史保存地区の南に位置しているバクダン通りはトュボン川に沿ってあります。一息できるカフェレストランがずらりと並んでいます。夜になるとずらっと並ぶ明るく照らされたランタンが川面に映えます。
歴史保存地区内は自動車が通行禁止なので「徒歩」または「自転車」で移動します。比較的範囲が狭いため徒歩でも充分巡れますが、坂があまりなく、車が通行禁止なので自転車でのんびり巡ることをおすすめします。自転車は滞在先のホテルでレンタルすることができます。料金はホテルによって異なりますが、1日数百円程度です。
シクロという「自転車タクシー」もあります、異国情緒を味わいたいときに乗ってみるのもよいでしょう。
まずホイアンの見所は早朝の市場です。朝の7時頃から8時頃まではバクダン通りのトュボン川沿いに朝市が開かれています。新鮮な魚、果物、野菜などの生鮮物、靴屋、花屋、雑貨屋などが所狭しと並んでいます。
ホイアン市場は歴史保存地区の中心部分にあり、グエンタイホック通りからバクダン通りまで続いています。
歴史ある街の見どころとしては、200年以上の歴史を持ち、ベトナム、日本、中国の建築様式が混じり、二階のベランダから眺める世界遺産の町並みの屋根瓦が印象的な「フーンフンの家」、ベトナム各地からもたらされた陶磁器を展示している「海のシルクロード博物館」、17世紀頃に建てられたの中国らしさが漂う、数多くの渦巻状の線香が天井からつるされている「福建會館」、300年前に作られた歴史を感じる「クアンタンの家」などがあります。
朝、トュボン川の船着き場には、バイク、自転車満載の船が5分おきくらいに着いて、通勤・通学客がそれぞれのバイク、自転車に乗って街の中に去って行きます。朝のひと時を、川沿いに散歩して、川の中で魚釣りをしている風景や、渡し船が行き交う風景をのんびり眺めるのもよいです。
ホイアンでは毎月満月になる旧暦の14日に、「ランタン祭り」が開催され、旧市街がランタンで飾られます。トュボン川では灯篭流しも行われますので、夜も是非散歩してみてください。
自転車でホイアンのノスタルジックな歴史保存地区を巡った動画です。撮影途中、海外から来られていた観光客の人から声をかけられました。フレンドリーな雰囲気一杯の街です。
ホイアンに滞在した時は、コーヒー生産量世界第2位のベトナム独特のコーヒーを飲んでみましょう。ホイアンにはちょっと一休みしたくなる喫茶店が沢山あります。抽出方法が紙フィルターでなく、ステンレスやアルミのフィルタで行われているため、抽出に時間がかかり、ベトナム豆特有のかなり濃い味です。
本を読みながらでも、人通りを眺めながらでも、トュボン川を行き交う船を眺めながらでも、世界遺産の街で、のんびりした贅沢な時間を過ごしてみましょう。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/2/14更新)
- 広告 -