写真:下川 尚子
地図を見る別府湾に隣接するうみたまご。そのコンセプトは、「空間を楽しめること」「生き物と触れ合えること」「景色を楽しめること」の3つ。ここに飼育展示されている海の生き物は、およそ500種。海の生き物だけでなく、海に近い立地を生かした美しい景色や、美術館を思わせる建物・照明など、見どころの多い水族館です。
2Fエントランスを入ってすぐの「マーメイドホール」に広がるのは、うみたまごの中心に据えられた大水槽。豊後水道に暮らす生き物たちが気持ちよさそうに泳いでいます。照明の落とされた空間に浮かび上がる、青い大きな水槽。ゆったりと泳いでゆく魚たちの姿には、時を忘れてしまう美しさがあります。
写真:下川 尚子
地図を見る続いて、1Fのアートコーナー。ここでは、海の生き物たちの動きと、ライティングによる幻想的な展示方法が光ります。写真はハチビキ。赤い体色が特徴的な魚ですが、海の青色をバックに泳ぐ姿は、その色彩の対比が印象的。
ハチビキやイワシのきびきびとした動きも爽快感がありますが、クラゲのふわふわした動きやチンアナゴのユーモラスな姿も必見。どの水槽もそれ自体がアート作品のようなたたずまいを持ち、海の生き物たちの独特な動きに魅了される空間です。
写真:下川 尚子
地図を見る建物の構造美と海の生き物のコラボレーションも、うみたまごの見どころのひとつです。象徴的なエリアが、写真のトンネルから「うみたまホール」にかけて。トンネルの上は大水槽になっており、水底から海の生き物たちを見ることができます。
トンネルをくぐった先に広がるのが、潜水艦を思わせる「うみたまホール」。照明の落とされたホールから眺める水槽は、非日常でどこかロマンティック。デートではゆっくりと訪れたい場所です。
海獣たちのコーナーでは、ゴマフアザラシやセイウチ、トドなどの海獣が姿を見せてくれます。この水槽は1F、2Fどちらからも見ることができ、水中で泳ぐ姿や水面から顔を見せる姿など、場所によってそれぞれ違った姿を見ることができます。
水中での海獣たちは、水面で見せるゆったりとした(ゴロゴロとした・・・?)姿とはまた違った動きを見せてくれます。ダイナミックに泳ぐシルエットは豪快でありながら優美。そして、丸みをおびたシェイプが和やかさを感じさせてくれます。ゆったりとした気持ちで見守りながら、しばし癒されましょう。
写真:下川 尚子
地図を見るうみたまごは、別府湾と隣接した場所に建てられています。「海」と「うみたまご」は人工のプールによって隔てられており、うみたまごがそのまま別府湾につながっているかのように見える仕掛けになっています。
夜にはライトアップされ、弓なりに広がる沿岸の夜景と合わせてさらに美しい姿が見られます。館内の展示方法やライティングも綺麗ですが、周辺の自然と調和した美しさが見られるのもまた、うみたまごの素敵なところではないでしょうか。
2015年4月には、人工の砂浜「あそびーち」が、うみたまご内にオープン。「見て、触れて、あそべる」水族館として進化を続けています。
海の生き物の美しさを発見できる「アートなうみたまご」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
水族館といえば「ファミリーのレジャー」のイメージを持つ方もいらっしゃると思います。確かに、イルカや海獣のパフォーマンスショーなど子供が喜ぶイベントも多いのですが、ここでご紹介したように、大人にとっても見ごたえのある水族館です。
時には一人で、時には大切な人とデートで、そしていつかはファミリーで。そんな風に、繰り返し訪れたい水族館です。
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この記事を書いたナビゲーター
下川 尚子
兵庫県出身。2013年より2年間群馬に住み、現在は横浜在住。趣味は、食べ歩きとスポーツ観戦。小さな夢は、家族で北海道スノーボードに行くこと。そして、老後の目標は、四国八十八か所踏破です。夫が転勤族のた…
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