スペインのお祭り「ワイン バトル」13万リットルもの赤ワインが飛び交う!

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スペインのお祭り「ワイン バトル」13万リットルもの赤ワインが飛び交う!

スペインのお祭り「ワイン バトル」13万リットルもの赤ワインが飛び交う!

更新日:2015/05/19 12:00

wanderlust tomokoのプロフィール写真 wanderlust tomoko シヴァナンダ ヨガのインストラクター

スペインワインの老舗エリアで世界的に有名な『ラ・リオハ州』。そのリオハ州にある小さな街アロでは、ワインをかけあう『ワイン バトル(スペイン語では"Batalla del Vino"、ワインの戦いという意味)』というお祭りが毎年6月29日に開催されているのです。
13万リットルもの本物の赤ワインが惜しみなく使われ、普段はのどかな街が、ワイン色に染まった人々で溢れ出しそうなほどの大賑わいです。

静かな街に、あふれんばかりの人々が

静かな街に、あふれんばかりの人々が

写真:wanderlust tomoko

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スペイン最高級ワイン、リオハワインの生産地がスペイン北部のラ・リオハ州。州都はログローニョなのですが、ワイン生産量に関しては『アロ』という街がリオハ州で最大のため、アロは『ワインの州都』と呼ばれています。
旧市街から徒歩圏内、山の麓に葡萄畑が広がりワイナリーが点在しています。美しい教会のある街で、そして行き交う人は皆知り合いではないかと思ってしまう程、アロはとっても小さな場所です。

そんな街に大勢の人がつめかける時期の一つが6月末。スペインで夏の始まりをお祝いする『サン フアン(聖ヨハネ)祭り』や、アロの守護聖人、セント フェリセス(St. Felices)の日があるからです。

普段でも週末にはバル巡りをする人でほんの少し賑やかになる街の中。それがこのサン フアンの時期に入ると、広場やバルで有名な通り『サン トマス通り(Calle San Tomás)』、『サン マルティン通り(Calle San Martín)』はその賑やかさが一段と増し、店に入りきれない人々が通りにごった返していて、歩くのも困難です。

ワイン一色に染まる街と日々

ワイン一色に染まる街と日々

写真:wanderlust tomoko

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『ワイン バトル』は、毎年6月29日の早朝に繰り広げられます。
この時期には、市庁舎にワインの樽が展示されていて、ワイン一色でイベントを更に盛り上げています。
また、本番のワインバトルに先駆けて子供でも参加できるようにと、葡萄ジュースをかけあう子供のためのワイン祭りも行われるのです!(未成年の場合は、こちらに参加できます)

夜になるとライブ演奏が行われていて、『ワインバトル』の前日は騒ぎはなんと朝まで続き、寝ずにそのまま会場へ行くという人もいるくらいなのですからびっくりです。

ワインバトルへ、いざ出発!

ワインバトルへ、いざ出発!

写真:wanderlust tomoko

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会場となるのは、アロの街から約6kmの郊外、人里離れた場所の切り立った岩のある山。アロの街の守護聖人、セント フェリセス(St. Felices)の礼拝堂がここにあるのです。セント フェリセスへミサを捧げるため、巡礼者は歩いて行くという伝統があるのですが、実際は8時のスタートに合わせてバスや車で向かう人もたくさんいます。

日が昇り始めたこの時間帯は、まだ肌寒く空気がきーんと冷えています。車を降りてから、坂をのぼり渓谷を歩き山の中まで入っていきます。坂をのぼっている辺りではまだ平和で、皆が着ている真っ白なTシャツが新鮮にみえます。

お祭りに参加するのには、白い洋服とお祭り用に配られる赤いスカーフが必須なので準備をお忘れなく!そしてワイン、水鉄砲やワイン用の水筒(Bota、ボタ)を持参すると一気に参加度が高まります。

本物の赤ワインが四方八方からふりかかって赤ワインまみれに!

本物の赤ワインが四方八方からふりかかって赤ワインまみれに!

提供元:Haro Turismo

http://www.haroturismo.org/es

山の中に入るや否や心の準備もないうちに、次から次へとワインが浴びせられます。水鉄砲で軽くかかるぐらいなら問題ないのですが、ふいにバケツに入ったワインを上からかけられることも・・・。
これが本物のワインで2014年の統計によるとイベントで使われたワインはなんと!全部で13万リットル。さすが、ワイン王国スペインのワイン産地でのお祭りです。

プロ野球で優勝したチームの特権、ビールかけ、まさにそのワイン版。テレビでその様子をみてやってみたい!と思った人は多いはず。
実際はTシャツも濡れてしまっている上に、日が昇り始めても、木々に覆われている場所では結構冷えます。でも、震えを感じる中でもこのお祭りを心から楽しんでいる参加者と一緒にいると、寒さを忘れてはしゃいでしまいます。

冷え対策には十分していってもしすぎることはありません。また、カメラなど持参する人は水没にはくれぐれもご注意ください。

ひとしきりワインを浴びた後、赤ワイン色に染まった洋服のまま街まで戻ります。

まだまだ続くイベント、なが〜い1日

まだまだ続くイベント、なが〜い1日

写真:wanderlust tomoko

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昼頃になると街へ戻ってきた人々によって、マーチングバンドに合わせて通りではパレードが繰り広げられます。この頃には太陽の日差しのおかげで、びしょ濡れになってしまった洋服も8分乾き、やっと落ち着くことのできる時間です。

ワインが振る舞われていますが、もうここではワインをかけられることはありませんのでご安心を。参加者はバルをはしごしてワインやビールを飲み、昼間から赤ら顔の人をあちらこちらでみかけお祭りは最高潮を迎えます。
体中にワインが染み渡り、街中に赤ワインの香りが漂っている気がします。

街のはずれにある闘牛場では闘牛が行われます。闘牛といってもテレビで紹介されるような本格的なものではなく、子牛なので運動会のような雰囲気です。
夜には花火があがり、イベントは夜まで続きますがこれでやっとなが〜い1日、そしてサン・フアンから続いていた一連のお祭りも終幕となります。

ワイナリー巡りも組み合わせてみては

アロと一緒に州都のログローニョの街やワイナリーも一緒に訪れてみてください。生産地で飲むワイン、それに合うおつまみ、雰囲気、人々と全てが調和して、極上のワインを味わうことができますよ。
イベント期間中は宿泊施設がとても混み合いますが、大型ホテルから、ペンシオンという個人経営のお部屋もありますので諦めずに探してみてください。
ちょっぴり恐怖も感じますが、他では経験できない楽しいお祭りです!

掲載内容は執筆時点のものです。 2005/06/28−2005/06/29 訪問

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