写真:渡部 洋一
地図を見る鎌倉に数あるあじさいの名所の中でも、成就院、長谷寺、そして今回ご紹介する明月院の3つの寺は、名所中の名所として特に有名です。ここ明月院は鎌倉を代表する「あじさい寺」であり、毎年梅雨の季節には多くの人々で賑わいます。
明月院に咲き誇る、約2500株とも言われる見事なあじさいの花々。
明月院のあじさいの大きな特徴は、なんといっても青一色の見事な統一感です。境内に植えられたほとんどが「ヒメアジサイ」と呼ばれる日本古来の品種であり、意図的に青一色に統一された透明感のある美しさは「明月院ブルー」と称されます。
写真:渡部 洋一
地図を見る鎌倉を象徴するあじさいの名所、明月院の代名詞とも言える参道。道の両側から覆い被さるように咲き誇るあじさいの花々の見事さは、「あじさい寺」の名にふさわしい風格を漂わせています。
歴史の街鎌倉の名刹に伸びる、「明月院ブルー」の中を通る参道。是非とも歩いてみたい、梅雨の鎌倉観光のハイライトと言えます。
鎌倉の代名詞ともなった「明月院ブルー」の参道を歩けば、雨の続く梅雨の天気に深いブルーに染まった私たちの心も、爽やかなブルーに変わってゆくこと請け合いです。
写真:渡部 洋一
地図を見る明月院境内にある人気の「花想い地蔵」。小さいながらも慈愛に満ちた優しい表情のお地蔵様の手の上に、この時期にはあじさいの花が飾られます。いかにも鎌倉的な梅雨の微笑ましい光景は、人気の撮影ポイントとなっています。
写真:渡部 洋一
地図を見る青一色のあじさいと並んで明月院の代名詞と言えば、本堂(紫陽殿)に設けられた美しい丸窓。通称「悟りの窓」と呼ばれています。
丸窓の向こうに紅葉が見えることで有名な悟りの窓ですが、あじさいの季節、窓の向こうに見えるのは鮮やかな新緑。赤だけでなく緑も、その名刹の丸窓に大変よく似合っています。
明月院ブルーのあじさいばかりに集中してしまいがちですが、「悟りの窓」も決して忘れてはいけない明月院の象徴です。なお、「悟りとは何か」と深く考え窓の前でいつまでも立ち尽くしていると、閉園時間が迫りあじさいを観賞する時間がなくなるので、注意が必要です。
いかがでしたか?
鎌倉を代表する美しい花、紫陽花。今回ご紹介した明月院は、「あじさい寺」として多くの人々に親しまれ、「明月院ブルー」の愛称まで生み出された名所中の名所です。
鎌倉のあじさいの見頃は、例年6月中旬から7月上旬。最盛期にはどのスポットも多くの人々で賑わいます。中でも、関東のみならず全国から人々が集まる人気の明月院であじさいをゆっくりと楽しむなら、観光客の少ない早朝がおすすめです。
ジメジメとした天気になかなか外出気分にならない梅雨ですが、この季節にしか見ることの出来ない鎌倉の象徴、美しいあじさいを眺めに、あなたも出掛けてみませんか?心を晴らしてくれる明月院ブルーがそこには待っています。
なお、明月院へのアクセス、入場料、入場時間等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。
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この記事を書いたナビゲーター
渡部 洋一
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(2025/2/11更新)
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