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地図を見る沖縄本島から南西へ約300km、沖縄随一の美しい海を有する宮古島に隣接する伊良部島は2015年1月、宮古島と伊良部大橋で結ばれました。
伊良部大橋の開通まではフェリーで宮古島から渡らなくてはいけなかった離島の伊良部島。それが今や宮古空港から車で15分程度でアクセスできるようになっています。
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地図を見るそんな伊良部島でも代表的なスポットであり、ぜひ訪れてほしいのが「佐和田の浜」。どこまでも続く遠浅が印象的な浜は「日本の渚100選」に選ばれています。
佐和田の浜周辺は公園になっていて、シャワー、トイレも完備、近くには売店もあります。遠浅なのでお子様連れでビーチコーミングなどには最適かもしれません。また佐和田の浜は海に入らなくても一年中その景色を楽しむことができます。
この佐和田の浜の景観の特徴は無数に転がっている大きな岩。伊良部島の白い砂と遠浅の海、そこにある大きな岩があまりにもギャップがあるのです。潮が引いた佐和田の浜は不思議な光景がより一層印象度を増すのですが、絶景というよりは奇景といえるような光景が広がっています。
提供元:沖縄観光コンベンションビューロー
http://www.ocvb.or.jp/実はこの大きな岩は1771年の「八重山地震」により起こった「明和の大津波」によって運ばれてきたもの。佐和田の浜に点在している無数の岩は、サンゴ礁の巨大な塊が海底からはがれて打ち上げられたという津波石だったのです。
「明和の大津波」では宮古諸島に10mを超える津波が押し寄せ、大きな被害をもたらしたとされています。無数の大岩はそんな津波の破壊力を静かに物語っているのです。
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地図を見る佐和田の浜の西には「魚垣(カツ・ナガキ)」と呼ばれる昔ながらの漁法に使われた石垣が現存しています。佐和田の浜の遠浅を巧みに利用した「魚垣」は、周囲を石で囲んで潮が満ちた時に魚が入り、潮が引くときの出口を一か所に絞って出口に網を張って魚を捕るという漁法。かなり大がかりな規模で「魚垣」は造られており、先人の知恵に舌を巻くばかりです。
この「魚垣」は宮古島市の指定有形民俗文化財に指定、また「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも指定されているという貴重な文化財でもあるのです。
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地図を見るまた佐和田の浜は宮古島エリアで1、2を争う夕景スポットとしても知られています。伊良部大橋開通のおかげで気が向いたら宮古島からでもすぐに見に行くことができるようになった点は非常に大きく、夕暮れ時ともなると佐和田の浜にはたくさんの人が集まってきます。
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地図を見る遠浅の佐和田の浜に落ちて行く夕日はまさに絶景。都会の雑踏から離れ、何も考えずに夕日を眺めてみてはどうでしょうか。刻一刻と変わって行く空のグラデーションはきっと心を洗い流してくれることでしょう。佐和田の浜での夕景、目に焼き付けて下さい。
伊良部大橋開通で近くなった伊良部島。その中でも人気の佐和田の浜は外せないポイント!ぜひ訪れてみてください。
住所:沖縄県宮古島市伊良部佐和田1725
アクセス:宮古空港から車で約30分
駐車場:あり
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/16更新)
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