ロングステイもオススメ!暮らすように旅したい南仏アヴィニヨンの見どころ

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ロングステイもオススメ!暮らすように旅したい南仏アヴィニヨンの見どころ

ロングステイもオススメ!暮らすように旅したい南仏アヴィニヨンの見どころ

更新日:2015/06/05 11:47

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

世界史にも登場する「法王庁」で有名なアヴィニヨンは、プロヴァンス地方の中心都市のひとつ。7月に約3週間開催される演劇祭は特に有名です。適度な大きさの町であるアヴィニヨンは、プロヴァンス旅行の拠点に便利です。今回はそんなアヴィニヨンの見どころをご紹介します。ぜひ連泊して、周辺のまちもじっくり観光するのはいかがでしょうか?

ド迫力の法王庁宮殿は必見!

ド迫力の法王庁宮殿は必見!

写真:小谷 雅緒

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「法王庁宮殿」は、アヴィニヨンに来たらまず一番に行くところでしょう。ごつい!デカい!「宮殿」という言葉が似つかわしくない法王庁宮殿は、まるで要塞のような雰囲気の外観です。これこそが、アヴィニヨンの歴史そのもの。ここでは歴史の詳細は省略しますが、現在人口約9万人程度の小都市が、かつてカトリックの中心地であったことは、信じがたい史実です。

入場すると内部は案外がらんとしています。残念ながら、歴史の変遷の中、調度品や内装は失われており、栄華を極めた時代を想像することは難しいかもしれません。しかし、入場料金に含まれる日本語オーディオガイドが秀逸で、丁寧に見学することができます。

また、夜のライトアップもすばらしいのでお見逃しなく。ただし、夏は21時過ぎてもまだ明るいため、アヴィニヨンの夜は、この町に滞在する人だけが楽しめる特権です。

*現在では「法王」ではなく「教皇」と表すことが正しいとされていますが、慣習に則り、ここでは「法王」と表します。

知名度の割にはシンプルなサン・べネゼ橋

知名度の割にはシンプルなサン・べネゼ橋

写真:小谷 雅緒

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童謡「アヴィニヨンの橋の上で」で知られるサン・べネゼ橋は、12世紀末に作られました。つまり、法王庁よりも古い建造物です。知名度の割にはシンプルな印象を受けます。まあ、城や博物館などではなく「橋」ですから・・。しかも、完璧な状態ではありません。

元々は対岸まで渡れましたが、ローヌ川の氾濫のため、破壊と修復が繰り返され、とうとう17世紀に修復は打ち切られました。現在、橋は対岸までありません。

橋の上に行くには有料ですが、せっかくここまで来たので、行ってみようかという気になります。ついでに、橋の上で踊ってみようか、なんて思う人も?こちらも日本語オーディオガイドが付いており、丁寧な説明を聞くことができます。

橋の上から眺める法王庁宮殿を含む城壁や旧市街は雰囲気があります。いずれにしても、城壁の外に出て、ローヌ川沿いから城壁を見てみることをおすすめします。

アヴィニヨンのトップシーズンは7月

アヴィニヨンのトップシーズンは7月

写真:小谷 雅緒

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7〜8月のプロヴァンス地方は、各地大小さまざまなイベントや祭りが開催され、ちょっとした空き地には移動遊園地が来るものです。アヴィニヨンでもローヌ川沿い、普段は広い駐車場でもバザールが開かれ、ペタンク大会が行われたり・・・。(写真)

演劇祭の頃は特ににぎやかで、演劇などのパフォーマンスを見る見ないを別にして、夏は人気シーズンです。演劇祭は演劇の他にダンス、トークライブ、音楽など、国内外の団体や演者が招待される本格的なイベントです。しかし、仏語によるパフォーマンスが多いため、一般の日本人旅行者向きとは言い難いです。それでも、演劇祭非公認(自主公演)も多く、この時期は大道芸人などの路上パフォーマーが何人・何組も、あらゆる場所でパフォーマンスを披露します。

町の中心部、市庁舎やオペラ劇場がある時計台広場は、普段からにぎやかです。テラス席を設けたカフェが立ち並び、メリーゴーラウンドがあたりを華やかにします。

*「ペタンク」はフランス発祥の球技で、カーリングのように、目標に向かって投げる球が相手より近いことを競います。

静と動のギャップが・・・。旧市街をぶらり散策

静と動のギャップが・・・。旧市街をぶらり散策

写真:小谷 雅緒

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アヴィニヨンの旧市街はぐるりと城壁に囲まれています。主な観光ポイントやショッピングポイントは、すべて徒歩で回れる広さです。在来線発着のアヴィニヨン・サントル駅またはバスターミナルからも、すべて歩けます。

そんなキラキラした雰囲気や、にぎやかな商店が連なるエリアも良いのですが、一歩裏通りに入ると、いつも変わらない静かな住宅街がひっそりと存在します。旧市街はどこを歩いても絵になります。

写真はタンチュリエ通り[Rue des Teinturiers]、特に絵になる場所です。仏語で染物屋を意味するこの通りは、かつて19世紀ごろ染物屋街でした。わずかに残る運河と数か所の水車が、当時を偲ばせます。水は今もきれいで、心地よい流音とプラタナス並木が雰囲気をアップさせます。

観光ルートから少々離れたこの通りは、ローカルムードがあります。

アヴィニヨンなら長期滞在も楽しめる

アヴィニヨンなら長期滞在も楽しめる

写真:小谷 雅緒

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3泊以上の滞在ならば、キッチン付きアパートメントホテルでの滞在はいかがでしょう?アヴィニヨンには大学や高等教育施設があり、主に学生をターゲットにした長期滞在用のアパートメントホテルがたくさんあります。写真に写りこむ建物はすべて経営が異なるアパートメントホテルです。(詳細はグーグルマップ上でご確認ください。)

このような宿泊施設では、スタッフが常駐しておらず、ホテルのようなサービスは期待できません。毎日の清掃やタオルの交換もなく、WIFIが最初のログインだけ無料といったところもあり、4〜5日以上の滞在はかえって損な場合もあります。

ただ、外食が高いフランスにおいて、自炊は相当に経済的です。実際には、備え付けの調理道具や食器も限られ、複雑な料理はできないかもしれません。それでも、スーパーの食材ですら、さすがフランス、内容も良くそれなりに食生活を楽しめます。

コインランドリー、またはベランダに洗濯物干しもあります。駐車場が無料のホテルも多く、旅のスタイルによってはおすすめです。

これらのホテルは最低2〜3泊以上でないと予約ができない場合がほとんどですし、買い込んだ食材や洗濯のことを考慮するにも、数泊以上が望ましいです。たいてい城壁外に位置していますが、とにかく節約にはなります。

観光もローカルムードも楽しめる

人口約9万人の適度な大きさの町のアヴィニヨンは、プロヴァンス観光の拠点に便利です。アパートメントホテル周辺にはスーパーが必ずあり便利。もちろん食料品以外、オシャレ系や雑貨系ショッピングも満足できるでしょう。

アヴィニヨン自体も観光地ですので、ホテルの数は少なくありません。観光が目的であれば、城壁内または城壁周辺のホテルがおすすめですが、演劇祭シーズンはホテルは常に満室、そして価格も高めになりますので注意しましょう。郊外のTGV駅周辺や、ドライブ旅行派には国道沿いのホテルは、駐車場も無料で価格も手ごろです。

観光、ショッピング、交通、そして治安も及第点とバランスが取れていて、都市部に比べれると比較的物価も安いことが、長期滞在に適している理由です。忙しいツアーよりも、ゆっくり個人旅行派にはおススメの滞在方法ですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/10−2015/04/15 訪問

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