ソーヌとローヌの合流地点にある「コンフリュアンス地区」。
ユニークで近代的な建物が集まるこの場所は、リヨンの新たな観光スポット。元は工場跡地で閑散としていたエリアですが、都市開発により2012年4月に新しいショッピングモール「コンフリュアンス」が完成。オープンと同時にソーヌ川上流の有名スポット2箇所を結ぶ水上バスの運航がスタートしました。
水上バス以外のアクセス方法としてトラムもありますが、あまり治安のよくないペラーシュ駅からトラムに乗って行くよりも、眺めのいい水上バスの移動がおすすめです。
ソーヌ川の上流サンポール駅から出発し、ベルクール広場の近くの乗り場で止まり、約30分でコンフリュアンスに到着します。
3つの乗り場は、リヨン観光案内所でもらえる無料観光マップにマークしてあります。船は毎時間1本、運転手と切符受付係のスタッフが迎えてくれます。
切符は予約なしで当日直接払い。
支払いは乗る時ではなく、乗船して船が出発してからスタッフがお客さんに声をかけてまわります。
天気のいい日はギュウギュウ詰で、全員乗り切れないほどの人気。2015年の夏から運航量を増やす予定だそうです。運航期間は4月〜12月、雨で川の水位が上がると運休することがあります。
小型蒸気船という意味の“ヴァポレット(Vaporetto)”。イタリアのヴェネツィアで運航されている水上バスと同じ名前です。エンジンと電気モーターの2つの動力源を持ち、環境に優しい船です。
船体は、ヴェネツィアとオランダの水の都で2年間調査したのち、フランス西部のナントで見つけたというおしゃれなモデル。船内は50年代のヨットのルックスを元に、高級列車の内装によく使われるチーク材の床に、世界三大銘木と呼ばれる紅褐色の「マカボニー材」の窓や座席がつやつやと美しく高級感があります。
定員90名、後方の席はすぐに埋まるのでお早めに。運転手さんの部屋の前にはテレビモニターが付いていて、前方の様子が映し出されています。
旧市街と半島の間にあるソーヌ川下り、旧市街側の窓からは観光名所の「フルヴィエール大聖堂」「サンジャン大聖堂」「裁判所」他、世界遺産リヨン歴史地区のカラフルな家々が見えます。
半島側は並木道とソーヌ川沿いをランニングしたり、犬の散歩したり、読書したり、ビールを片手に盛り上がるグループなどリヨンの日常風景が楽しめます。到着までに見かける木造の橋や建物は日本人アーティストの作品です。
水の上を移動する30分間は、まさにクルーズ気分。最後左に大きく曲がりコンフリュアンスの港に入るところで、ソーヌ川全体の景色が見えます。
到着したらオレンジのカエルがたくさんはりついたレストランや、オレンジのミモレットチーズと呼ばれる巨大なキューブ型建物ほか、ユニークなエコ住宅が立ち並ぶ川沿いを散歩してみましょう。ショッピングモールで買い物楽しんだ後は、2階テラスで港とソーヌ川の景色を眺めながら乾杯!
リヨンに来たなら、川沿い散歩かクルーズは欠かせません。
各国を巡る節約旅行でクルーズは難しいなという方も水上バスならワンコインでクルーズ気分を味わえます。
3コースから選べる「クルーズ」ではソーヌ川の上流巡りを、「水上バス」ではソーヌの川下りを楽しむという方法で2つとも乗ってみるのもいいですね。
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