写真:bow
地図を見る沖縄県宮古島の北部、景勝地でもある西平安名崎からほど近い場所に、まるで雪のようにふわふわした塩で有名になった「雪塩製塩所」があります。お馴染みのパッケージの顔抜き看板がお出迎えをしてくれます。
工場と思って来てみれば、意外とこじんまりした建物で若干拍子抜けしてしまうかもしれませんが、この場所こそが2000年にギネスブックに「世界で最も多い18種類のミネラルが含まれている」と認定された雪塩のふるさとなのです。
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地図を見る雪塩がなぜ多くのミネラルを含むのか。それは製法が一つの大きな要因です。ミネラル分であるにがりと固形物の自然塩を分離させるという従来どおりの塩の製法とは異なり、海水の水分だけを蒸発させて、ミネラル分をそのまま塩に残す製法(特許)がとられているのです。
そしてもう一つは海洋深層水などではなく、宮古島の地下海水を利用している点。宮古島は島の大半が琉球石灰岩によって成り立つ島。島じたいが天然のフィルター代わりとなり、地下に染み込んだ海水をきれいにろ過することにより、海洋深層水よりも清廉な海水が採取できるのです。
しかも元々が珊瑚の大地なのでミネラル成分が地下海水に染み出しているためにミネラルが豊富に含有されているといわれています。これこそが雪塩が豊富にミネラルを含む理由だったのです。
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地図を見る「雪塩製塩所」を訪れたのならば必ず食べておきたいものがあります。それは雪塩ソフトクリームです。これを食べるためにここを訪れる人も少なくないのだとか。
ソフトクリームに雪塩が含まれた、いわゆる塩ソフトクリームなのですが、これがまたハマる美味さ!さらに用意されている塩のトッピングをふりかけて食べてもOK。
注意点として、かなり溶けやすく「日本一溶けやすいソフトクリーム」との異名もありますので若干急ぎ気味に食べる必要アリ!
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地図を見る「雪塩製塩所」に行ったのなら必ず立ち寄りたいのは直売ショップです。空港などでは手に入らない工場限定商品も多数揃っており、一見の価値はあり!
バウムクーヘンなど、雪塩を使ったお菓子やスイーツだけでなくコスメ関連まで、さらにはアスリート用の塩など、雪塩を使った商品は本当に沢山あることに気付かされます。ぜひ雪塩の持つ可能性を感じてみてください。店内にはスタッフもいるのでお土産で迷えば気軽に相談に応じてくもらえますよ!
「雪塩製塩所」は宮古島の北部、池間島の手前にあります。宮古島空港からは車で約40分ほど。「雪塩製塩所」では雪塩ができるまでの製造工程もスタッフの方に案内してもらえます。しかも予約は不要!観光のついでにフラリと気軽に立ち寄れるのは有難いポイント。
使い続ければその良さがよくわかる宮古島の雪塩。そのミネラルの多さには「いい仕上がりだ、海の力がDNAの螺旋の隅々にまで染み渡る。」と、ポニョのお父さん・フジモトのようなセリフも出てしまいそうです(笑)
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この記事を書いたナビゲーター
bow
京都生まれ、京都育ちの生粋の京都人です。仕事で全国を飛び回り、京都の良さを再認識したため、京都の観光に携わる仕事をしています。全国を旅した経験と、観光業界に生きる人間としての視点、更には京都人ならでは…
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