写真:渡部 洋一
地図を見る梅雨の主役、あじさい。青、赤、紫、白等、色とりどりのあじさいの花が咲き誇る姿は、梅雨の季節の風物詩となっています。
東京日野市にある高幡不動、正式名は、高幡山明王院金剛寺。毎年6月から7月にかけて「あじさいまつり」が開催される、都内有数のあじさいの名所としても知られています。
写真:渡部 洋一
地図を見る関東三大不動尊の一つに数えられる、高幡不動尊。その歴史は途方もなく古く、古文書によると草創は大宝年間(701―704)以前とも、奈良時代行基菩薩の開基とも伝えられています。
そんな歴史ある寺院の境内には、毎年梅雨の季節に約200種類以上、7500株余りという圧巻のあじさいの花々が咲き誇ります。
写真は、境内の「四季の道」に彩りを添える紫陽花の花たち。青や紫の寒色系を中心とした、梅雨のイメージそのままの涼やかな景観。
歴史の生み出す厳かな空気と、青い花々の醸し出す爽やかな空気が人々の心を洗う、美しい梅雨の道です。
写真:渡部 洋一
地図を見る高幡不動境内でよく目に付くのが、その花の構造が額縁のように見えるということから名付けられた額あじさい(ガクアジサイ)。中心部にある小さな珊瑚状のものが花で、その周辺にあるのが、4〜5枚の花びらからなる装飾花です。
様々な種類のあじさいを楽しむことができるのも、梅雨の高幡不動の大きな魅力となっています。
写真:渡部 洋一
地図を見る写真奥に見えるのは、高幡不動の山門(正式名称薬医門)。海軍元師伊東祐享による書が掛けられており、天井には見事な木造の彫刻が施されている格調高き門です。
そんな山門へと続く道にも、見事なあじさいが。日本的寺院建築とあじさいのコラボレーションは、日本の梅雨の美しさの象徴的風景と言えます。
いかがでしたか?
東京都内有数のあじさいの名所として、高幡不動尊をご紹介しました。
関東のあじさいというと鎌倉の明月院や成就院が大変有名ですが、それらの超有名スポットに負けずとも劣らない見事なあじさいを、都内で気軽に堪能してみませんか?
高幡不動では、毎年6月から7月上旬にかけて「あじさいまつり」も開催され、様々な行事や催し物を楽しむこともできます。
なお、あじさいまつりの日時や高幡不動尊へのアクセス等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
渡部 洋一
ご覧頂き誠にありがとうございます。旅と写真が好きです。国内外問わず、有名な観光地から初めて名前を聞くような小さな村まで、お金と時間の都合さえつけばカメラを持ってどこにでも行ってしまいます。特にアジア各…
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