写真:鮎川 キオラ
地図を見る吹割の滝では、毎年GW前に海開きならぬ「滝開き」があります。当日は神主さんと地元の関係者も参列し安全祈願祭が執り行われるのです。
まるで川床を引き裂いたかのように割れた巨石の間を、ごうごうと水しぶきをあげて清流が流れ落ちる様は、ただただ自然のパワーに圧倒されます。日本名瀑百選にも数えられており、新緑や紅葉シーズンには多くの方が訪れ、あちらこちらから歓声が。特に滝開きの春から初夏は、尾瀬の雪解け水がこの片品川に流れ込み水量を増すので、1年で1番迫力があります。地元のご年配の方の話ですと、昔は夏になると滝つぼに飛び込む遊びをしていたとか。なんて命知らずな遊びをするのだろうと思いましたが、川遊びをする夏頃には水量が飛び込めるくらいに減ってしまうとのこと。だからこそ、迫力を味わうなら断然5月に訪れることをお勧めします!!
写真:鮎川 キオラ
地図を見る吹割の滝の魅力のひとつは、余計な柵など一切ないありのままの自然を堪能できることです。その為、滝のすぐ近くまで見に行くことができます。写真は、展望台からの眺めですが、岩の上に白い線が見えますか?こちらが、「この先は危険」との目印になります。白線の内側で鑑賞しましょう。迫力とは常に危険と隣り合わせ、毎年何人かが落ちてしまうとか。
小さいお子さん連れの家族は、どうぞお子さんの手をしっかり握って歩いてくださいね。私も息子の手を気が付けばぎゅっと握りしめていました。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る柵などない川沿いの遊歩道の足元をもの凄い勢いで水が滝へと吸い込まれるように流れていきます。迫力がありすぎて、背筋がゾクゾクします。川がまるで生き物のようにさえ感じてしまうほど。
この川の流れは、今でも1年で約7cmほど上流へ岩肌を浸食しているそうです。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るこの吹割の滝を一躍有名にしたのは、2000年のNHK大河ドラマ「葵徳川三代」のオープニングでこの力強く、美しく、しなやかに流れる風景が放送されたことがきっかけです。その当時、NHKには「あの滝はどこの滝でしょうか?」との問い合わせが殺到したのだそうです。
ごうごうと流れる水の大音響、水しぶきから発生する大量のマイナスイオンは、癒しというよりは心身ともに浄化されてリフレッシュされます。ここの空気はひと味もふた味も違います!!その爽快さは、まさにパワースポット。
滝のある吹割渓谷(片品渓谷)は、長い年月をかけて浸食された岩壁や奇石も見どころのひとつとなります。その景観を堪能できる遊歩道は、1周約40分ほど。忘れられないほどの迫力の滝と新緑の森林浴ウォーキングをこの5月に楽しんでみませんか。
【吹割の滝】
群馬県沼田市追貝(沼田ICから約40分)
0278-56-2111 (沼田市利根町振興局)
入場料:無料
※お車でお越しの方は、周辺のお土産屋さんの駐車場をご利用下さい。無料と有料の場所がありますので、駐車前にご確認下さい。
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(2023/12/11更新)
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