写真:結月 ここあ
地図を見る元赤坂にある迎賓館赤坂離宮は、紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に東宮御所として1909年に建設されました。設計したのは、日本近代建築の父と呼ばれ、鹿鳴館やニコライ堂などを手掛けたジョサイア・コンドルの弟子である建築家の片山東熊氏で、建設されてちょうど100年後の2009年には国宝に指定されるほどの高い評価を受けました。
しかし、あまりにも華やか過ぎて、住まいには不向きとのことで離宮となりました。
第二次世界大戦後は、皇室から国の持ち物となり今は国家元首や国賓を招いたりと、外交の場となっています。
これが正門で、中央には皇室をあらわす十六八重表菊紋も見られ格調の高さを感じます。
写真:結月 ここあ
地図を見る空港のようなセキュリティチェックを受けたら、胸に日本政府を現わす紋章「五三の桐」のバッチを付けてここから入場です。
内部は、残念ながら写真がNGとなっていますので、関連メモの迎賓館赤坂離宮写真集をクリックすると、頭の中がクラクラするくらいの煌びやかな世界をご覧いただけますよ。
公開されるお部屋は、彩鸞(さいらん)の間・花鳥の間・朝日の間・羽衣の間・中央階段と2階ホールとなっています。
晩餐会の招待客が国賓・公賓に謁見したり、条約・協定の調印式やインタビュー等にも使用されているのでTVでご覧頂いた方も多いのではないでしょうか。
装飾の細工のひとつひとつも素晴らしく、西洋建築の中にも和風が随所に取り込まれています。そんなところが世界のVIPにも人気があったようで、フランスのシラク大統領やエリザベス女王もお気に入りだったとか。
写真:結月 ここあ
地図を見るボランティアの方の丁寧な説明を受けながら各部屋を周ります。
あまりにゴージャスで、一般人には一生ご縁のないところだと感じました。内部を参観したあとは、主庭に出ます。
南に面した主庭は中央には噴水池や花壇などがあり、洋風建築ですが日本らしく松も配置されています。ここからの景観が美しく記念撮影がお勧めです。
写真:結月 ここあ
地図を見る主庭から正面へと周ります。
この玄関広場は、国賓の歓迎式の場でもありTVでも何度も見たことがありました。そんなところに立てるなんて夢のようです。
正面中央にはバルコニーのついた玄関があり、その上の緑青の屋根を眺めてみると、甲冑をかたどった青銅製彫刻や天球と鳳凰もあり日本らしさが、垣間見れます。
建築当初から耐震対策もしっかりとされていて、基礎に鉄道レールが4キロにも渡って使われていた為に、関東大震災でもびくともしなかったんですよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る本来の賓客の皆さまはこちらの正面中央ドアから入場します。
菊の紋章と五七の桐のレリーフは格調の高さを誇っています。
迎賓館の建物は、ヴェルサイユ宮殿やバッキンガム宮殿のようなネオバロック様式の西洋風宮殿建築で、日本における唯一のものです。
2016年4月から、通年の公開となった迎賓館赤坂離宮ですが、今回の公開から「和風別館〜遊心亭〜」も見学が可能になりました。
見学については、当日受け付け(先着)制と事前申し込み制とありますが詳しくは、下記メモのHPで確認してくださいね。
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(2024/4/19更新)
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