写真:Hiroko Oji
地図を見るボーヒン湖は、ブレッド湖からさらにバスで20分ほど南西に進んだところに位置し、バスは湖の東端のリブチェフ・ラズに先ず停車します。このあたりにホテルやレストラン、お土産物屋があり、ボーヒンの名前を植え込みで表した公園や4人の登山家の銅像があります。
ボーヒン湖はブレッド湖の約3倍の大きさがあり、ブレッド湖と同様、エメラルドグリーンの澄み切った綺麗な湖!たくさんの魚が群れを成して泳ぐ姿に出会えます。周囲には数多くのハイキングコースやサイクリングコースが設定されていますので、対岸に山並みを眺めながら湖畔沿いを進んで行きましょう。南側の湖畔の遊歩道沿いには、シュタインボックの銅像、船着き場やキャンプ場、ホテル、教会・・・と続き、やがて西端のウカンツ地区に辿り着きます。ここには広いキャンプ場があり、不自由なくキャンプを楽しめる設備が整っています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るウカンツ地区から北へ向かうハイキングコースを進み、西へ歩くこと4キロメートルほどでサヴィッツァの滝の入り口に辿り着きます。滝の入り口までバスで行くことも可能ですが6月の下旬から8月の下旬までの運行になっています。
滝の入り口からさらに山道を20分ほど登っていきますと屋根付きの展望所があり、その奥に音を立てて流れ落ちる滝が控えているのです。サビッツァの滝はサヴァ川の源流で、最大78メートルの高低差を流れ落ちています。逆V字型を描き、滝壺はとても澄み切った綺麗なエメラルドグリーンの水!こんなひっそりした山奥に、こんな豪快な滝があるなんて!と、しばし言葉もなく見惚れてしまうことでしょう。
滝の上のほうを目を凝らしてよく見ると、大きな岩の上に豆粒のような人影が見えます。余力のある人はどうぞ滝を見下ろす風景も楽しんでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る湖の南西のウカンツ地区にあるキャンプ場前のロープウェイ乗り場から、ロープウェイでスキーセンター・フォーゲルへ上ってみましょう。
ロープウェイを降りたところは標高1535メートルの地点。展望台があり、すぐ隣にはスキーホテル・フォーゲルが建っています。この展望台からの眺めが素晴らしい!!真下にボーヒン湖が横たわり、近くの集落が見渡せ、さらにその周囲を取り巻くのがトリグラフ国立公園の雄大な山並みです。
展望台正面のひときわ高いのが、スロヴェニアの国旗にもデザインされているトリグラフ山、標高2864メートル。展望台横のレストランで一休みしながら眺める風景は格別です。ぜひここまで上ってきてくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るボーヒン湖の南側に広がるフォーゲル山の中腹には広いスキー場があり、夏にはたくさんのハイキングコースが楽しめるところです。
ウカンツ地区のロープウェイで山腹まで上ったら、ぜひ奥に広がるハイキングコースへ。ロープウェイを降りた周辺には牛やヤギが草をはむ牧草地が広がり、パラグライダーを楽しむ人々の姿も見られます。風を待って飛び立っていくパラグライダーを見送ったら、ハイキングコースの表示を参考に歩き始めましょう。
山頂に十字架が立つ山や、スキー用のリフトがいくつもある山など、歩くコースはいくつもありますので、お好きなコースへ足を運んでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るボーヒン湖畔には遊歩道があり、湖の周りを1周することもできます。また、リブチェフ・ラズから橋を渡り湖畔の教会を経由してスタラー・フジナの集落までお散歩するのもお薦めです。スタラー・フジナはお花いっぱいの緑に囲まれた民家が建ち並ぶ村で、長閑そのもの!途中の田舎道では鹿の親子に出会えたりするのも嬉しいハプニングです。
湖畔沿いでボートに乗ったり水に浸ったり、また、船着き場からは遊覧船も出ていますので時間があれば乗船して静かな湖上をゆっくり進んで楽しんでください。
ボーヒン湖へは、ブレッド湖からバスで20分ほどですが、日にちが合えば、イェセニツェ駅からボーヒン鉄道というSLに乗って、ボーヒンスカ・ビストリツァの小さな駅で下車し、ブレッド湖からやってきたバスに乗り換えていく方法もあります。ボーヒン鉄道は風光明媚な車窓風景で鉄道ファンに人気があるのですが、ローカル線で運行便数が限られています。運よくスケジュールが合えば、ぜひ利用してくださいね。ご利用の際は記事下のMEMOのホームページをご参照ください。
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(2024/12/4更新)
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