写真:藤田 聡
地図を見る肘折温泉丸屋旅館は、内装も外観もレトロ風情が素晴らしく、特に歴史を感じる夕暮れ時の玄関付近は最高です!ロビーの風情も良く、その奥の湯上がり所や、新設された水屋やライブラリーの風情も秀逸。結局のところ、宿の建築全てが素晴らしいのです。
レトロな宿をモダンに改装していますが、あくまでもベースはレトロ。レトロ風情を良いと感じる方に、おすすめしたい宿です。
写真:藤田 聡
地図を見る肘折温泉丸屋旅館には、近代的なツインルームが一部屋ある他は、ゆとりの二間タイプの客室です。レトロとモダンが溶け合っていると感じながらも、レトロな湯治宿を風情を失わない客室は、温泉好きの心に染み入ります。
普通の旅館なら、黒くて立派な四角いテーブルを置くであろうリビングの中央に、アニメ「巨人の星」の親父がひっくり返していたような、可愛いい丸いちゃぶ台が置いてあります。大きなテーブルの代わりに、必要十分なちゃぶ台を用意する事で、部屋を広々と使って、くつろいで下さいという宿の配慮も実感します。
写真:藤田 聡
地図を見る由布院温泉玉の湯における小鹿田焼(おんたやき)のように、旅先の宿で地元の陶芸が印象的に使われていると、忘れ難い印象を残します。
肘折温泉丸屋旅館では、新庄東山焼の器が多用され、食後のコーヒーカップも新庄東山焼です。紺色の下地に乳白色の釉薬が掛かった物が多く、近代的な焼き物に見えますが、一泊二日で愛用するうちに、親しみを覚えて来るのが不思議です。
夕食は山形牛を中心に地元の珍しい山菜も多く、説明を聞きながら食べるのも楽しいもの。ブログや口コミでも、特に食事が好評です!
写真:藤田 聡
地図を見る肘折温泉丸屋旅館では、男女別の大浴場があり、片方に露天風呂が併設され、時間により男女交代します。他に、写真の貸切風呂が玄関横にあり、空いていれば自由に使えるシステム。貸切ですから夫婦やカップル水入らずで、混浴の温泉を思う存分楽しめます。
プチ湯治では、温泉三昧が旅の目的になります。宿の正面には肘折温泉発祥の共同浴場「上の湯」があり、入浴券が客室に用意され気軽に入浴出来ます!
肘折温泉丸屋旅館に宿泊したら、名物の朝市もおすすめ。驚く程の安さではありませんが、量が非常に多いので、何でも結局はお得です。朝市は5:30から7:30までと本当に朝早いので、早起きが必要です。
丸屋旅館は上質な宿ですが、決して篭もる為の宿ではなく、向かいの共同湯や朝市など温泉街とともに楽しんでこそ、宿の良さが際立って感じられます。単に風情がレトロなだけでなく、温泉宿本来のあり方が貫かれた正統派の旅館です!
肘折温泉の周辺観光としては、山形県自慢のグルメ巡りがおすすめ。手打ちそば食べ放題や、さくらんぼ狩り、日本屈指の和菓子の名店もあります。別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事の最後にリンクあり)
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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(2025/1/20更新)
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