レトロでモダン?香港・上環「PMQ」と「ウエスタンマーケット」

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レトロでモダン?香港・上環「PMQ」と「ウエスタンマーケット」

レトロでモダン?香港・上環「PMQ」と「ウエスタンマーケット」

更新日:2018/07/23 16:09

やま かづのプロフィール写真 やま かづ 機内食&マンゴーにはうるさいトラベルライター

香港島・中環(セントラル)西側の上環(ションワン)地区には、従来の役目を終えてからも取り壊されることなく有効活用されている2つの歴史的な建物があります。一つは芸術文化の情報発信基地「PMQ(元創方)」、そして、もう一つは「ウエスタンマーケット(西港城)」です。
両者ともに時代の変遷につれて一時は忘れられた存在となりましたが、歴史的な価値が認められ、改修後は新しい形で保存活用されています。

「PMQ(元創方)」は何と警察宿舎だった!

「PMQ(元創方)」は何と警察宿舎だった!

写真:やま かづ

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「PMQ」と呼ばれるこの建物は、もともと官学校「中央書院」として建設され、中国の革命家として有名な孫文もここで学生時代を過ごしました。
その後、既婚者向けの警察宿舎としてリノベーションされ、それが現在の名前の由来「PMQ(Police Married Quarters)」となりました。

さらにその後は、時の移り変わりとともに警察官の入居者もなくなり、長い間、放置に近い状態で残されていました。しかし、2010年に香港のアーティストが集うクリエイティブな空間として生まれ変わり、今では100を超えるデザインスタジオやショップ、カフェが入居しています。

歴史とアートが融合!独特なショッピングスペース

歴史とアートが融合!独特なショッピングスペース

写真:やま かづ

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館内に一歩足を踏み入れると、19世紀につくられた学校の教室の雰囲気や、その後、増改築されたものの官舎として残る生活空間などを至るところで感じることができます。
建物内部は、ちょうど学校の廊下から窓を通して教室の中の様子が見えるようなイメージでデザインされており、各部屋のショップによっては作品を並べることでショーウィンドウとして活用しています。
また、その作品類は雑貨にとどまらず、カップケーキなどのスイーツ、オーガニックな焼き立てパンにまで至り、オープンエアのテーブルについて、中庭を眺めながらゆっくりとティータイムを楽しむこともできます。

ショッピングモールでもない、デザインスタジオでもない、そんなおしゃれでトレンディな空間をゆっくり散策しながら、香港チックなお気に入りの雑貨を見つけてみませんか?

小さいけれど、きらりと光る「ウエスタンマーケット」

小さいけれど、きらりと光る「ウエスタンマーケット」

写真:やま かづ

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「ウエスタンマーケット(西港城)」は20世紀初頭に建てられたアーチ状の窓が美しいエドワード様式の建物で、当初は上環(ションワン)の街市(公設生鮮市場)として使われていました。
ところが、街市の移転に伴い、建物の保存・活用策が議論された結果、新しい複合型の観光スポットとして生まれ変わりました。

ちなみに、香港名物のトラム(路面電車)の一部は、ここを起点として運行されているので、「ウエスタンマーケット」という名前を見たり聞いたりしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

「西洋+中華=香港」ならではのお楽しみ

「西洋+中華=香港」ならではのお楽しみ

写真:やま かづ

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「ウエスタンマーケット」は外見もさることながら、館内も西洋と中華の文化が融合し、非常にノスタルジックな雰囲気となっています。
グラウンドフロアのホールは吹き抜けになっており、その中央からエスカレーターが2階部分の高い天井に向かって延びています。その先には、かつてはダンスホールとしても使われていたであろう空間が広がり、今でも「大舞台飯店(The Grand Stage)」として営業しています。そして、その下の階、1階には十数軒の服地屋さんがところ狭しと商品を並べています。

いざ館内を散策してみると、一般の日本人観光客にとっては、この建物の2階と1階には用がないと思われるかもしれません。
しかし、ぜひチェックしてもらいたいのは、エスカレーターで上った後、下りる際に使う扉向こうの階段ホールです。アーチ型の窓からの調光が工夫されていて、光の陰影が美しく、レンガ造りの建物のダイナミックさを感じることができるんです。

ちょっと一息!ここがあった!旅行者の注目スポット!

ちょっと一息!ここがあった!旅行者の注目スポット!

写真:やま かづ

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旅行者にとって一番楽しめるのはグランドフロアのショッピングエリアです。
日本人にも特に人気の高い香港スイーツのお店、「満記甜品(ハニームーンデザート)」も入っています。席数も比較的多くスペースに余裕があるので、落ち着いて休憩ができます。オーダーするのはもちろん、このお店の看板メニュー、マンゴーパンケーキ(写真:奥)でしょうか。その他、マンゴープリン(写真:手前)、マンゴースムージーもお勧めですよ!

その他、ショッピングエリアでぜひ覗いてもらいたいお店は「80M 巴士専門店(80Mバスモデルショップ)」です。香港の2階建てバスやミニバスなどの珍しいミニチュア模型を売っています。バスだけでなく香港で見かける乗り物全般を取り扱っているショップなので、レアな一品が見つかるかもしれませんね。

レトロとモダンのいいとこどり!

昨今の香港では、古くて歴史的な意義のある建物をただ単に保存するだけでなく、有効的に活用していこうという動きが広がっています。
今回ご紹介したような、香港デザイナーのトレンドを発信する基地として活用したり、ちょっと変わった観光客向けのショッピングスポットにしたり、あるいはレストランや宿泊施設にするなど、その活用範囲はとどまるところを知りません。

決して回顧主義というのではなく、レトロとモダンをほどよく調合。そこには中華風土にイギリス文化をうまく取り入れて成長してきた香港人のDNAを感じずにはいられません。
あなたも香港のレトロモダンを感じてみませんか?

注)文中の階数表記は香港式で、グランドフロア(日本では1階)、1階(日本では2階)を意味します。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/19−2015/05/20 訪問

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