まずは、悪石島へ行くには鹿児島本港南埠頭、もしくは奄美大島の名瀬港に発着する“フェリーとしま”に乗船します。
【航路】
(往路)
鹿児島本港南埠頭→口之島→中之島→平島→諏訪瀬島→悪石島→小宝島→宝島→名瀬港
(復路)
名瀬港→宝島→小宝島→悪石島→諏訪瀬島→平島→中之島→口之島→鹿児島本港南埠頭
鹿児島本港南埠頭を発着する便が週2回出ています。
船の発着時間は季節によって前後することもあり、詳しくは「MEMO」から十島村役場HPで確認することをオススメします。
※写真は悪石島に入港するフェリーとしま
悪石島の盆踊りは旧暦7月7日から踊り始め、旧暦7月13日まで稽古を兼ねて踊り続けられます。
旧暦7月14〜16日が盆踊りの本番で、踊りを公民館や総代の家、テラ、墓地等で踊られます。
このテラという場所は共同墓地入口にある無人寺で、現在は小屋があるだけですが、かつてここには福寿山養徳寺(明治20年頃焼失)があったということで、島の中の広場をテラと呼ぶことに対しての民俗的な興味をそそります。
この盆踊りは「長崎船」「花踊り」「コダシ踊り」「俵踊り」「財布踊り」「魚釣り踊り」「ハッパン大将」「細川殿」等の踊りも見所です。
民俗マニアにはたまらないこの盆踊り、あなたは全部見られるでしょうか?
※写真はテラでの盆踊り
旧暦7月16日の盆踊りが終盤になると、太鼓を叩きます。
この太鼓の音が鳴るといよいよボゼの登場です。
遠くから子供や観光客の悲鳴が聞こえてきます。
そして、到底日本の祭りとは思えない仮面の神が出現するのです。
太鼓の音に導かれ、人々の悲鳴が聞こえたらいよいよボゼの登場です。
ボゼは大きな耳、目、口をしており、ビロウの葉を身にまとっています。
顔は縞模様で実際に見ると日本というよりポリネシアかどこかのお祭りを見ているようです。
また、ボゼマラと呼ばれる棒を持っています。女性はこの棒でお腹を突かれると子宝に恵まれるという事で縁起のいいものになっています。
このボゼには、ハガマボゼやヒラボゼという種類があります。
人間の頭の形状をしているボゼはハガマボゼ。正面から見るとすぼまった感じがするものをヒラボゼと言います。
また子供を探す事を専門とした少し頭の小さいサガシボゼというボゼもたまに出ます。
サガシボゼは毎年出るボゼではないので見ることができたら相当ラッキーです。
※写真はボゼが揃った姿
祭りの中でボゼの現れる時間はほんの15〜20分なので、そのボゼの迫力を体全体で楽しみましょう。
写真を撮るもよし。逃げ惑うもよし。叫ぶもよし。
2mを超える大きさのボゼの迫力には圧倒されること間違いなしです。
子供だったらトラウマになってしまうかもしれませんね。
そんな迫力ある祭りがこの日本にあるのです。
ボゼは悪石島のみならず十島村のシンボルになっています。
ボゼは一年に1回旧暦7月16日に出るので、2015年は8月29日に行われます。
毎年日にちに合わせてフェリーの特別便も出ますので、フェリーとしまの運行表をチェックしてぜひぜひ遊びに行ってみてくださいね!
当日島の中に宿が取れなくても、フェリーの中で泊まれます!
この機会にぜひ日本最後の秘境トカラ列島の悪石島に足を運んでみましょう。
きっと普通では体験できない体験がそこには待っています。
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(2024/10/9更新)
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