ジャマ・エル・フナ広場(Djemaa el Fna)は、アラビア語で「死人の広場」というちょっぴりおどろおどろしい名前の広場。
かつては、公開処刑場なども置かれた広場で11世紀から交易の場として多くの人が集まる歴史ある広場です。
複雑に入り組んだスーク(市場)への入口ともなり、世界中から多くの観光客が訪れています。その賑わいは、昼から夜まで続き、夕方頃からの時間帯が最も活気あふれる場所となります。
広場を囲んでお土産物屋さんや郵便局、スークへと続く小径、カフェやレストランなどが並ぶこの広場。中では大道芸やご飯の食べられる屋台、CD屋さん、花屋さん、お土産物屋さんなどが並び、ふらふらと歩くだけでも楽しい場所です。
今日はそんなジャマ・エル・フナ市場を120パーセント楽しむ方法をご紹介します。
ジャマ・エル・フナ市場はわずか400m四方のエリアに昼間はスイーツやオレンジジュースなどが買える屋台、大道芸、お土産物屋さんなどがひしめきあうエリアです。
旅の間に不足しがちなビタミンを、絞りたてのオレンジジュースで補給することもできますし、ちょっと小腹が減ったら美味しいモロッコ菓子も買うことができます。
グルメスポットでもあると同時に、忘れてはならないのが、ここがマラケシュ随一の娯楽スポットということ。
昼間はヘビ使いのおじさんや、ペットボトルジュースを釣りのように引き当てる遊びなど、まるで日本のお祭りの型抜きや射的のような遊びや催し物がもりだくさん。
一体何が楽しいの?なんて思ってしまいそうな素朴なことものんびりと楽しむ姿が見られます。
手や足に、タトゥーのようにボディペイントが楽しめるヘナは1〜2週間ほどで自然と消えるため手軽に楽しめるオシャレのひとつ。
フナ市場では、ヘナタトゥーを描いてくれる女性が沢山います。
探し方はとても簡単!
市場の中で模様のノートを持って椅子に腰掛けている女性を探すだけ。
とにかく沢山いますので、他の人がヘナタトゥーを注文している様子をよく観察して、上手な人を探しましょう。
値段は30DH(ディラハム)程ですが、平気で10倍近い値段を吹っかけてきますから、他の人がいくら支払っているかもじーっと観察してみてください。
モロッコに住むベルベル人の伝統的な衣装を身にまとい、生演奏で踊りを披露してくれる大道芸もフナ市場の名物のひとつ。
エキゾチックな音楽と躍動感溢れるダンスを見れば、きっとあなたも「嗚呼モロッコに来たんだな... 」と実感するはず。
ベルベルダンサーたちはサービス精神も旺盛で、一緒に写真を撮ったり踊ったりしてくれますから、きっといい旅の思い出になるはずです。
ただし、見物客の人ごみにまぎれてスリも多発していますから、貴重品の管理は気を抜かないようにしてくださいね。
もっと深く音楽を知りたいなら、スークにはCDショップもいくつかあります。フナ市場でもCDを売る屋台があり、これかけて!とジェスチャーで伝えれば、大音量で流してくれるはず。
お土産としてCDを買いたい方は、CDのジャケットと中身が一致しないこともしばしばありますから、必ず試聴をしてから購入するようにしましょう。
フナ市場を取り囲むように、観光客向けのカフェも沢山出ています。
窓際の席や階数が高くなると値段も高くなるという仕組み。
休憩しながらフナ市場を上から見下ろしてみるのもなかなか楽しいものですよ。
もし夕方にカフェでひと休憩するなら、西側に面した席がおすすめ。
夕陽が沈む様子を広場の雑踏を聞きながらミントティー片手に眺めることができます。
いかがでしたか?
昼頃から人が集まりはじめ、夕方から夜にかけてにぎわうジャマ・エル・フナ市場。
おススメの時間帯は夕方から夜にかけて。
夜になるとおいしいご飯が食べられる屋台が立ちはじめ、モロッコ料理がよりどりみどり。夕方からふらふらと市場の中を散策し、スリなどに気をつけながら、夕ご飯を食べてみましょう!
毎日通っても飽きることのないフナ市場の魅力にきっとあなたもハマってしまうことでしょう。
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