写真:Hiroko Oji
地図を見るコルド・シュル・シエルは、アルビの町から出る707番のバスで約1時間の所にある村。到着数分前には車窓から、空に浮かぶようなコルド・シュル・シエルの姿にも出会えます。名前通りの「空の上のコルド」、向かいにある丘から見渡せますので、バス停背後の丘へ続く山道を上って行きましょう。
途中の山道からは木々の間からもその姿が見られ、ワクワク感が強まります。15分ほど歩いて到着する丘からは、ちょうど真向かいの海抜290メートルの丘に中世からの石造りの民家や邸宅がぎっしり建ち並んでいる姿に見惚れるばかり。民家の煙突から立ち上る煙にも風情が感じられます。しばし腰を下ろしてこの風景を楽しんでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るバス停前は広場になっていて、その奥に石畳の坂道が続いています。
石畳に一歩踏み入れた途端に、まるで中世の世界に迷い込んだかのような静まり返った石造りの民家が建ち並びます。石積みと木枠の組み合わせも素敵なお家の中からは物音ひとつ聞こえてきません。もしかして誰も住んでいないのかも?と思ってしまうほど・・・。
静まり返った通りを上って行くと、やがて、坂のてっぺんに見えてくるのが大時計のある石造りの門。振り返るとかなりの急傾斜の石畳を上ってきたことに気が付くでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見る村の頂上に近づくと、昔は城壁だったであろう石壁が城跡を囲んでいます。最も高い所で標高290メートル。そこからの眺めは、もう最高!緑いっぱいの斜面に統一された色合いの民家がちらほら見え、遥か彼方の緑の平原や山並みが見渡せます。葡萄畑に囲まれ、こんもりと盛り上がった丘や、平原にポツンポツンと散在する民家の眺めは長閑そのものです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る石畳のメインストリート沿いにはホテルやレストラン、カフェ、お土産物屋さん、インフォなどが並び、赤い看板も目に付く目抜き通り。フランスの食文化を代表するフォアグラの看板を掲げたレストランも数軒あります。村の中心地には市場として使用されていたホールや展望所、村役場、13世紀建造のサン・ミッシェル教会、立派な邸宅なども建ち並びます。
市場の井戸は深さが100メートル以上もあることでも有名で、反対側の坂道を下って行くと、石造りの西の門に到達します。この門からも周辺を見渡せるビューポイントになっていますので足を運んでみてください。端から端まで歩いても15分程度の小さな村ですが、かなり高低差があるので、歩き疲れたら展望所のベンチに座って眺望を楽しんだり、カフェで一休みするのもお薦めです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るコルド・シュル・シエルは、絵画、彫刻、版画、陶器、織物などアーティストたちのアトリエ巡りが楽しい村でもあります。小さな石造りの民家の1階で、ひたすら作品作りをしている姿に出会うこともあります。そばでじっとその作業を見せていただくのも、ついつい時間を忘れるひと時・・・。展示されている作品を見ながらお喋りをすることも、楽しい思い出となるかもしれません。
村の中には素敵な雰囲気のホテルもたくさんあります。日程に余裕があれば、朝夕の幻想的な風景に出会えるのを楽しみに宿泊なさることをお薦めします。ただ、大きな荷物を抱えて石畳を上り下りするのは大変ですので、ホテルに送迎をリクエストされることもお忘れなく。
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(2024/9/14更新)
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