四神の名を持つパワースポット!兵庫の奇勝「玄武洞公園」

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四神の名を持つパワースポット!兵庫の奇勝「玄武洞公園」

四神の名を持つパワースポット!兵庫の奇勝「玄武洞公園」

更新日:2015/05/28 13:45

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

兵庫県豊岡市にある奇勝「玄武洞公園」。
国指定天然記念物で、山陰海岸ジオパークの代表的な景勝地だ。すぐ近くには「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」二つ星の温泉「城崎温泉」がある。
見どころは、自然の驚異と偉大さに畏怖さえ感じる玄武岩の石柱「柱状節理」。まさにパワースポット。奇岩・奇勝に願掛けをする人まで現れている、注目の観光地なのだ。
天下の奇勝「玄武洞公園」を紹介しよう。

玄武洞公園ってどんなところ?

玄武洞公園ってどんなところ?

写真:塚本 隆司

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知名度は低いが、行ってみると驚くほど良かったというスポットがある。
玄武洞公園もそのひとつ。見れば見るほど、知れば知るほど興味がわいてくるのが理由のようだ。
城崎温泉から近く気軽に立ち寄れ、入園料も駐車場代も無料。
「玄武洞案内ガイド」は有料だが、頼むともっと楽しめる。眺めているだけではもったいないからだ。料金は30分コースで300円、60分コースでも500円とお手頃。

玄武洞公園には「柱状節理」とよばれる玄武岩の石柱が、規則正しくまるで古代建造物かのように並んでいる。石柱の断面は6角形で亀甲に似ていることから「玄武洞」と江戸時代後期に命名されたという。
「玄武岩」と呼ばれる石の日本名は、明治17年に「玄武洞」にちなんで命名されたもの。英名では「basalt」。石言葉にあるように「生命力を高め、魔を寄せつけない」パワーストーンなのだ。

玄武洞は古くから景勝地として知られていたようで、昭和6年には国の天然記念物に指定されている。公園には5つの洞があり、玄武・青龍・白虎・朱雀(南朱雀・北朱雀)と四神の名をもつ。玄武・青龍以外は大正時代に観光用として命名されたものだが、名前負けしていない神聖さが感じられる。古くからパワースポットであったことがうかがえるのだ。

写真は、兵庫県豊岡市のマスコットキャラクター「玄武岩の玄さん」。「しゃべるゆるキャラ」のはしり的存在だ。週末など玄武洞でお出迎えをしてくれる日もあるので、会えれば是非話しかけ、一緒に写真撮影してもらおう。

はじまりは、約160万年前

はじまりは、約160万年前

写真:塚本 隆司

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300万年から1万年前は、大規模な火山噴火が盛んであった時代。
玄武洞公園は、約160万年前の火山噴火で流れ出た溶岩が固まったものだという。
溶岩が徐々に冷えていく過程で、表面は収縮し割れ目が生まれる。割れ目は冷え具合にあわせ、規則的に内部へと伸びていき、やがて「柱状節理」と呼ばれる石の柱となるのだ。東尋坊(福井県坂井市)やジャイアンツ・コーズウェー(イギリス・世界遺産)・澎湖玄武岩自然保護区(台湾・世界遺産候補)などと同じだ。

160万年前の地球は磁場が逆転(N極とS極が反対)していたという。難しくて理由は説明できないが、方位磁石を玄武岩に近づけるとNS極が反対になる。地場逆転の世界的な発見場所が玄武洞公園なのだ。富士の樹海で、方位磁石が狂うのも同じ理由だ。

写真が玄武洞。
人工物かのように並ぶ石柱が、縦・横・斜めと伸びている。
洞窟は、地底へと続く入り口のように見えるが、石を採掘するために掘り出された跡なのだ。

玄武岩は、切り出しやすいことから石垣や庭石・護岸工事など豊岡市内の各所で使われた。城崎温泉街を流れる大谿川(おおたにがわ)の、風情ある石垣のような護岸も、玄武岩で作られている。大谿川の場合は、切り出した石ではなく、大正時代の大地震で崩れた石柱を街の復興に使ったものだ。
鉄分を多く含む玄武岩は、漬け物石としても最適で、代々大切に使い続けている家や店もあるという。
現在は、天然記念物であるため、法律によって持ち帰ることは禁じられている。

圧巻の迫力「青龍洞」は、願いがかなうパワースポット

圧巻の迫力「青龍洞」は、願いがかなうパワースポット

写真:塚本 隆司

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迫力ある柱状節理の絶壁が青龍洞だ。
高さ33メートル、幅40メートル。最も長い節理は15メートルもあり圧巻の迫力。うねるように伸びる節理から「龍が昇る姿に似ている」と青龍洞と呼ばれるようになったという。
洞の下には池があり、日のあたり具合で節理を水面に映し、幻想的な光景をみせてくれるそうだ。雨上がりの晴れ間には虹がかかる。自然の偉大さが伝わってくるパワースポットであり、いつまでも眺めていられる光景だ。

池の中央には、小さな石塔が建っている。小石を投げて上にのせられると願いがかなうという。まわりには、小石だけではなく小銭も多い。単なる遊びではないことがうかがえる。

写真に小さく写っているのだが、柱状節理の高いところに、今にも落ちそうな石があるのだ。なかなか落ちないことから受験シーズンなどには、「落ちない石」にあやかろうと多くの受験生らが願掛けに訪れる。どの石かはあえて伏せておこう。

まだまだ不思議がいっぱい

まだまだ不思議がいっぱい

写真:塚本 隆司

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白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞は、玄武洞や青龍洞に比べ規模は小さいが、それぞれに見どころがある。
南朱雀洞では、よく晴れた初夏の午後、洞の中に差し込んだ日の光が水面を反射し、節理の天井に光を映すことがあるそうだ。まるで朱雀が羽をはためかしているかのような幻想的な光景だという。

写真は白虎洞。横に伸びた節理の断面が、まるで石垣のようにみえる。白虎洞には「ハート型の石」がある。恋心を満たしてくれるパワースポットだ。

白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞への道は、玄武岩の階段で続いている。足腰の弱い方には少しきついかもしれない。雨の日は、特にすべりやすいので注意が必要だ。

玄武洞公園は、縁結びのパワースポット

玄武洞公園は、縁結びのパワースポット

写真:塚本 隆司

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休憩所内に神社がある。古くからある厳かなものではないが、かなり御利益があるパワースポットらしい。その名も「縁結び玄さん」。
玄武岩の硬さから「かたい絆」「身持ちがかたい」と連想ができ、家の礎に使われていたなど縁起がよい。加えて、豊岡に住む特別天然記念物「オオサンショウウオ」と「コウノトリ」にあやかり「かたい絆で、末永く、幸せに」との願いが込められている。

白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞を通って帰るルートを通るとコースから外れるので、最初にお参りするのがよいだろう。

最後に

まだまだ説明しきれない見どころがある「玄武洞公園」。
6月にはあじさい祭りが開かれるなど、景勝地として、パワースポットとして、注目すべき観光地なのだ。

最後に場所を説明しておこう。
1級河川・円山川の下流に位置し、JR豊岡駅から車でおよそ15分、城崎温泉駅からなら10分もかからない。城崎温泉駅からの距離は5キロメートルほどなので、駅のレンタサイクルを借りて円山川沿いをサイクリングするのもいいし、駅と玄武洞間を結ぶバスもある。
電車なら、JR山陰本線玄武洞駅を下車するといい。玄武洞とは円山川を挟んだ対岸になるので渡し船(ボート)がある。

城崎温泉に行くなら、是非立ち寄りたい「玄武洞公園」。見逃すにはもったいない。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/19 訪問

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