写真:Hiroko Oji
地図を見る南イタリアのシチリア島、パレルモ(Palermo)から列車で20分ほど、メッシーナ(Messina)からなら2時間半ほどでチェファル(Cefalu)駅に到着します。駅舎内にはシチリア島らしいタイル画が飾られ情緒のある建物、駅を出たら右方向に道なりに進むと中心地に出ます。
石畳のメインストリートや路地沿いにはぎっしりと石造りの建物が建ち並び、お土産物屋さんやレストラン、スウィーツのお店、カフェなどが入っています。路地端では、漁師さんが直に取ってきたお魚を売っている光景にも出会え、活気あふれる町並みに元気がもらえます。
中心地には存在感のある大聖堂がどっしりと構えています。内部はビザンチン時代の金色のモザイク画が一面に広がり、思わず見惚れてしまいます。隣の司教館の奥にある回廊にも足を運んでみてください。素晴らしい柱頭がずらりと並ぶ回廊は見ごたえありです。また、マンドラリスカ博物館も近くにありますので、お時間があればお寄りくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るチェファルの町には、広い砂浜海岸の部分と小さな浜の舟着き場の部分があります。
海岸の砂浜はとってもきれいで細かく、波も比較的穏やかなので、家族で楽しめる海水浴場になっています。砂浜に沿って続く遊歩道沿いには、ホテルやレストランが建ち並んでいます。
舟着き場の部分には防波堤があり、小舟の間を覗いてみると、澄み切った水の中を小魚が泳いでいるのに出会えます。時には漁師さんが家族そろって漁に使う網の修理や手入れをしている様子にもお目にかかれます。また、この小さな浜は『ニューシネマパラダイス』のロケ地となった浜でもあり、路地から浜への出口となるところでは、年代を感じる素敵な石のアーチが門として利用されています。。
海から眺めると、情緒ある美しい町並みに背後から迫る岩山の迫力!これぞ、チェファルの魅力です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る旧市街のガリバルディ広場近くにある路地を入り、石段を上って行くと、町の背後にある岩山の中腹に広がる遺跡群や頂上の城跡へと続くハイキングコースになっています。
入り口で入場料を支払い、お花畑の中に続くハイキングコースを上って行きましょう。目の前に急峻な岩山、下方には広い広いティレニア海、足元には可愛らしいお花たち!自然の恵みいっぱいの眺めを楽しみながら上るとやがて遺跡群のある中腹に辿り着きます。ここには、先史時代のディアナ神殿を始め、昔の住居跡や井戸、崖沿いには城壁や十字架も残されています。
更にお花畑の急な斜面を上っていくと、てっぺんの城跡に到着。土台しか残っていませんが、ここからは360度のパノラマが楽しめます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る岩山のてっぺんは、城壁と建物の土台のみしか残っていませんが、一面綺麗なお花で埋もれています。その城壁やお花畑からの眺めがまた素晴らしい!目の前のティレニア海、背後の山並み、チェファルの町並みと広い海岸、隣町やその向こうの岬まで見渡せ、しんどい目をして登ってきた甲斐があると大満足できます。しばし、何にもせずにここでゆっくり疲れを癒してくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見るガリバルディ広場からルッジェロ大通りを北の端まで進むと、小さな教会の奥にあるマルキアファーヴァ岬の稜堡(りょうほう=要塞の突角部)に出ます。このテラスからのティレニア海と大きな岩がゴロゴロした磯に打ち付ける波の風景はとても迫力があります。しばし眺めを楽しんだら、東へ進み、岩山の麓を大きく迂回する道路を進んで行きましょう。カーブの先から見えてくるのが港とその奥にあるカルーラ岬です。岬の先には廃墟となった城跡が残っているのが確認できます。
このカルーラ岬の風景が見えたところから先の町並みへは、あと10分くらい歩きます。さらに城の廃墟まではまたまた時間がかかりますので、時間と体力に余裕のある方はどうぞいらしてくださいね。
シチリア島といえばタオルミーナ(Taormina)の町と海岸が大人気ですが、このチェファルも引けを取らないくらい素敵なところです。
ティレニア海と背後の岩山の自然の中で、ゆったり素敵な滞在をお楽しみくださいね。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/4更新)
- 広告 -