写真:Hiroko Oji
地図を見るアルビの鉄道駅は、南西フランスの中心都市トゥールーズから列車で約1時間、旧市街は鉄道駅からさらに徒歩10分の所にあります。
旧市街には、煉瓦と年季の入った木枠の組み合わせが美しい中世の建物が建ち並び、その1階にはモダンなブティックやレストランが入って、観光客で賑わっています。昔の商館や邸宅も多く、入口の立派な扉や窓枠には素晴らしい彫り込みが施されていたり、入口のアーチの両側や上部には国旗が立てられています。
また、旧市街の北側にはタルン川が流れ、町一番の見どころサント・セシル大聖堂やロートレック美術館から河畔を見下ろす風景の美しさにも定評があります。川沿いに建ち並ぶ煉瓦造りの建物に、教会と塔、川面に映る建物の影も美しさを応援しているかのようです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るタルン川の南側の高台に一際目立つ赤煉瓦の建物がサント・セシル大聖堂です。1282年、教会の威容を示す必要から、高さ40メートルもの壁を持つ要塞のような外観に造られたのですが、その西側中央の入り口にはとても繊細で美しいレースのような彫刻が施され、入る人々の目を釘付けにしています。
また、高さ78メートルの尖塔は町を見下ろすように聳えています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る繊細な入口の装飾を堪能して一歩中に入ると、そこは豪華で迫力ある装飾で埋め尽くされるサント・セシル大聖堂。15世紀に描かれたフランドル派の巨大なフレスコ画「最後の審判」には圧倒されるような迫力があり、主祭壇前に置かれた美しい檀にも見惚れてしまいます。
内陣と2階の宝物室に入れる共通券を利用して見学できる部分は、さらに目を見張る展示や装飾にお目にかかれます。壁いっぱいの繊細で美しい彫刻やステンドグラスの前で立ち尽くすばかり!時間があっという間に過ぎてしまうほど、見所満載の大聖堂です。
チケット売り場で日本語の音声ガイドも借りることができますので、是非ご利用くださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る大聖堂のすぐそばにあるトゥールーズ・ロートレック美術館は、もとはベルビ宮殿。1905年に県が所有する財産となり、市長がそこにアルビ博物館を設置したものです。
アルビ生まれで、自身の病気で辛い青春時代を送ったことのあるトゥールーズ・ロートレックは、作品には「ムーラン・ルージュ」などのポスターの名作も多く、ポスターを芸術の域にまで高めた功績のある画家です。彼が1901年に没し、1922年に彼の母親が市に作品群を寄贈したことによって、博物館はロートレック記念美術館となったのです。彼の作品はもちろん、少年時代の手紙や、落書き入りのラテン辞書も展示されています。
美しく手入れされた庭園には無料で入場でき、タルン河畔の風景と共に素晴らしい眺めが楽しめます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るサント・セシル大聖堂から東へ一筋入った旧市街の一角には、大きな市場が建っています。入口へは階段を上って行きましょう。
建物の中には種類豊富なお総菜屋さんが数軒、多種類のチーズやパン、オリーブ、肉、魚、果物、八百屋、ワイン…などの店が入り、カフェで寛ぐこともできます。下の階には大きなスーパーマーケットが入っていますので、この建物の中だけで必要な食材はすべて買いそろえることができます。
さらに下には、大きな駐車場完備。地元の人たちは大きなカートに山盛り買い込み、車に積みかえて帰っていきます。
鉄道駅はアルビの町の南西、バスターミナルは南東にあります。バスターミナルから発着するバスに乗って、近郊の町や村にお出かけするにはとても便利です。冬季は鉄道の代わりにバスが代替運行していますので、そのバスも駅を経由して終点がこのバスターミナルになっています。バスのルートと時刻検索については、メモのリンク先をご参照ください。
それでは、アルビでの素敵な時間をお過ごしくださいね。
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(2024/9/18更新)
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