近代経済の父・渋沢栄一の故郷!埼玉県深谷市をめぐる

近代経済の父・渋沢栄一の故郷!埼玉県深谷市をめぐる

更新日:2015/05/17 18:03

第一国立銀行(日本初の商業銀行、現在はみずほ銀行)や東京証券取引所の創設など、明治・大正の日本経済を創った実業家・渋沢栄一。故郷である埼玉県深谷市には生家をはじめ、移築されたゆかりの建築物が多くあり、それらは中を見学できるようになっています。
日本経済を創った渋沢栄一のふるさとを紹介していきます。ゆかりの地を巡ってみましょう。

深谷駅前にある渋沢栄一像

深谷駅前にある渋沢栄一像
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まず、深谷駅北口を出たところにある広場には渋沢栄一の像があります。ここから深谷市の渋沢栄一めぐりがはじまります。

駅から次のスポットまでの交通手段ですが、車の方以外ですと、目的地まで歩いて約1時間、タクシーだと片道2000円前後、バスもありますが数時間に1本。バスはオススメできません。お金を気にせず目的地まで行きたい方はタクシーでもよいのですが、時間と体力のある方は片道を歩いてみるのがオススメです。深谷はレンガの街としても知られているので、途中にレンガの建物が多く見られ、それらを眺めながら歩けます。

移築された大正期の建築物

移築された大正期の建築物
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渋沢栄一が創設した第一銀行の関係者が、喜寿を祝って大正5年に世田谷に立てた会議棟で、取り壊しの際に深谷市によりこの地に移築されました。
立派なレンガ造りで大正期の名建築といわれている「誠之堂」と、スペイン風の「清風亭」の二つがあります。

建物内部も見学が可能で、シルバーガイドの方が常時おられ、声をかけると案内してくださいます。ここで注意が必要ですが、ガイドの方に声をかけないと中には入ることができないので、見学されるときはガイドさんに声をかけましょう。
建物内は撮影可能になっているので、記念撮影をしましょう。写真は誠之堂の内部です。

住所:深谷市大字起会84番地1

渋沢栄一の生まれた家

渋沢栄一の生まれた家
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二つの建築物から徒歩30分ぐらいのところに、渋沢栄一の生家があります。
渋沢栄一の生家は明治25年に焼失しましたが、翌年妹婿によって再建されたものが現在ものこっています。渋沢家全盛期の建物で、和風の家は豪華さがあります。引き戸1枚が100万円はするということです。
庭には渋沢栄一の像があり、生家を見つめるように立っています。

渋沢栄一記念館で貴重資料を見る

渋沢栄一記念館で貴重資料を見る
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生家の近くには渋沢栄一記念館があり、こちらには多くの資料が展示してあります。無料で見学できます。
記念館内部は撮影できません。

深谷市大字下手計1204番地

まとめとして

深谷市は渋沢栄一を地元の偉人として力を入れているので、各施設では丁寧に案内してくださるガイドさんがおられます。渋沢栄一について尋ねたいことや、またほとんど知らない方にも親切に対応してくださいます。
人の賑わう観光スポットではないので、自分のペースで、ガイドさんにマンツーマンで案内していただくことができますので、渋沢栄一について学ばれてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/22 訪問

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