写真:しの
地図を見る湯原温泉は岡山県北部真庭市にある温泉地。
歴史は古く、たたら製鉄の労働者達が疲れた体を癒す為に湯治につかったとも越冬地として利用されていたとも言われています。
低張性のアルカリ温泉は肌にやさしく、とりわけ湯上りはしっとりすることから美人の湯とされ、現在に至るまで広く親しまれています。
湯原温泉の代表格が足元から砂とともに湧き出る温泉の公共露天風呂「砂湯」。
他にも温泉街には日帰りの入浴施設や、映画「千と千尋の神隠し」のモデルの一つにもなったと言われる老舗旅館「油屋」、昭和の香が懐かしい射的屋などがあり、湯巡りや町歩きも楽しむことができます。
写真:しの
地図を見る「砂湯」は川辺に3つの湯船があり、それぞれ温度が違っています。
こちらは公共の無料温泉であり、管理は地元の方々のご協力によって成り立っているもの。消毒なし、ろ過装置なしの完全かけ流しなので、利用者のマナーが存続のカギです。
入浴方法が大きく書かれた看板があり、「お下も洗ってから入浴すること」「湯尻(川下)から入り、上(川上)から出ること」などが書かれてあります。
これらをよく読んで、ありがたく入浴させて頂きましょう。
3つの湯船の一番の違いは温度です。
それぞれ湯船の底からぷくぷくと足元から温泉が沸き起こる新鮮な温泉です。源泉の温度は52度と言われていますが、自然に左右される為、夏はぬる湯も問題ないですが、冬場はぬる湯は寒く感じる方も多いようです。
一番ぬるい大きな湯船が「美人の湯」、「美人の湯」と小さな橋で一部つながっているのが「子宝の湯」、小屋根がついている部分がある脱衣場から一番近いところにあって3つの中で温度が高めの温泉が「長寿の湯」です。
いずれも無色・透明の低張性アルカリ温泉。クセのないお肌しっとりのやさしい温泉です。
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地図を見る「砂湯」「砂噴き湯」と言われるだけあって、湯船の底には砂利が堆積しています。
それぞれの湯船の底の砂利の大きさは微妙に違いますが、砂利と数センチの小石が混在しています。
入浴時にこの砂利をぎゅっぎゅっと踏みしめると、中からガスがぷくぷくを沸き起こるのも、他の温泉にないこちらの特徴です。
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地図を見る雄大な自然を満喫できるロケーションは、別の言い方をするとかなり開放的であるとも言えます。
川辺にある公共の野天風呂なので、脱衣場は簡素なもの。
男女別の脱衣場ではあるものの温泉側からは丸見えで、棚があるのみ。
女性の方は少々不安がよぎるかも知れませんがご安心下さい。女性の脱衣場にはカーテンで仕切られたスペースがあるので、こちらで着脱を行うことができます。
水着の着用はNGですが湯浴み着が着用できるので、持参しての入浴をお勧めします。
写真:しの
地図を見る「湯原温泉郷」にはご紹介させて頂いた湯原温泉以外にも4つの温泉地である真賀温泉、下湯原温泉、郷緑温泉、足温泉があります。
お殿様夫妻が幕を張って貸切風呂を堪能した「幕湯」がある真賀温泉、旭川の川床に湧き出る足温泉など小さいながらも個性豊かな温泉が楽しめるので、湯巡りにはもってこいです。
名実ともに名湯である湯原温泉・砂湯。
とりわけそのロケーション、砂湯という貴重さは百点満点です。
この素晴らしい温泉がいつまでも枯れず現状維持できることを願うばかりです。
また、近隣にも個性豊かな素晴らしい温泉が数多くある湯原温泉郷に
是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
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(2023/11/30更新)
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