船上からの流れる夜景鑑賞!フランクフルト・マイン川クルーズ

船上からの流れる夜景鑑賞!フランクフルト・マイン川クルーズ

更新日:2018/07/25 15:11

ドイツ金融・商業の要の都市、フランクフルト。ドイツにはたくさんの歴史ある芸術的建造物や見どころがあり、フランクフルトでは飛行機や鉄道のハブとしてちょっと立ち寄る程度で終えてしまう旅行者の方も多いのではないでしょうか。今回は、その金融と商業の街の名に相応しい、「コンパクトだけどインパクトのある」夜景を旅の1ページに加えてみるのはいかがでしょうか。マイン川クルーズでの夜景鑑賞をご紹介いたします。

ドイツで夜景?マインハッタンとは

ドイツで夜景?マインハッタンとは
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「マインハッタン」という名称を聞いた事はあるでしょうか。

規模としては本場には遠く及ばないものの、川のほとりにある高層ビル群がマンハッタンに似ているという理由でフランクフルトの高層ビル群は「マインハッタン」という愛称で呼ばれています。マインというのはフランクフルトの中心を流れている川の名前で、フランクフルトは正確には「フランクフルト・アム・マイン」といいます。

ドイツに来たら夜景が観たい!そのように考えている旅行者の方は多数派ではないでしょう。やはり一番の見どころは歴史あるお城や宮殿を観てまわることです。ですが、レーマー広場周辺やザクセンハウゼン地区を観光して終わるだけでは非常に勿体ないと言えます。

是非一度、小さな宝石箱のようなマインハッタンの夜景を拝んでみてはいかがでしょうか。

マイン・タワーの展望台から

マイン・タワーの展望台から
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夜景といえばやっぱり上空から、ということでマイン・タワーの屋上から夜景を楽しむという方法もあります。ですが、目の前いっぱいに広がる光の粒を期待したり、本場マンハッタンや東京の夜景を見慣れている方には後に紹介する別の方法をお勧め致します。

また、ドイツでは夏の間は夜9時以降でも明るいので、展望台に昇れる時間帯を考えるとやはりこちらは昼の間に訪れて、夜景は別の場所で楽しむのがいいでしょう。もちろん、タワーからの風景は明るいうちに訪れてみても楽しむ事ができます。
明るい間に訪れてフランクフルトの街並みを見下ろすと、ドイツという国は都市の中ですら背が高く大きく育った緑が建物の間を埋めるように点在するのだということに気付かされると思います。
展望台へは一人6.50ユーロで入場が可能です。

アクセス方法としては、Sバーンで「Taunusanlage(タウヌスアンラーゲ)」駅を下車して徒歩で約5分程度のところにあります。
マイン・タワーの展望台の営業時間は夏時間・冬時間で営業時間が異なる他、悪天候の場合は安全の為開放しない場合があります。また、展望台行きのエレベーターは終了時間の30分前が最終となります。

写真の中の2つのビルは左が「Sparkasse(シュパーカッセ)」、右が「Deutche Bank(ドイチェバンク、ドイツ銀行)」の高層ビルで、どちらもドイツを代表する大手銀行のビルです。ドイツの夜景は銀行のビルが中心となっていることを彷彿とさせます。

一番のおすすめはマイン川クルーズでの夜景鑑賞

一番のおすすめはマイン川クルーズでの夜景鑑賞
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川沿いに流れ行く夜景を横目に、目前に徐々に近づいてくるマインハッタンの夜景を眺めることができるこちらの迫力ある夜景ツアーは東京やニューヨークで観る夜景と同じくらい心に残る思い出になることは間違いありません。

マイン川クルーズでは様々な時間帯や種類のツアーが提供されていますが、夜景を見る為のおすすめが「Skylight Tour(スカイライトツアー)」というツアー名で、大人1枚10.60ユーロでチケット販売されています。

チケットの購入はツアーの2日前までに行うことが条件となっております。インターネットでも予約が可能です。
Skylight Tourは5月から10月に渡って開催されており、最多では月に12日間行われております。出発の時間帯は概ね22時からとなっておりますが、それよりも早い時刻のこともありますので購入時に日付と合わせて確認しましょう。

チケット売り場と船が出港する地点は、「Frankfurt Eiserner Steg (フランクフルト アイゼルナー シュテグ)/ Mainkai」という鉄の橋のかかっているたもとにあります。

夜のフランクフルトは川沿いが人気

夜のフランクフルトは川沿いが人気
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夜のマイン川沿いは雰囲気がよく、天気が良ければ散歩に出かける地元の住民も多く存在します。
船の予約がうまくいかないことがあっても、夜のマイン川沿いはフランクフルトを楽しむイチオシのおすすめスポットなのです。

ちなみにマインハッタンの夜景の中で中心とも言える最も目を引く建物は、「Commerzbank Tower(コメルツバンクタワー)」と言い、ドイツ有数の大手銀行であるコメルツ銀行の本社ビルです。まさにフランクフルトの夜景の象徴的な建物と言えます。

芸術と歴史と自然に夜景をプラス

ドイツは芸術と歴史と自然を堪能できればそれだけで満足、という方は多いと思います。ですが、今一度、マイン川沿いから楽しむ夜景、とくに船上から観ることがそれらに負けない程魅力あるものだということを是非実感していただくことを強くお勧めいたします。

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