横浜「関内」夜風が気持ちいい!日本初のガス灯煌めく散歩道

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横浜「関内」夜風が気持ちいい!日本初のガス灯煌めく散歩道

横浜「関内」夜風が気持ちいい!日本初のガス灯煌めく散歩道

更新日:2015/05/17 17:44

滝川 リョウのプロフィール写真 滝川 リョウ

1859年の開港以来、多くの外国人が行き交ってきた横浜「関内」。開港五大都市(函館、新潟、横浜、神戸、長崎)の一部として、今なお当時の面影を残し異国情緒にあふれる街です。かつて外国人居留地だったこの街は、現在もガスを燃料とする81台の街灯が煌めており、夜の散歩にぴったり。日本で初めてガス灯の灯った「馬車道」から、キングの塔「神奈川県庁」までは約1キロ。夜風に吹かれてのんびり歩いてみませんか?

「馬車道」は西洋風の建物とガス灯でとてもロマンチックな雰囲気!

「馬車道」は西洋風の建物とガス灯でとてもロマンチックな雰囲気!

写真:滝川 リョウ

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横浜市の関内駅周辺、通称「関内(かんない)」。外国人居留地として碁盤の目状に区画整理された歴史を持ち、当時の名残として何本もの直線道路が東西南北にむかって等間隔にのびています。そんな関内の通りのひとつに「馬車道(ばしゃみち)」があります。横浜港が開港すると、外国人を乗せた馬車がこの道を頻繁に行き来するようになりました。そして、いつしか「馬車道」と呼ばれるようになったと言われています。

馬車道を歩くと19世紀のヨーロッパの街並みに迷い込んだような西洋風のレトロな雰囲気を体感できます。明治時代のネオ・バロック建築「神奈川県立博物館(旧 横浜正金銀行本店本館)」や昭和初期の石造り建築「東京芸術大学大学院映像研究科(旧 安田銀行横浜支店)」といった歴史的建造物とともに、レンガ敷きの歩道には昔風の公衆電話ボックスやベンチ、ガス灯などが並んでいます。

昼間歩いても素敵だなと思える場所ですが、特に夜は、横浜でも指折りのロマンチックな道となります。日没後、ガス灯にはオレンジ色の光が灯り、街路樹や建物が幻想的な陰影を落とします。もし、関内を散策するなら馬車道からスタートするのがおススメです。

現在もガスを使ったガス灯81台が活躍している!

現在もガスを使ったガス灯81台が活躍している!

写真:滝川 リョウ

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馬車道の雰囲気を印象付けている、ガス灯――。日本では珍しく、電力ではなくガスを使ったまさに「ガス灯」が現在も活躍しています。馬車道商店街の方々の運営により81台が稼働しており、この街の景観づくりに一役買っています。81台もあるので、目にする街灯すべてが「ガス灯」といっても良いですが、支柱に「馬車道」と書いてあるのですぐに見分けがつくでしょう。

ガス灯は歩道沿いに街灯として並んでいるもののほか、「横浜市市民文化会館(関内ホール)」の前に、ガス灯発祥の記念碑とともに佇んでいます。1872年、馬車道では日本初のガス灯が明かりを灯しました(当時、霧雨の降る日の光が一番美しかったとか)。記念碑の横に建っているガス灯は復元されたものですが、当時のものは柱の部分をイギリス・グラスゴー市から輸入し、灯具を日本の職人が造ったとされています。

歩道を歩きながら沿道に建つガス灯のてっぺん、シェードをひとつひとつ観察してみると、丸みを帯びたタイプから角形のものまでいろいろあることに気付きます。これらのデザインのうちのいくつかはイギリスの各所(ウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)やトラファルガー広場、シェフィールドパークなど)と共通するものです。

神奈川県本庁舎は日本大通り側から眺めよう!

神奈川県本庁舎は日本大通り側から眺めよう!

写真:滝川 リョウ

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さて、関内駅側から馬車道を北に抜け、本町通りを真っ直ぐに進むとライトアップされた神奈川県庁舎が見えてきます。地上5階建ての本庁舎と13階建ての新庁舎がありますが、1928年に建設された本庁舎が、国の「登録有形文化財」に登録されています。日本大通り側からは本庁舎の全体像と正面玄関が臨めますので、ぜひ日本大通り側にまわってみてください。その堂々たる風格に「キングの塔」という称号がよく似合う歴史的建造物が姿を現します。

結婚式も行われる神奈川県本庁舎。見学は公開日をねらおう!

結婚式も行われる神奈川県本庁舎。見学は公開日をねらおう!

写真:滝川 リョウ

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夜の散歩では神奈川県本庁舎の外観しか見られませんが、もし内部を見てみたいという方は、一般公開日をおすすめします。休日の日中に、本庁舎の一部を公開していることがあります。普段は非公開の県知事室や旧議場(大会議場)、旧 貴賓室(第3応接室)を見学でき、みなとみらい地区を一望できる屋上へのぼることも可能です。

また、神奈川県本庁舎では公募で選ばれたカップルが結婚式を行うことがあります。その際には一般公開日とは別に、式場となる旧議場(大会議場)が公開されます。結婚式の行われる日に限って、旧議場(大会議場)の2階席が開放されるようなので、興味のある方はチェックしてみてください♪

まとめ

横浜「関内」には明治から昭和初期にかけての建築物がたくさんあり、どの道を通っても、建築物のお好きな方でしたら、何かしら興味をひかれる建物に出会える場所です。今回はガス灯の灯る「馬車道」とキングの塔「神奈川県庁本庁舎」を紹介しました。夜風の涼しい季節、ライトアップされた石造りの建物を愛でながら街歩きを楽しんでみてくださいね!

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掲載内容は執筆時点のものです。

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