写真:結月 ここあ
地図を見る標高700メートルほどのところにある黒川温泉は、筑後川の支流である田の原川沿いに風情のある温泉宿がいくつもあります。
その中にある「いこい旅館」は、昭和の情景が残されている和風旅館。
玄関前の右手には誰でもが楽しめる囲炉裏と足湯もあり、温泉卵も茹でられています。
写真:結月 ここあ
地図を見る黒川温泉は、入湯手形1300円を買えば、24軒のお宿の中から好きなところ3か所で入浴することができます。
時間もあまりない、湯あたりが少し心配という方や、3か所は無理かなという方は、その場で入浴料を払うことも可能です。
3か所を巡らなくても、それぞれのお宿には多彩な湯船があるので、十分に楽しめます。
黒川温泉で唯一、「日本名湯秘湯百選」に選出されているいこい旅館では、13もの湯船があり、日帰りでも嬉しいことに9の湯船に入浴できます。
こじんまりとしたレトロな館内を進むと磨き上げられた廊下の先に、日本の名湯秘湯百選にも選ばれた美人湯もここにあります。
注目は、脱衣所からすぐのところにある、「立湯」。
一見なかなか風情がありますが、何やら怪しい棒が吊り下げられているのが先ず目に入ります。
実はこの立湯、深さがなんと1メートル50センチもあって、女性ではなかなか立っているのも大変なので、梁から吊るされた2本の竹の棒につかまって入浴するのです。
これなら黙っていても肩までしっかりと温まることができますね。
竹につかまってゆらゆらと入る温泉は、スリルもあって、楽しめますよ!
5人位ならこの竹にいっぺんにつかまることができて、グループ客にも喜ばれています。
打たせ湯のある「美人湯」は、硫黄・明礬・食塩からなる硫化水素泉で、どちらかというとぬるっとした感じの湯で、みるみる間にお肌がつるんとなります。
硫黄といっても、独特の匂いはほとんどすることもなく、黒川温泉の中でも美人湯はここだけなんですよ。
湯治場の雰囲気も残し、昭和レトロが懐かしい!って気持ちになれる黒川温泉は、別府や熊本からも車で1時間半ほどの距離です。
それぞれのお宿の個性ある温泉で、日頃の疲れを癒してみませんか。
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(2023/12/1更新)
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