写真:ザーカー 久美子
地図を見るブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)のある町・ブライスキャニオンシティ(Bryce Canyon City)は、ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)から北東へ、車で約4時間の距離にあります。アメリカ南西部・ユタ州の244番目の町として、2007年に誕生しました。
およそ100年前の1916年、ルーベン・C・シレット(Reuben C. Syrett)がブライスキャニオン観光の拠点として宿「ルビーズイン(Ruby’s Inn)」を建てたことから、町の歴史は始まります。人口200人ほどの小さな町には、絶景を目当てに毎年150万人が世界中から訪れます。
町の中心・メイン通り(Main Street)沿いには、スーパーマーケットや郵便局、レストランがあり、パステルピンクの景色まで1マイル(1.6km)の距離です。
通りまで歩いて数分の場所にあるホテルが、今回ご紹介する「ベストウェスタン・ブライスキャニオン・グランドホテル(Best Western Bryce Canyon Grand Hotel)」です。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るホテルは、メイン通りから一歩入った池のほとりに建っています。モダンな外観と異なり、山小屋風の温かみあるロビーが、旅人たちを歓迎してくれます。
朝食は、ロビーの奥にあるダイニングルーム「ミニーズキッチン(Minne’s Kitchen)」で。元気をしっかり蓄えて、トレッキングや乗馬へお出かけください。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る中庭には屋外プールがあり、全身を伸ばして、ゆったりリラックスできます。長距離ドライブやトレッキングの後は、露天風呂気分でジャグジーへ。旅の疲れが癒せますよ。
星の積もる夜、プールサイドのファイヤーピット(焚き火台)を囲めば、キャンプファイヤーの始まりです。火の爆ぜる音をBGMに、地ビールを堪能したり、世界中からやって来た人たちと旅の情報交換をしたり。思い出に残るステキな夜をお過ごしください。
※冬季には、屋外プールは閉鎖されますが、前述の「ルビーズイン」内にある屋内プールを使用できます。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る茶色で統一された落着きのある部屋は、清潔で十分な広さがあります。ブライスキャニオンの素晴らしい朝陽を見逃すことのないよう、ぐっすりとお休みください。
おススメの日の出スポットは、ブライスポイント(Bryce Point)。円形に広がる奇岩の森を見渡すことができます。太陽の上昇とともに変化する、光のパレットを鑑賞してくださいね。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るホテルは、国立公園内への無料シャトルバスのバス停(例年、5月初旬〜10月初旬運行)まで歩いて数分の場所にあります。バス停の向かいにあるスーパーマーケットでは、トレッキング用の水や食べ物が購入できます。
古城を思わせる自然の造形美・ブライスキャニオン国立公園は、2500mの高地にあります。印象的なパステルピンクと白の愛らしい色合いは、クラロン層(Claron Formation)と称する石灰岩で出来ており、空にそびえる尖塔は「フードゥー(Hoodoo)」と呼ばれています。
気温差の激しい環境が1年の半分以上を占めるブライスキャニオン。日中にとけた雪や氷が、岩壁の亀裂に染みこみ、夜、岩のなかで再び凍ります。水よりも体積を増した氷は、風船がわれるように内部から岩を砕き、壁に窓のような穴を開け、窓の天辺が崩れおちた後、芸術的なフードゥーを作りあげます。
国立公園内には、希少種のユタプレーリードッグなど70以上の哺乳類と200種を超える鳥たちが暮らしており、間近に観察できます。
トレッキングコースは歩きやすいように整備されているので、ぜひ谷へ降りてみてください。上から見るよりも、はるかに巨大なフードゥーに圧倒されますよ。
夏には、月明かりのフードゥーを歩く「フルムーンハイク(Full Moon Hikes)」や天体観測のイベント「ダークレンジャー(Dark Rangers)」が開催されます。夜の灯りは月と星だけ、という暗闇の谷から、銀色に揺らめく天の川が見られるかも。
冬には、クロスカントリースキーが楽しめます。詳しくは、国立公園内にあるビジターセンターへどうぞ。
奇岩の円形劇場・ブライスキャニオン国立公園の入口にある宿「ベストウェスタン・ブライスキャニオン・グランドホテル」から、感動的な景色に包まれてくださいね。
〈一旅一首〉
あさがおの異名は牽牛花(けんぎゅうか) 天の川のほとりで愛をひらいて
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(2023/11/29更新)
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