雨の日だからこそ行きたい京都の世界遺産、"苔寺"こと「西芳寺」

雨の日だからこそ行きたい京都の世界遺産、"苔寺"こと「西芳寺」

更新日:2015/05/25 18:10

雨の日はあまり旅行に出たくないものですが、雨の日だからこそ美しく輝く場所が京都にはあります。それが世界遺産でもある”苔寺”こと「西芳寺」。日本一との呼び声高い庭師・夢窓疎石の最高傑作とされ、庭の隅々まで苔むした庭はまさに別天地。世界広しといえど、苔の庭でここまで美しく仕上げた場所はここだけでしょう。

世界唯一!? 雨の日に行くべき世界遺産

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日本で唯一、雨の日だからこそ行くべき旅行スポットが京都にあります。それが、世界遺産に指定され、日本人より外国人に人気のスポット、”苔寺”こと「西芳寺」。このお寺の見所は、なんといっても地面を覆い尽くす青々とした苔が美しい庭。苔は晴れた日に行くとカサカサとした芝生のように見え、あまり風情がないもの。やはり、苔の美しさを見るには、悄悄と雨が降る中がベストです。生気がみなぎり、黄緑色の発色が強くなるので、晴れの日とは格段の美しさを見せてくれます。夢窓疎石という庭師の最高傑作との呼び声が高いのも納得の景観。

ある意味、日本一行きづらい世界遺産!?

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とにかく行きづらいこちらのお寺。まず、拝観するためには、2か月前から受け付けている申請書を出さないといけません。往復はがきのみ受付。1か月前に申請すれば大丈夫です。お値段も一人拝観料は3000円!

また京都からバスで40分ほどかかります(鈴虫寺のすぐ横にコインパーキングあり。当然、人気駐車場なのでお早めに)。そして、庭を拝観する前に写経をしなければ見れません。理由としては「観光地」ではなくあくまで「宗教施設」、ということだそうです。

とこのように、なかなかハードルが高いお寺。子供連れの方は遠慮しがちですが、実は意外と子供に対して理解があり、多少子供が騒いでいても「さもありなん」という感じでお咎めなし。写経も途中まででも可。ルールをちゃんと守れば、老若男女、はたまた海外の方にも門戸を広く開けてくれています。また、うっかり者にも寛容。拝観受付にはお寺から届く往復はがきが必要ですが、もし忘れてしまった場合は、入口にいるお坊さんに名前を伝えれば入れてもらえます。

人間が作ったパワースポット

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お庭は予想以上に広く、別天地。庭師、夢窓疎石の世界観がすごい。
パワースポットを人間の手で作ってしまったよう。お庭には常にシャッ、シャッと箒で庭を掃いてる方たちがいます。落ち葉を常に掃いていないと、とても苔が見れないそうです。なるほど、維持するのも大変です。

梅雨時の予約はお早めに!

雨の日、特にもっとも美しい6月の梅雨時期行くのがオススメな西芳寺。予約が必要なため、行ってみたいという方にはお早目の行動をオススメします。6月は修学旅行も多くないので、ひっそりとわびさびある京都風情を楽しむには意外にいい季節です。苔寺でなくても、イロハモミジに代表される若葉がしとしとと雨に打たれる風景はとてもいいですよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/30 訪問

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