写真:しの
地図を見る三朝温泉を代表する温泉旅館「旅館大橋」は昭和7年創業の旅館。その建物は有形文化財に指定されています。
館内に入ってすぐにあるロビーの大きな窓からは、三徳川の景色が四季折々の姿をみることができます。
また、風格ある日本建築は外観だけではありません。宮大工が年月をかけて丁寧に造った客室も、一つとして同じものがない寛ぎの空間が形成されています。
そしてこの旅館で特筆すべきもの、それが温泉です。湯船の真下から湧き出る温泉がなんと3つもあります。
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地図を見る旅館大橋の「巌窟の湯」にある3つの湯船は、各々自然湧出し岩風呂で直接かけ流されている贅沢すぎる温泉です。
「下の湯」「中の湯」からはラジウム泉、「上の湯」からはトリウム泉がそれぞれ湧き出ています。
この「上の湯」のトリウムエマナチオンの含有量は、世界一と認定されているというもの。「上の湯」は、3つの湯船の中では比較的熱めとは言え適温といえる温度ですが、浸かっているととても温まり、個人差がありますが顔がほてる感覚でじとっと汗が出てきます。
「下の湯」「中の湯」もそれぞれ足元から湧出する温泉でそれぞれややぬるめ。湧き出る感じは微妙に異なり、「下の湯」はプツプツと細かい泡状に沸き起こり、「中の湯」はポコンポコンと湧いています。
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地図を見る公共の露天風呂「河原風呂」は三朝橋のたもとにあり、非常に開放感のある露天風呂です。
橋からも川からも見渡せる開放感。基本的に巻物などを羽織ることはNGであり、脱衣をする所も半露天のようなもの。もちろん混浴なので、特に女性の方には非常に難易度の高い温泉です。
浴槽は2つ、やや熱めとややぬるめ。入浴してみると一応簾が目隠しにはなっていますが、お湯自体も透明なのであることから入浴中でも隠せるところはないです。
しかし、ご安心下さい。どうしても勇気の出ない方は隣に足湯がありますので、こちらをご利用してみてはいかがでしょうか?
さらりとしたクセのないお湯に癒されること間違いなしです。
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地図を見るラジウム泉は呼吸から吸入すると一番効果があると言われており、三朝温泉でも口から入れる「飲泉」があります。いくつかの飲泉場があるので試してみましょう。
飲泉場のひとつ「薬師の湯」は足湯をしながら飲泉も楽しめるのでおすすめです。意外に飲みやすいお味。臭みはほぼなく、ミネラル分なのかほんの少しの塩味を感じる程度です。
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地図を見る三朝温泉には3つの共同湯がありますが、そのうちの一つ「株湯」は三朝温泉発祥の由緒ある温泉。
温泉街の中心から徒歩でいける距離にあるものの、やや外れにあるので、地元の方の利用が多い温泉です。
地元の共同湯ですがきれいに整備されていますが、せっけんなどは一切なく男女それぞれ小さめの内湯がひとつあるのみのシンプルなもの。
三朝温泉特有の放射能泉を堪能できますが、こちらは44度前後の熱湯。熱いお湯に不慣れな方はご注意下さいね。
三朝温泉は全国的にも数少ない放射能泉が湧く温泉。その効能や三朝温泉を堪能したい方にとって外せないのが、足元湧出の自家源泉をもつ「旅館大橋」、発祥の地である「株湯」です。
また「河原風呂」は三朝のシンボル的存在である三朝橋のたもとにあり、三朝温泉を楽しむにはうってつけであり、「吸って良し・飲んで良し」を味わうには「薬師の湯」がお勧めです。
いずれも素晴らしい温泉ですので、是非三朝温泉を体全部で堪能してみて下さいね。
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(2023/12/5更新)
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