写真:東郷 カオル
地図を見る豊臣秀吉の没後、徳川家康は力を蓄え、とうとう大坂夏の陣で大坂城は陥落。大坂の町は荒廃しました。しかしその後、町衆を中心とした豊かな文化や活気のある暮らしが生まれ、今の大阪につながっています。大坂城が落ちて徳川が「天下統一」したことを祝うお祭ではなく、大阪が「天下一」というお祭です。ここは大阪人が譲れないポイントですので、くれぐれもお間違いなく!
「大坂の陣400年天下一祭」のメイン会場である大阪城公園内には高さ2メートルを超える天下一祭ロゴオブジェが5箇所設置されています。このオブジェは頭の部分が武将で胴体が大阪の「大」の字になっています。
この前で大阪城をバックに記念撮影をするのが人気ですが、たまに「ペンキ塗りたて」という貼紙が付いたオブジェもありますので、ご注意ください。記念撮影のために表には貼られていませんが、裏を見ると貼ってあったりしますので、もたれかかったりしたら大変です。
写真:東郷 カオル
地図を見る写真は「もと大阪市立博物館内レストラン」の外観。あまりにもストレートなネーミングが大阪らしいですね。もともとは旧陸軍第四師団司令部庁舎だったのですが、1960年に大阪市立博物館として開館。2001年に閉館した建物です。レストラン名を「もと旧陸軍第四師団司令部レストラン」にしなかったのは、色々な方面への配慮かと思われますが、インパクトがあって良かったのでは…?と悔やまれます。
ロマネスク様式の重厚な建物のいたるところに凝った装飾が施され、軍の司令部のあとも博物館として利用されるまでに、大阪市警察庁本部・大阪府警察本部に利用されていました。
博物館が閉館してからは年に数回の一般公開があるだけでしたので、期間限定のレストランとはいえ、内部を見学できる貴重な機会ですので是非お立ち寄りください。
今回のイベントでは、2015年9月30日(水)までの期間限定で営業されています。
写真:東郷 カオル
地図を見る「大坂の陣400年天下一祭」のイベントの中に「天下一の黄金の和船・大阪城御座船」があります。金箔張りの和船で大阪城のお堀を優雅に遊覧。お堀に面した見事な石垣を間近で見ることのできる絶好の機会です。何度も大阪城に訪れている方でも、いつもと違った目線で楽しめることでしょう。
大阪城のお堀には内堀と外堀がありますが、この御座船で遊覧できるのは内堀。内堀に架かる極楽橋が船の発着場となっています。写真のような幟が立っていますので目印にしてください。
写真:東郷 カオル
地図を見る金の御座船の所要時間は20分。内堀に架かる極楽橋の東西を往復します。チケットは船着き場の前のブースで購入可能。毎時00分と30分発ですので、時間が中途半端な人は、帰って来る御座船を橋の辺りで待ち構えていると、お城と極楽橋と御座船の写真を撮ることができますので、時間調整にもなりおすすめです。
大阪城はとても広く、アクセスも地下鉄だけでも複数の駅が利用できます。大阪城の中でも北側にある極楽橋へは地下鉄長堀鶴見緑地線の大阪ビジネスパークが一番近いのですが、どの駅もさほど距離の差はありませんので、前後の予定に合わせたアクセス方法で問題ないでしょう。
イベント期間中は大阪城本丸広場前ににステージが設置され、7月から9月の土日祝を中心に、大坂の陣400年天下一祭PR武将隊「大坂 RONIN5」による無料のパフォーマンスも行われます。小さなお子さん連れのファミリーだけではなく、武将萌えの方も、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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