写真:やま かづ
地図を見る三和村を初めとして、三地門と呼ばれる屏東の山手地方はバイワン族やルカイ族の住むエリアです。1940年代にキリスト教が布教されるのと並行して農作物の生産や民芸品の製作で生計を立てるようになりました。
屏東の内陸部、三和村に到着すると、マンゴーの名産地とあって、見渡す限りのマンゴー畑が出迎えてくれます。
そんなマンゴー畑の中に建てられた山荘風の建物が、今回ご紹介する「陽光緑堤(サンシャイン・パラダイス)」です。
写真:やま かづ
地図を見るお店の「陽光緑堤(サンシャイン・パラダイス)」という名前のとおり、大きな窓を取り入れたレストラン内には太陽の光が庭園の緑に緩和されてやさしく届きます。
店内では食事、飲み物の提供をしているほか、自家製のドライフルーツ、ハーブティ、天然防虫スプレー、三和村の民芸品なども販売しています。
さらに、この「陽光緑堤」では小さな民宿を営業しています。2人用の部屋から6人まで泊まれる大きな部屋まで合計4部屋設けられており、主にフルーツピッキングとあわせたエコツーリングとして活用されています。
写真:やま かづ
地図を見るレストランではハーブ、トマトなど、自家製の食材をふんだんに使ったオリジナルメニューを楽しむことができます。
メニューのバリエーションは各種のハーブティー、果実酢、ハーブをきかせた肉料理などがあります。野菜類は自家製、もしくは地元でとれたもので賄っているので、とっても新鮮、味つけは薄目、食材のうまみがしっかりと生きています。
そんな中で、一番のお勧めメニューは「迷迭香烤鶏腿(ローズマリー・チキンレッグ)」です。香り高いローズマリーの風味が生きたジューシーなチキン、新鮮なつけ合わせ野菜、最高の一品です。
ちなみに、添えらえているマンゴーは夏の季節限定ですから、あしからず。
写真:やま かづ
地図を見るレストランの正面に広がるハーブ園、それらを囲むようにテーブルや椅子が配置され、大人数のガーデンパーティが楽しめるようになっています。
こんな大自然の中で気の合った仲間や家族で過ごすことができるなんて、まさにパラダイスです。
レストランの建物裏手にはマンゴー、バナナなどの果樹園、レモングラスやローズマリーなどのハーブ園、ラン園などが広がっています。食後にゆっくりと散策できますし、お店の人の時間が許せば、とっても丁寧に案内もしてくれます。
写真:やま かづ
地図を見る三和村の中央を横断するメイン通りの三和路両側には見渡す限りのマンゴー畑が広がります。畑の敷地内に収まりきらなくなったマンゴーの枝が車道まで突き出て、その先端にはそろそろ収穫できそうな土芒果(マンゴー)がたわわに実っています。土芒果は原種の小ぶりのマンゴーで、青いまま収穫し、砂糖の酢漬けにして食べたり、追熟させて生のまま食べたりします。
それらの土芒果に隠れて、畑の奥のほうでは、もっと商品価値の高い「アップルマンゴー」と呼ばれる愛文(アーウィン)芒果、大きな黄色い「ペリカンマンゴー」と呼ばれる金煌(ジンホン)芒果などが栽培されています。
かき氷になっているマンゴーしか見たことがない方、広大な畑の中で育っているマンゴーの姿は必見ですよ。
三和村や三地門と呼ばれる屏東の内陸部には「台湾原住民族文化園区」という原住民の生活を垣間見ることができる体験型展示館もあり、今でもパイワン族やルカイ族の生活が営まれています。
マンゴーと台湾原住民の方との出会いを楽しむため、屏東の内陸部まで出かけてみませんか。
<行き方>
台湾鉄道屏東駅前、屏東客運バスターミナルから、8227、8228、8229番の三地門行きに乗車。途中の三和村口バス停下車。三和路沿いに「陽光緑堤」の誘導看板があるので、すぐにわかります。
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(2025/1/13更新)
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