何これ!?亀をかたどった駅舎が斬新な岡山県美咲町「亀甲駅」

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何これ!?亀をかたどった駅舎が斬新な岡山県美咲町「亀甲駅」

何これ!?亀をかたどった駅舎が斬新な岡山県美咲町「亀甲駅」

更新日:2015/05/16 17:38

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員

鉄道が通うところ、どこにでも駅舎が存在します。その形もそれぞれの土地柄を反映して実にさまざま。しかし、岡山県の山間部には何と亀をかたどった駅舎があること、ご存知ですか?亀型駅舎があるのは美咲町のJR亀甲駅。いったい、駅舎がなぜ亀の形をしているのでしょうか?今回は全国でも珍しい亀甲駅の駅舎の魅力とその由来をたずねてみましょう。

まさしく珍スポット!亀をかたどった駅舎を持つ亀甲駅

まさしく珍スポット!亀をかたどった駅舎を持つ亀甲駅

写真:乾口 達司

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岡山県久米郡美咲町の山間に位置する亀甲駅(かめのこうえき)は岡山駅と津山駅とを結ぶJR津山線の駅。相対式のホーム2面をそなえた地上駅で、ホームとホームのあいだは跨線橋で連絡されています。その駅の構造は地方の路線でしばしば見られるごく一般的なものですが、亀甲駅がほかの駅と異なるのは、ご覧のような珍しい形の駅舎を持っていること!まさしく岡山を代表する珍スポットであるといえるでしょう。

屋根から突き出した亀の首がどれほど大きいか、横に停車している車の大きさからうかがえますよね。よく観察すると、亀の両目には時計がはめ込まれており、それが亀の表情をユーモラスなものにしています。しかし、亀をかたどったのは何も首の部分だけではありません。画面ではわかりにくいかと思いますが、胴体部分に当たる駅舎本体も六角形の亀甲をかたどっており、屋根には甲羅までしつらえられているのです。ここまで念入りに亀の形を再現しようとした熱意には脱帽ですね。

角度によって異なる亀の表情を確認しよう!正面からの眺め

角度によって異なる亀の表情を確認しよう!正面からの眺め

写真:乾口 達司

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こちらは正面から撮影した駅舎。1枚目の写真に写る亀の表情がユーモラスだったのに比べて、こちらはきりっとした凛々しさが際立っています。いろいろな角度からその表情を眺めましょう。

いたるところに亀!構内で飼育されている本物の亀

いたるところに亀!構内で飼育されている本物の亀

写真:乾口 達司

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その強烈なインパクトに目を奪われてしまいがちですが、訪問時には駅舎の内部もじっくり観察してください。甲羅に当たる天井部分を内部から見上げると、どのように木材が組み合わされているかがわかりますが、天井だけでなく足許にも注目。プラスチックケースには何と本物の亀も飼育されているではありませんか。ほかにも、亀をかたどった銅像や小物、玩具類が多数展示されており、まさしく亀尽くし!亀好きの方にはたまらない空間です。

旅の記念にスタンプを押そう!亀甲駅の駅スタンプ

旅の記念にスタンプを押そう!亀甲駅の駅スタンプ

写真:乾口 達司

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駅舎には亀甲駅特製の記念スタンプもそなえつけられています。もちろん、その図柄にも亀が描かれています。旅の思い出にスタンプを押してみてはいかがでしょうか。

亀甲駅の名の由来となった亀甲岩

亀甲駅の名の由来となった亀甲岩

写真:乾口 達司

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しかし、ここまで亀尽くしだといったい亀甲駅の名前にはどういった由来があるのか、とても知りたくなりますよね。実は駅から歩いて数分、美咲町第二分庁舎の横には、その名前の由来となった岩が存在しているのです。写真がその亀甲岩です。

亀甲岩には2つの伝説が残されています。その一つは、昔、日本全国をめぐり歩いていた六部(巡礼者)が当地で行き倒れた話にもとづきます。六部の死を哀れに思った里人が遺体を埋葬すると、蒼い月の出ていたある夜、巨大な岩が弘法大師の尊像を乗せて地上にせり上がりました。その岩の形が亀の甲羅に似ていたことから岩は亀甲岩と呼ばれ、当地の名の由来になったとのこと。

もう一つは、稲荷山城主であった原田三河守が他家に嫁いだ愛娘のために立派な別荘を建てたというエピソードにちなみます。別荘の建造後、その敷地に亀の形をした大きな岩が出現。それが現在の亀甲岩であるとのこと。

2つの伝説を比べるとその由来はまったく異なりますが、少なくとも亀甲駅が写真の亀甲岩に由来していることは間違いありませんね。

おわりに

亀甲駅の亀型駅舎がどのようなものか、おわかりいただけたでしょうか。上にも紹介したように、岡山駅と津山駅とのあいだに位置しているため、鉄道でのアクセスは快適。岡山―津山間を旅する際、亀甲駅に降り立ち、そのユーモアに富んだ駅舎の魅力をぜひご堪能ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/04 訪問

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