写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る糸魚川と白馬を結ぶ国道148号線から、脇にそれて少し行けば姫川温泉があります。
鉄道では大糸線の平岩駅が最寄り駅になります。
姫川温泉は県境にあるため、長野県に2軒、新潟県に1軒のお宿があります。
「朝日荘」は長野県側にあるお宿。
温泉は数キロ先より引湯されています。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るこちらが「朝日荘」の外観です。
少々年季の入った建物ではありますが、温泉は建物の外観で判断するものではございません。
外観からは小さなお宿のように見えますが、こちらの外観が建物の上部になり、川に向かって下側へ建物があり、部屋数も27室。
また、内湯と露天風呂は別々にあり、内湯は建物内に、そして露天風呂は写真の左側の外階段を上がったところにあります。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る混浴の内湯に入ってまず驚くのが、まるで露天風呂のような雰囲気。
岩がむき出しになっています。そして天井は全面から太陽の明かりが燦々と入るように工夫されていて、とても明るく、開放感があります。
湯は無色透明ながら、白いひも状の湯の華が多量に舞っています。
香りはかすかに硫黄の香りを感じられます。
また、温泉が天井近くのパイプから打たせ湯のように掛け流されています。
浴槽の温度は40℃程度で、とても気持ち良いです。
泉質は以前の温泉分析表では「ナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩泉」となっていますが、最新のものでは「含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉」と変わっています。
これも温泉が自然の恵みの証であり、分析の時により温泉の成分の濃度が微妙に変わることに由来するのだと思われます。
そして、こちらの混浴の内湯ではバスタオルを巻いて入浴可能とのことですので、女性の方も安心です。また、女性専用の時間帯も設けられています。さらに別に女性専用の内湯もありますので、混浴が苦手な方はそちらをご利用下さいませ。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る露天風呂は前述しましたように、宿から一旦外へ出て、外部の階段を上った先にあります。
露天風呂は男女それぞれ分かれています。
暖簾をくぐると、簡易な脱衣所と木製の浴槽がひとつだけで洗い場は無し。とてもシンプルな造りですが、開放感抜群でとても気持ちが良いです。
まわりは山々に囲まれ、そして目の前には鉄橋が見えます。これが大糸線です。
大糸線の南小谷駅から糸魚川駅間は非電化区間のためディーゼルカーが走っています。また、とても本数が少なく、昼間は1〜2時間に1本程度ですので、露天風呂に浸かりながら走る列車を眺めたい方は、事前に列車の時刻をお調べ頂くのが賢明でしょう。
長野県、新潟県は温泉が多々ある地域です。
それゆえ、小さな温泉地はあまり知られていないためか、鄙びた温泉地が多々ありますが、姫川温泉もそのひとつ。
そんな姫川温泉の湯量はとても豊富で、宿の近くでは余った温泉を捨て流している光景が見られます。
温泉での贅沢とは何か・・・人それぞれ見解は異なるとは思いますが、新鮮な多量のかけ流しの湯に身を委ねれることこそ、贅沢な事ではないでしょうか。
姫川温泉はそんな贅沢を味わえる温泉だと思います。
姫川温泉 朝日荘
【泉質】含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉
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(2024/10/16更新)
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