写真:やま かづ
地図を見るタイでは「女房を質に入れても食べろ」と言われているほど、その味のとりこになっている人も多いドリアン。ニオイが強烈なのは有名なところですが、さらに値段が高い、そして栄養価も高いがカロリーも高いと、どれをとってもさましく「フルーツの王様」なんです。
しかし、初めてドリアンを目の前にすると、その生ごみを連想させるニオイのため、おいしさを発見するどころか、口元まで運ぶことさえためらわれます。
写真:やま かづ
地図を見るそんなドリアンですが、こと、ドリアンチップスとなると話は別です。
ドリアンチップスは薄切りしたドリアンを油で揚げ、軽く塩をまぶしただけのものなんですが、あの強烈なニオイを発している生ドリアンからは絶対に想像できないほどウマいんです。
スーパーマーケットの売り場を覗いてみると、そのおいしさと人気を裏づけるように、幾つかのメーカーからいろいろな種類のドリアンチップスが販売されています。
その味に魅了されたなら、買い物カゴいっぱいに大人買いしたいところですが、実はドリアンチップスは意外に高価なスナックで、スーパーマーケットで買っても1グラム=1バーツ(約4円)、100グラム入りなら400円程度となり、日本で買うポテトチップスの約4倍の値段となります。
写真:やま かづ
地図を見る各社からいろいろなドリアンチップスが販売されていますが、パッケージの大半はタイ語だけなので、なかなか即買いというわけにはいきません。そんな中で、比較的英語表記がされている商品が「Bee Fruits」のドリアンチップスです。ミツバチのイラストが目印ですけれども、ハチミツ味ではないのでご安心を。
ちなみに、ドリアンチップスには「SALTY(塩味)」と「SWEET(甘味)」の2種類がありますが、圧倒的に人気なのは「SALTY」で、主流は200グラム程度入った大袋の商品です。
写真:やま かづ
地図を見る最近では、コンビニエンスストアで50グラムや25グラムと、小袋に入ったものも並び始めました。これならドリアンチップス初心者でも安心してお試し買いできますし、ちょっとしたお土産にも使えますね。
写真:やま かづ
地図を見る「いただきます!」
生ではあんなに強烈なニオイを放つドリアンが奇跡の大変身!マジック!イリュージョン!アン・ビリーバブル!!
パリッとした食感とマカダミアナッツを思わせる香ばしさ、そして、口の中でほぐれるサツマイモのようなホクホク感もあります。また、薄くまぶされた塩がドリアン独自の甘みを包み込み、一口食べると、もう、やめられない!とまらない!
この奇跡の大変身、イリュージョンの秘密は、ドリアンを油で揚げた後、さらに臭みと油分を飛ばすためにオーブンでパリッとなるまで焼いているんだとか。見た目以上に手間がかかっていることに驚きです。
写真:やま かづ
地図を見るドリアンチップスが好きになってドリアンのおいしさに目覚めたあなた!幾ら好きになっても生ドリアンの取り扱いにはご注意を。飛行機への持ち込みはもちろん、ホテルや公共施設にドリアンを持ち込むことが禁止されていることが多いようです。
生ドリアンはやっぱり臭い!市場で売っているものをその場で皮をむいてもらって食べるのが一番です。
ちなみに生ドリアン、食べ過ぎたり、また、ビールと一緒に食べると健康を害すると言われています。胃の中でドリアンが過剰に発酵して大量のガスが発生するためです。
しかし、一人でドリアンを幾つも食べたり、ドリアンを酒の肴にするなんて日本人では考えられないので、とりあえずは心配無用ですね。
「フルーツの王様ドリアン」は強烈なニオイの王様、値段の王様、栄養価の王様、そして、もう一つ、スナックの王様でもありました。
「ドリアンが食べられなくてもドリアンチップスなら食べられる!」
ドリアンチップスを一度食べたことがある方なら、誰しもそう口をそろえます。
ドリアンがドリアンチップスに奇跡の大変身をするイリュージョン、あなたもタイで体験してみタイ?
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この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
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