「癒やしの散歩道 裕園」は、小林さんがたった一人で作り上げた公園です。
人気テレビ番組『ナニコレ珍百景』でも紹介されたこともあります。
道はきちんと舗装され、順路の案内板もわかりやすく、とても親切な作りになっています。
また、桜や紅葉が植えられており、四季折々の表情を見せてくれることで、地元の人から愛されている公園です!
この裕園の敷地、個人ではとても切り開こうと思わないほど広いです。
ではなぜ、小林さんは一人でこの裕園を作り上げたのか?
その理由は、日本各地を転々としていた小林さんの「故郷への恩返し」というシンプルでストレートなもの。
故郷への恩返しがしたいと思っていても、なかなか私財を投入してはできないもの。その思いにただただ脱帽です。
その思いを表すように、裕園の所々に感銘を受けた俳優さんやスポーツ選手の言葉や、小林さん自身の詩のレリーフが飾られています。
散歩道を歩く度に心が洗われるような気持ちになっていきます。
園内施設の「裕館」には、往年の映画のコレクションが多数展示してあります。
実は小林さんは東映の俊藤浩滋プロデューサーと交友があり、そのご縁から映画で使われた様々な貴重な道具を譲り受けたとのこと。
中には高倉健さんの映画コレクションなど貴重な展示も。往年の映画ファンはぜひ行ってみるしかありません!
裕園は平成11年に施工開始され、現段階でも立派な公園なのですが、15年経った今でも小林さんの製作は続いています。
そんな一途な小林さんの人柄に惹かれて、この裕園では演歌歌手など様々なアーティストの方が度々イベントや作品の展示を行っています。
最も目を惹くのは、岡山県のコンクリート職人である中山森造さん作の仁王像です。
中山森造さんは岡山県内に多く作品を作られており、有名な吉備津神社にある桃太郎像の制作者でもあります。
迫力がありながらも、どこか優しい表情をしている独特の作風は必見です!
一人で作り始め、気がつけばみんなから愛され支えられている裕園。ぜひ行ってみて、その魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
見どころの多い裕園ですが、私のイチオシポイントは展望台から望む田園風景です!
また、イベントが行われる日は飲食店や喫茶店が設けられるなど盛大に行われます。
ぜひ、行ってみてはいかがでしょうか?
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(2024/12/14更新)
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