昔から香港では、風水や開運祈願のできる寺院への参拝が盛んで、今もその習慣が根強く続いています。そんな香港人に最も厚く信仰されているのが、香港最大の道教寺院、「黄大仙」です。黄大仙は、1921年に中国の広州から移されたため、中国式で建築されています。
ご本尊の黄大仙は、「砂を万病に効く薬に変えられる術を仙人から伝授される」とあるように、参拝すると病気万病に効くと言われており、祈りを捧げ、お供え物を捧げる人が後を絶ちません。中には、日々の日課として黄大仙を訪れる参拝者もいるほどです!香港人の信仰パワーには圧倒されますね!
黄大仙でのお参りの仕方は、日本のそれとは大きく違います。ここで供えるお線香は、巨大なロケット花火を思わせるほどの大きさです(黄大仙の門の外や占い店で約10HK$で購入できます)。
一般的に、神様にお供えするお線香は3本ずつとなっていて、「天・地・人」この3つがひとつになると言う意味があります。「三拝、お祈り、三拝」の後にお線香を3本供えましょう!
本堂の「大雄宝殿」前は一番人が多く、巨大お線香からの煙が立ち込めています。ここは、「誠意を持って真心でお願いしたら、大したお供えがなくても必ず叶えてくれる」と言われがあります。感謝の気持ちと誠意を持って参拝しましょう!
本堂の前には、道教のシンボルカラーである、赤と黄色の鮮やかな提灯が空を飾り、異国情緒溢れる空間を楽しめます!そこで行われているのが、香港人や観光客から絶大な人気を誇る「筮竹占い」です。
香港人は占いが大好きで、不動産を購入するときも占い師に相談するほどだといいます。気になる恋愛・仕事・家庭・健康などから、賭け事の結果まで占うことは様々。願掛けの様子は、まさに真剣そのもの!
ぜひ、気迫溢れる香港人の間に混じって、「黄大仙式」本気の占いにチャレンジしてみて下さい。旅の貴重な経験になること間違い無しです!
筮竹占いをするには、竹棒が入った筒と紙とペンを本堂の右側の事務所で借ります(無料)。そして、本堂前のお線香の煙で竹の入った筒を清めます。
本堂前の広場に跪き、占いたいことを念じながら、その筒を丁寧に前後に振りましょう。すると、自然に選ばれたかのように1本の竹棒が出てきます。竹棒には番号が振られているので、そこに記されている番号と占いたい内容とセットで紙にメモしておきましょう!占いたい内容別に何回でも行えます。
その番号を持って、占い師のところへ行き、いよいよ鑑定してもらいます!
黄大仙と隣接しているのが、100名以上の占い師が1階2階にブースを連ねる大規模な占い横丁です。中国語が主流ですが、英語や日本語が話せる占い師もいるので安心です。
占いたいことを伝え、メモした竹棒の番号に対応したピンク色の紙でいよいよ占い開始です!(鑑定料は1件に付き20HK$〜40HK$ほど)
結果がドキドキですね!鑑定後、ピンクの紙はもらえますので、財布などに入れて大事に持ち帰りましょう。
いかがでしたか?「黄大仙」は由緒ある道教寺院ですが、参拝だけではなく、病の治療や占いの能力を持つパワースポットとしても有名です。また、占い横丁では、風水や手相など鑑定をしてもらえる店もあるので占い好きな方にもピッタリです!
黄大仙に来たからには、道教特有の世界観が作り出す、美しい景観もお楽しみください!
香港一のパワースポット「黄大仙」の占いが導く運勢とは…ぜひこの「筮竹占い」チャレンジすることをお勧めします!
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