写真:六三四
地図を見る浜田海岸から県道73号線をすすむと道路沿いに小さな看板。
この看板以外、場所を示すものは何一つもありません。
今でこそカーナビがありますが筆者が初めて訪問したのは約10年前、しかも日没後であったため迷いました。
木々に囲まれた敷地内は演歌がBGMとして流れており、田舎のほのぼのとした雰囲気とマッチしてコブシの効いた歌声がいい味を出してます(笑)
写真:六三四
地図を見る朝10時のオープンと同時に毎日通っているという常連さんが数人、我さきにと浴場へ向かいます。しかし脱衣所ではスローダウン。顔なじみとゆっくり語りながら服を脱ぐ常連さん。これはチャンスとそそくさと服を脱ぎこの日の一番風呂をゲット!
演歌が流れるのんびりとした場所でバタバタと、自己満足に浸る筆者の何とも小さなことよと猛反省。
写真:六三四
地図を見る浴室に入ってまず目を奪われるのが茶色の湯。
大体この手の色は成分が濃いためガツンとくる浴感なのですが、コチラの湯は優しいサラリとした肌触り。
湯上りはしっとり感が持続するので乾燥肌の方にもいいかもしれません。
昔から鉄分が豊富で皮膚病やきり傷に特に良いと言われていたそうで、道路整備が行われていなかった頃でも山道を越えて遠くは日向(宮崎県)からも湯治に来られる方がいらっしゃったとか。
「深い傷も一日で良くなる」なんて聞かされたら、そりゃ怪我をしたら行きますよね。
写真:六三四
地図を見る浴場はあつ湯とぬる湯に分かれています。
「アビルランド坂元」のおすすめは鹿児島ではココだけしかないであろう「水まくら」。一般家庭で使う水枕ではなく、写真の金属パイプを「水まくら」と名づけていらっしゃいます。
金属パイプの内側を水風呂で使う地下水を通すというご主人の発想から生まれたものなのですがこれが実に気持ち良い。温度も一定で冷たくのぼせ防止にもうってつけ。
「水まくら」に頭をのせ湯の浮力に身をまかせる浮遊浴は全身の力が抜けリラックス効果も倍増です。
写真:六三四
地図を見る古くから湯治場として栄え、この湯を求めて山を登り谷を下り多くの方が訪れた「アビルランド坂元」。
秘湯的雰囲気は今でも健在で温泉ファンならずとも訪れる価値アリの浴場です!
演歌が嫌いな方はその限りではありません。
【施設名】アビルランド坂元
【住 所】鹿屋市浜田町139-1
【電 話】0994-47-2144
【泉 質】冷鉱泉
【料 金】大人¥380
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(2024/4/17更新)
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